2005年〜2007年前半の車両


2004年に各エンジンメーカーから超低PM(粒子状物質)排出ディーゼル車認定(国土交通省が定めた規格)仕様に対応した改良モデルが発売され、いすゞ車も2005年より改良モデルでの導入が始まりました。

また、2005年から日野大型車の購入を始めたことも特筆すべき点です。


 

(2008.02.17)
1604(旭)
1604号車(旭)

2006年後半に納車された、三菱ふそう製のワンステップバスです。

2006年に納車された三菱ふそう車では、屋根上エアコンユニットの仕様が変更されました。2005年以前の三菱ふそう車では屋根上のファンは左右3つずつの合計6つありましたが、この仕様変更により、ファンの数は左右2つずつの合計4つになりました。

 

(2007.09.17)
8751号車(綾瀬)
8751号車(綾瀬)

2007年2月に納車された、日産ディーゼル製のノンステップバスです。

相鉄のバスでは2001年にいすゞ、2002年に三菱ふそう製のノンステップバスを初めて導入しましたが、日産ディーゼル製については2000年以降長らくワンステップバスでの導入が続き、2007年2月に初めて導入される運びとなりました。

今回導入されたノンステップバスは、2005年より発売された尿素SCRシステムを搭載したものです。床面との差を縮めるために側面窓を少し下寄りに配置し、外観上でもワンステップバスとの違いを明確にしています。

 

(2007.05.04)
2701(旭)
2701号車(旭)

2007年2月に納車された、いすゞのノンステップバスです。

2006年に相鉄バス綾瀬営業所に導入されたいすゞノンステップバスとほぼ同一の仕様となっていますが、05年度国土交通省標準ノンステップバス仕様に準拠した緑色のステッカーが貼られるなど、微妙な差異が見られます。

また、納車当初は「バス共通カード取扱車」を示した別の緑色ステッカーが貼られていましたが、旭営業所では2007年3月にPASMOサービスに対応したため、この緑色ステッカーに関しては、「PASMO Suica ご利用いただけます」と表示された、桃色のステッカーに交換されました。

 

(2007.03.04)
2703(旭)
2703号車(旭)
(写真提供:若葉台バス情報センター様)

2007年2月に納車されたいすゞのワンステップバスです。

2007年導入分のいすゞ車では、前面行先表示の車椅子マークがスロープのない形状に変更されています。また、旭営業所の各車両に「速度60キロ制限車」を示すステッカーが新たに貼り付けられました。

 

(2007.02.18)
8756(綾瀬)
8756号車(綾瀬)

2007年2月に納車された、相鉄バス綾瀬営業所の日産ディーゼル大型ワンステップバスです。

日産ディーゼルでは2005年後半に尿素SCR装置を搭載し、排気ガス量を大幅に低減したバスが発売されたため、このタイプにあわせたバスとなっています。2003年〜2004年に投入された、綾瀬所属の西日本車体の日産ディーゼル車と比べて、下記のような違いが見受けられます。

 

(2006.09.22)
2602(綾瀬)
2602号車(綾瀬)

2006年9月に納車された、相鉄バス綾瀬営業所のいすゞ大型ノンステップバスです。

大型ノンステップバスは旭営業所を中心に配置されてきましたが、今年より綾瀬営業所にも配置され、これにより相鉄の全てのバス営業所に大型ノンステップバスが配置されるようになりました。もしノンステップバスが相鉄バスに導入される場合、車上の「Non Step Bus」と「相鉄バス」の表示をどう組み合わせるか、個人的に少々気になっていたのですが、写真のように一行にまとめて表示する形態となりました。

今回のノンステップバスはいすゞ「エルガ」・PM低減仕様車となります。また、最近投入されたノンステップ車については、中扉の開閉ブザーが変更され、開閉時にブザーに続き「ドアが閉まります(開きます)」というアナウンスも追加で流れます(北陸鉄道のバスで同様の設置例があるようです)。

綾瀬営業所のノンステップバスは、現状海老名駅発着の各路線(除く早川経由)にて運用されているようです。

 

(2006.02.26)
3601(横浜)
3601号車(横浜)
(2005.07.10)
3554号車(横浜)
3554号車(横浜)

2005年9月に納車された中型ノンステップバスです。93年式中型車の置き換えとして横浜営業所に納車され、浜4・浜5系統で活躍しています。

三菱ふそうの中型ノンステップバスが市場に出回り始めたのは2001年になりますが、その頃はエンジンルーパーが公式側、最後部窓の幅が狭い等の特徴がありました。2005年ごろにモデルチェンジが行わたのに伴いエンジンルーパー配置や窓割が変更され、相鉄に導入された車両はモデルチェンジが行われた直後のタイプとなります。

この中型ノンステップバスは、全12台が2005〜2006年にかけて3回に分けて納車されました。これらと置換えに、1993年から活躍していた中型車は全車引退となりました。

 

(2006.02.12:写真交換)
4551号車(旭)

2005年3月に納車されたワンステップバスです。いすゞ「エルガ」のワンステップバスと見た目は全く同じなのですが、社番が日野車を意味する4000番台になっていて、少々違和感を覚えます。

いすゞと日野がバス事業を分社統合することになり、完全に統合するまでの移行措置として、いすゞが製造しているバスモデルの一部を日野でも販売するような動き(逆もあり)が始まりました。エルガについては、「ブルーリボンII」というブランド名で日野による販売が始まりました。したがって、この車両は「ブルーリボンII」として納車され、4000番台の社番を付与されたことになります。

(2006.02.12)

写真を交換しました。

 

(2005.12.25)
2560号車(旭)
2560号車(旭)
(写真提供:若葉台バス情報センター様)

2005年11月に納車されたいすゞのワンステップバスです。

先行導入された2551、4551号車などと比べると、運転席脇手すりが色付きのものに変更されています。

 

(2005.09.29)
1558号車(横浜)
(写真提供:若葉台バス情報センター様)

2005年9月に納車された三菱ふそうのワンステップバスです。

この車両では、2005年3月に納車された車両と比べて運転席脇の手すりの色が茶色から橙色に変更されています。

 

(2005.02.27)
2551(旭)
2551号車(旭)

2005年2月に納車されたいすゞ「エルガ」ワンステップバスです。

2005年導入分より、いすゞ車については超低PM(粒子状物質)排出ディーゼル車認定(国土交通省が定めた規格)仕様で導入されるようになりました。

2004年式の車両と比べて、屋根上のエアコンユニットの形状が変更され、後部のエンジンルーパーが公式側から非公式側に移動しています。エンジンも1995年から採用されてきたV8エンジンではなく、直6ターボエンジンに変わったことも特徴のひとつです。

また、2006年1月に改正される運送用車両灯火器設置に関する規制に対応すべく、車体下部に反射板が設置されたことも特徴です。 


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