C-2000ZOOM 活用術

コンバージョンレンズアダプター
「CLA−1」
使用レポート!


え?
コンバージョンレンズアダプターって何!?
それはですねー
コレです(笑)

カメラ用語で言うなら俗称「ステップアップリング」ですが、
形としては「アダプター」って呼ぶ意味が分かるような機具です。
これを装着するとレンズの前に各種フィルター類が取り付けられます。

これはC−2000ZOOM専用に作られ、
また4月8日のカメラ本体と同時に「オプション」として発売されました。

オリンパス
キャメディア C−2000ZOOM用
コンバージョンレンズアダプター
CLA−1
定価 2000円


装着の様子



C−2000ZOOMのレンズ部には
ネジ込みの溝がある。

径は41mm

ここへ装着する、、のであるが実は奥が深い。

C−2000ZOOMは電源スイッチを入れると
左の写真の様にレンズ部がかなり前にせり出す。

よーく写真を見て頂ければ分かるが、
「ネジ込み部分」はレンズ先端には無く
レンズ1段目にあたるボディー部にあるのだ。

つまり、通常のカメラに使われる。
「ステップアップリング」だと
カメラの電源スイッチを入れた瞬間にレンズが
前に出てくるために取り付けることが出来ない。

これを解決するために胴型の
「コンバージョンレンズアダプター」
(以下CLA−1とする)
になったわけだ。

言葉で説明しても分かりづらいと思う。

左の写真がそのCLA−1を装着したところ。

カメラの電源が入っていない状態である。
ラッパのような物がレンズ部に付いていると思えばよい。

なお、CLA-1を装着すると、ステップアップリングの役目もする為、フィルター径は

41mm→43mm

となります。



これはカメラの電源を入れ、
レンズ部が出てきた状態。

C−2000ZOOMでは広角・望遠を問わず、
電源が入るとレンズ部がここまで前に出る。

もしもCLA−1ではなかったら
レンズが前に出ないし破損の恐れもあるのだ。

なのでCLA−1は必需品だぞ!

面白い話でこの様なレンズが前に出るタイプに
富士のDS−300があるのだが、
あのカメラはレンズ先端にネジ込みが有ったため
重いフィルターを取り付けた人がレンズ部分を
ポキッと折ってしまったそうだ。

C2000ZOOMの場合はこの心配はない。

ちなみにこれがステップアップリング。

実はですね、これも必要になってきます。

それはCLA−1が43mm径である為、
一般的なフィルター径である55mmに
アップしてやる必要があるからだ。

勿論前述の通りこのステップアップリングは
カメラ本体に取り付けるのではなく、
CLA−1を取り付けた後その先端にくっつける。

43→55mmのステップアップリングは
C1400シリーズ用としてオリンパスから出ている。

詳細は以前のレポートを参照されたい。


各種フィルターを取り付けてみる

銀塩カメラ用に売られている偏向(PL)フィルター
同様に減光(ND)フィルター等も取り付けられる。


RAYNOXのクローズアップレンズを装着。

これはC1400L用に購入して有ったもの。

このRAYNOXのみCLA−1に直に付ける事が出来
ステップアップリングはいらない。

このマクロコンバーターを使ったレポートは
こちらをクリック!

C−1400シリーズ用の
マクロレンズを取り付ける。

このレンズはC−2000ZOOM用として
オリンパス公式の物。

うーん、カメラが小さいので不釣り合いな関係!?

リングフラッシュも取り付けられたぞ!
これだけ応用範囲が広いとこれからが楽しみだ。

リングフラッシュの実験レポートは
こちらをクリック!
テレコンバーターを装着した図。

この例ではビデオカメラ用の物を取り付けてみた。
レポートはこちら


CLA−1の重さは14グラム
軽いんですが、形からしてかさばります。
また、使わないときは安全のためにカメラから外した方が良いでしょう。

今後これらのレンズ・フィルター類を使ったレポートも随時報告します。

99/04/08
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