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Team-teachingの課題
Updated: 98/10/25



東松山市では現在5名のAETがいる。アメリカ、カナダ、南アフリカから来ている。

JETプログラムとして3年以内の契約である。夏に来日し、夏休み前に帰国する。住居等は市が負担している。給料もでるし、交通費も支給されている。月額で一般大卒の給料程度はもらっている。

勤務体制は週休完全2日制、週に20校時以内、1日4時間以内。すなわち月〜金までの勤務は授業で4時間、4時以降は退勤なのである。行事への参加は本人のボランティアとされている。授業以外はほとんどが授業の準備である。そして、GameやCommunication活動をCreateしている。

どうであろうか?上記の勤務は優遇されているだろうか?

私は優遇されていると思う。不況のさなかにたとえ高額な賃金でなくても、余暇と考え合わせれば優遇されている。しかも、週計画や授業計画案はJTEが中心であり、週計画は毎週のように英語科主任(私)がつくる。以前AETに週計画(いつどこのクラスでT-Tをやるか)を頼んだことがあったが、快く引き受けてくれるAETもいれば、まったく無関心で渡された計画に意見(?)をたくさん述べるAETもいる。

(現在のAETのことではありません)中には酒気帯び状態でT-TをやってしまうAETや、友人の日本人から買ってもらったという車を乗り回してアフター5を楽しむAET、やたら女性に囲まれて飲みに行くAET、休みの多いAETと多彩である。決まって彼らは再来日して、私立校や英会話学校で働いている。少なくとも私の出会ったAETのほとんどはよほどの日本好きらしく(?)、その大半がJET古くはEFの後、日本で働いているのである。

 最大の問題点は、AETが日本のEFL環境を誰からも教えられることなく、気軽にそして自国流もしくはESL流でT-Tをやっていこうとしていることである。"When in Rome do as Romans do"は日本には適応されないらしい、しかも、JTEのほうで気を使って合わせていかなければならないらしい。そして、それはJTEにとって多大な負担である。AETがFollowしてくれるのが筋であろう。しかし、負担としかならないのであれば何のためのT-Tか分からない。当の生徒側もOne-shotのような新鮮さは1学期間くらいであり、その後はそのAETの人間性によるところが大きい。AETが来てもかつてのような新鮮さや驚きは生徒側に無いのである。「Gameができて楽しい」ことが最大の生徒側の喜びであり、それは外国語習得とほぼ無縁の世界である。

 問題点としては上記の他に、教科書との進度の関係がある。「教科書から離れた楽しい授業」は毎回であってはならないし、親の方でもそれは望んでいない。理想は理想として、現実のNeedsとして親も生徒も教科書を進めて欲しいのであればやむを得ない、教科書中心の授業になる。そしてその場合、REGULARとして配置されたAETでも各クラス毎になれば、週1回あれば良いほうでゼロの場合もあるというのにたまに来て「教科書こなす」のでは「もったいない」とよく言われる。そこでGameを中心としたCommunication活動ということになる。とてもではないが、全校で24クラスもある本校でRegular-visitなどと言ったら「うそ」である。

 

 私は良く理解できないのだが、どうしてSalaryを受けているProに気をつかわなければならないのか?

欧米文化圏AETを特別視、特権階級扱いしている環境全体こそがまずは改められなければならない「日本人の欧米趣向(至上)主義的偏見」なのではないかと常日ごろ思っている。なんでも彼らの主張は通るのである(常識の範囲で)。一方でJTEや他の日本人教師が12時間労働以上であくせく仕事をしている。

 教科書を使って文法を理解させて、文型を運用させ、さらに英文で表現させ、Communciation活動させることは、GameをCreateすることよりも数段難しい。

 Gameをやって生徒が騒いで面白がることと、授業がわかって充実する喜びとはまったく違う。後者は地道な努力を要し将来に生きて働くが、前者はのこるものがあまり無い。

英語という教科だけなぜ"GAME"なのだろうか?他教科関連の叫ばれる今日、なぜ英語だけなのだろう?

 

 AETとJTEの打ち合わせの時間が確保されていない。

T-Tは二人で行われるのであり、二人の指導案をMixするなり折衷案を出すなりして協同的な話合いがなされなければならないのに対し、現実はほとんどAETのGame的活動で終わる。教科書はまず使わない。打ち合わせの時間は確かに確保されなければならないのだが、現実は休み時間でも生徒指導に追われた学校では巡回指導等で忙しい。AETが休み時間でもJTEはほぼ満杯状態なのであり、話し合いよりも一休みしたいのである。私も個人的には、担任をしており休み時間にゆっくり休めた記憶があまりない。教員ひとりひとりの状況によって違うが、中学校で生徒指導が厳しい学校(荒廃した学校)ではまず、空き時間0だろう。保健室やら体育館やらでエスケープ生徒や問題行動の有る生徒を指導しなければならない。給食も指導である。「いただきます!」から「ごちそうさま!」までが一連の指導なのであり、その片付け方にいたっては気を使う。片付け方の悪いクラス等はすべてその担任に一言いえば済むのである。担任がその責任(?)において生徒を指導するのである。

 AET側に空き時間があってもJTE側にあまり空き時間が無く、打ち合わせの時間が確保されていない。そして打ち合わせができないとすべてJTEの責任になるのである。

 

続く.......

 


 

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