バスマスクの部屋No.4「新路線・新サービスPR編」

(2003.07.21:開設、2009.06.13:更新)


鉄道やバス事業者の新規路線、新規サービスPRを目的に、バスマスクが掲示されることがあります。


掲示時期

掲示時期に関してはばらつきが大きいです。

1週間程度のものもあれば、何ヶ月も掲示を続けている場合もあります。

 

バスマスクの写真

 

(2009.03.01:作成)
E731号車(東急バス)
路線バス利用促進PRマスク(エコライフ編)
(2009.06.13:追加)
ジェイ・アール北海道バス
路線バス利用促進PRマスク(がんばってます編)

2009年2月以降に掲示が始まった日本バス協会のバスマスクに関する写真です。

日本バス協会が路線バス利用の促進をPRするために作られました。作者が見た限り「公共交通でエコライフ バスをご利用ください」と書かれた物が一番多く出回っているように思いますが、他に「バス、がんばっています」、「バスはピンチです。バスをご利用ください。」というメッセージが書かれたバスマスクもあります。

日本バス協会が作成したバスマスクということで、北海道から九州・沖縄にかけて掲示されていますが、バス協会のホームページによると全国には約6万台路線バスが在籍しているため、全路線バスにこのバスマスクが掲示されているということはなさそうです。

「がんばってます」と「ピンチです」のPRは説得力を感じますが、「エコライフ」のPRは個人的に高速道路1000円乗り放題で運行に少なからず影響が出ている高速バスの方で行ったほうが良い気がします。

 

(2003.07.21:作成、2004.02.01:一部修正)
港南台駅〜羽田空港開業PR幕

 横浜地区の神奈中バスで掲示された「港南台駅〜羽田空港」のPR垂れ幕です。

「港南台駅〜羽田空港」は、2003年7月18日に開業した羽田空港への新規路線で、首都高速湾岸線・並木JCT経由で結ぶ今までにないルートとなっています。京浜急行バスと横浜神奈交バス(神奈中バスグループ)との共同運行となっています。

2003年7月中旬に掲示が始まり、2003年秋頃まで続きました。

 

(2004.02.01:作成)
みなとみらい線開業PR幕
みなとみらい線開業PR幕

2004年2月1日に横浜高速鉄道みなとみらい21線(通称:みなとみらい線)が開業し、横浜市営バスの一部の車両でこれをPRした垂れ幕が掲示されました。掲示対象となった車両は、みなとみらい線沿線に路線を有する浅間町、本牧、滝頭、磯子営業所の車両のようです。

余談ですが、みなとみらい線開業と引き換えに東横線の横浜〜桜木町(+横浜〜東白楽付近の地上線)が1月30日に廃線となり、開業や廃止前後の期間中実に非常に多くの鉄道ファンが東横線やみなとみらい線を訪れていました。

 

(2006.06.18:作成)
江ノ電高速バスPR
江ノ電高速バスPR幕

2006年3月より掲示されている、江ノ電バスが運行する深夜高速バスのPR幕です。

戸塚・大船・鎌倉・藤沢と京都・難波・堺を結ぶ路線として開業し、長期にわたってPRを続けています。首都圏〜関西圏を結ぶ深夜高速バスのバリエーションは多彩ですが、多くの路線は東京都心部と大阪都心部を結ぶ形態となっています。この路線のように、都心のベッドタウン間を発着する形態で新たな需要が生まれるか、今後の動向を見守りたいところです。

ちなみに、江ノ電バスでは2005年後半よりノンステップバスが本格的に投入されているようです。

 

(2007.03.25:作成)
PASMO
PASMOサービスPR幕

2007年3月18日より開始した、首都圏の私鉄・バスでのICカード乗車券サービス「PASMO」をPRする垂れ幕です。

PASMOサービス開始に伴い、かつて掲示されていた「バス共通カード取扱車」のステッカーが廃止され、正面には「PASMO」、側面には「PASMO・Suica・バス共通カード ご利用いただけます」のステッカーが代わりに貼られるようになりました(SuicaはJR東日本が提供しているICカード乗車券サービスです)。

また、一部のバス事業者ではPASMOサービスの対応状況を識別させる目的からか、前面に「PASMO ご利用いただけます」の垂れ幕を追加で装着しています。写真は都営バスでの例ですが、周辺のバス事業者全てがPASMOに対応するまで掲示を続けるのか、掲示時期を個人的には少々気にしています。

 

(2008.10.23:作成)
PASMOサービスPR幕(2008年版)

「PASMO」をPRするバスマスクは、サービスを開始すれば所属のバス車両全てに必ず掛けられるため、一部の地域ではPASMOのバスマスクを付けたバスであふれ返ることもありましたが、2008年に入るとバスマスクのない車両が少しずつ出てくるようになりました。

しかし、2008年4月になると再度写真のように、一回り小さい新たな「PASMO」バスマスクの掲示が再開されるようになりました。このバスマスクでは新たにJR東日本のIC乗車券「Suica」も使ってくださいというPRが追加されています。

2009年に入り、日本バス協会やオリンピック招致等のバスマスクが新規製作された影響で、2009年前半には全て取り外されました。

 

(2009.01.10:作成)
ちばレインボーバス262号車
PASMOサービスPR幕(2009年版)

2009年前半は日本バス協会やオリンピック招致等のバスマスクが多くのバスに掲示されましたが、2009年9月よりPASMOのバス利用特典サービスをPRするバスマスクの掲示が続いています。掲示された地域は一都五県(東京、神奈川、埼玉、千葉、山梨東部、静岡東部)と広範囲にわたっているのを確認しています。

2010年8月以降、ほぼ全てのバス事業者でバス共通カードの利用が停止されることが公表されましたが、PASMOのバス特はバス共通カードが有していた割引サービスの一部を引き継いだサービスですので、真相は定かではありませんが、作者的にはこのバスマスク掲示を通じてバス共通カードからの移行を促しているのではないかと推測しています。


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