− 椎名千里さんへ突撃!! −


椎名千里さん


 新松戸DLLアカデミーの椎名千里さんに突撃取材しました。 椎名さんは、ご存知のとおり、98年3月にスイスで行われたジュニアチ ャンピオンシリーズに出場し、5位という成績を収めました。
 そこで、大会の印象なども聞いてみるべく、さっそく突撃取材しました。

−ジュニアファイナル5位ということで、お疲れさまでした。 感想を聞かせて下さい。

 ジュニアファイナルは、今までの試合と違って、公式練習のときにもジャッジの方が 見ていて、そこで基礎点が決められるようなんです。だから、練習なんだけど、ミスが できなくてすごく緊張しました。そのせいか、SPのときは、なんだか試合という感じ がしなかったです。フリーのときは、自分では緊張していないつもりだったんですが、 後から聞いたら、固くなっていたと言われました。
 それから、バスのなかでキャンデロロの先生と一緒になれたことが印象に残っていま す。

−スケートを始めたのは何歳のときですか?

6歳のときです。

−きっかけは?

 母が、ジャネットリンのころからフィギュアスケートのファンで、 ダイエーで買い物に来るたびに、その帰りに私を連れてスケートを 見に来ていたんです。それを見ているうちに、やりたくなって教室 に入れてもらったのがきっかけです。

−1日のスケジュールはどんな風に過ごすんですか?

 朝は大体5時に起きます。軽くご飯を食べて、6時からの朝練に 行きます。朝練は7時に終わるので、着替えるために家に戻ってか ら学校に行きます。学校が終わったら、家に帰って6時からの夕練 に出ます。夕練が9時半に終わるので、家に帰って、寝るのは大体 11:30から0:30くらいになります。

−授業中に眠くなりませんか?

 眠くなるときがあるんですけど、席が一番前なので、先生が恐く て眠れませんでした。(笑)

−ところで、小さい頃はお父さんがスケ−トに反対だったということで すが…。

 はい。だから、朝の練習に行くときも、父が起きないように、小 さな目覚ましを布団の中にいれておいて、自分で起きて、こっそり隠れ て行っていたこともありました。

−よく自分で起きられましたね。

 緊張しているので、目覚ましのベルがピッと1回なるだけで、す ぐ目が覚めるんですよ。(笑)

−今も反対されているんですか?

 反対していたときは大会を見にもきてくれませんでしたが、全日 本に出場してからは、むしろ応援してくれるようになりました。


−思い出に残っている試合はありますか?

 96年に出た全日本ジュニア選手権と、97年の東日本ジュニア選手権です。全日本は やはり初めて出たので、とても印象に残っています。また、東日本はノーミスで演技がで きたので、とても嬉しかったです。

−コスチュームはどうしているのですか?

 いろいろで、大会用は頼んで作ってもらったり、前の選手からお 下がりをもらったりすることもあります。練習着は母に作ってもら うこともあります。

−お気に入りのコスチュームはありますか?

 もう着れなくなりましたが、以前DLLにいた福屋優子さんから もらったコスチュームがお気に入りで、ずーっと着ていました。

(’97年ソフィアカップ3位のトロフィ)

−何かダイエットみたいなことはしているんですか?

 できるだけ脂っこいものは食べないようにしています。たとえば、 皆が焼き肉を食べているときでも、私だけしゃぶしゃぶにしてもら ったりしています。それから、夜遅くはできるだけ食べないように しています。

−でも、夜遅くまで練習ですから、お腹が空くでしょ?

 夕食は大体5時頃に食べるので、お腹は空くんですが、帰ってか ら食べるときでも、ほんの少しにしています。それに、お風呂に入ってすぐ寝 てしまえば平気ですよ。(笑)

−スケートの毎日でしょうが、他に趣味はありますか?

 水泳が好きです。泳ぐ時間はせいぜい日曜日ぐらいですが、両親 に、近くにある温泉に連れて行ってもらって、そこにある温水プー ルで泳いでいます。それから最近、クラリネットが好きになって、 近くの土手に行って、一人で練習しています。

−将来は何になりたいですか?

 プロのアイスショーに出るか、スケートの先生になりたいです。

−好きな選手は誰ですか?

 カタリナ・ビット選手です。それも昔のでなく、今のビット選手 が好きです。滑りがきれいで、一生懸命なところが好きですね。

−最後に、これからの目標はなんですか?

 世界選手権に出ることと、ソルトレークオリンピックに出ること を目標にがんばりたいと思っています。

−どうもありがとうございました。

練習中の椎名さん

(着ているジャージは、実はあの本田君から貰ったものだとのこと。)


 インタビュー中も終始ニコニコとしていて、スケートが楽しくて仕方 がないという椎名さんでした。



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