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◆◆STORY◆◆ 超高性能ビーム砲を搭載する人工衛星グレイザー1がテロリストによって奪われてしまった、彼らはロッキー山脈を走る列車グランド・コンチネンタルを乗っ取りその1車両を司令室に改造して衛星を支配していたのだった。米国防総省をそのビーム兵器で破壊しようとするテロリスト集団、そしてその地下には原子炉があり、原子炉が破壊されると東海岸300万人の命が奪われてしまうのだ。 列車はロッキー山脈のダークテリトリーをひた走り政府はお手上げの状態に陥ってしまった。 唯一の頼みは姪と旅行中この列車に居合わせたコック、ケイシー・ライバックだった、彼は乗客と東海岸の300万人を救うことができるか。 本当の意味での「沈黙シリーズ第2弾」です、今回もケイシー・ライバックが大暴れしてくれます。 ametaroはスティーヴン・セガールの作品の中でこの「暴走特急」が1番のお気に入りでチョット私情が入ると思いますがお許し下さい。 このシリーズの前作では戦艦ミズーリがシー・ジャックされ、艦載されているトマホーク(核弾頭付き)が恐怖の対象となっています、さて今回はというとさらにスケールアップして人工衛星グレイザー1を乗っ取ってしまい、衛星に搭載されている超高性能ビーム砲が恐怖の対象になっています。 おまけにこの人工衛星の開発をしていたのがCIAで、中止された計画をCIAがこっそり進めていたという設定でまたまた悪者CIAというところですか。 そしてここで登場するのがCIAのトム・ブレイカー君です、前作沈黙の戦艦ではその「嫌な奴」ぶりを(全て責任はライバックに押し付け自分の責任を回避しようとしてましたね)発揮していましたが今回も「嫌な奴」は健在で再登場です。 国防総省の地下にある原子炉がグレイザー1に狙われた時、自分の家族にだけワシントンを離れるようこっそり連絡するこの男こそ、パナマ事件の時に出鱈目な情報を送りケイシー・ライバックに張り倒された(痛そう)情報部の士官ではなかろうかと勝手に想像しているのですが、ちょっと飛躍しすぎですか(是非続編でこの辺をハッキリして欲しいな)。 今回の演出は沈黙の戦艦の時ほどしっかりしているとはいえないのですが、ケイシー・ライバックの魅力をたっぷり引き出す演出を中心に作っていると思います、それは「圧倒的な強さ」ですね。 また、敵役は頭脳派と肉体派の2人トラヴィス・デイン(エリック・ボゴシアン)とペン(エヴェレット・マッギル)の個性的な役者を揃えているのですが、沈黙の戦艦のトミー・リー・ジョーンズほどインパクトがありませんでした、彼らを生かしきれなかったのは少しもったいなかったと思います(せっかく良い役者をそろえたのに)。 pippiがぼそっと言った言葉が「空を飛ばないスーパーマンだね」です、確かにケイシー・ライバックの強さはだんだん超人的になってきて、ライフルで肩口を撃たれ弾が貫通しても「撃たれたうちに入らない」と平気な顔をしているところなどまさにその通りです。 また、パンフレットの解説にこんな事が書いてありました「列車が暴走しているのではない、セガールが一番暴走しているんだ」、たしかにその通りですね「暴走セガール」思わず納得してしまいました。 最後ペンとナイフでのアクションシーンが沈黙の戦艦の時と同じくあるのですが、相変わらず見事でした。 客席で戦った後、列車内の台所に場所を移してのアクションでベンが包丁、ライバックが素手での戦いになったのですがライバックにとっては武器をもっていても素手でも全然関係ないんですね、赤子の手をひねる様にあっさり倒してしまいました。 そこでライバックが一言「台所では負けないぞ!」、いいえ、あんたはどこでも負けません(笑)。 色々書きましたが、個人的にこの作品はスティーヴン・セガールの作品では1番好きだしセガールアクションが1番満喫できると思います(肩で風を切りながら敵を倒していきます)。観た事がない人は是非是非ごらん下さい。 最後に一言。 サラ・ライバック役のキャサリン・ヘイグルはかわいいですね、ちょっとお気に入りです。 |