C1400L活用術

偏光(PL)フィルタを使う

偏光フィルター(以下PLフィルタ)を使うと、どんな事が起こるのか!
これは、常用フィルタの一種なのですが、
非常に効果の大きいフィルタです。
光の反射を制御し、大変役に立ちます。
C1400Lの様な「一眼レフ」のカメラに用いるので、
是非使ってみて欲しいです。

これが偏光(PL)フィルタです
HAKUBA製(55mm)
4000円程度
C1400Lに装着した所
ステップアップリングを介して取り付ける
先端がグルグル回転するので、
効果が大きい所をファインダーで覗いて見つける


C1400Lのネジ込み径は43mmなので、
カメラ屋で売られている汎用品は使えません。
そこで、オリンパスから出ているステップアップリング(定価1500円)を介して装着します。
これで、55mm径のフィルタ各種を使えるようになります。

それでは、どんな効果があったのかを実際の画像と共に解説します。

以下の写真はすべて「C1400L」で撮影しました。

PLフィルタ無し

PLフィルタ効果

こちら側はフィルタ無しの写真
水面が光の反射を起こしている
PLフィルタの効果で
全く別物の様に反射が消えている
たった1枚のフィルタの効果だ


葉っぱに注目して欲しい
光の反射で白っぽくなってしまっている

反射が消えるので
黄緑色の葉がしっかり見える


空の色
曇った様に写っている

本来の空の色よりも「蒼く」なった
雲が有るとハッキリ見える様になる

窓ガラスに注目!
斜めから撮っているので
反射した風景も写り込んでいる
全く同じ様に撮ったが
PLフィルタの効果で完全に反射がとれた


どうですか!
見事効果が出ています。
フィルムカメラの専門誌を見ていると参考になりますが、
ネイチャーフォトの風景写真で、木々の光の反射を抑える目的に使われたり、
ショーウィンドウや、ビルの窓、水面の光の反射を抑えています。
また、マクロ撮影時に使う活用法も有ります。
効果が大きいので、使って見てください

「空と雲への効果編」は
こちらをクリック!

デジタルカメラにおける
「偏光(PL)フィルター」の活用は
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98/04/19
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