*私の好きな本* 1
タンゲくん              福音館書店
片山 健
ある日突然わたしのうちにやって来た猫。片方の眼がけがでつぶれているその猫に、お父さんはタンゲくんという名前をつけました。わたしはタンゲくんがだいすき。「タンゲくんはわたしの猫だよね」と言うと、タンゲくんは「カ、カ、」と変な声でないて、すっとそとへでていってしまいます。
片山健の絵本って大抵なんでも好きなのだけれどこれはその中でも特別。友達ってこうゆうものだよねぇ。絵本なので"わたし"の家族についてのことは細かくは説明されていないのだが、一見ダイナミックに見えるその"絵"が実はとっても細かくっていろいろ想像出来ちゃって楽しいのだ。片山健さんの本で他にスーパーお勧めなのが「どんどんどんどん」(文研出版刊)。これもすごいよ。
はるにれ              福音館書店
姉崎 一馬
これは姉崎一馬さんという写真家の方による写真絵本。一本の"はるにれ"の木を季節や時間を変えて撮り続けたものなのだが、これが素晴らしいのだよ。もうねぇ、この本がが子供向けの絵本だっつー時点ですごいよ。確か幼稚園経由で毎月買っていた"こどものとも"の絵本だった。こどものともは今でも大切にとってあります。もちろん、弟の分もね。というか、あまりに子供の頃の私には衝撃的だったらしく、未だに毎月本屋さんでチェックしています。気に入ったらもちろん買っちゃってます。ちなみに私の友人は、自分の子供に買っていた。。。
みんなのかお           福音館書店
さとうあきら/写真  とだきょうこ/文
ひゃ〜、福音館書店3連発。別に福音館の回し者じゃあありません。やっぱり幼きころに"こどものとも"でかなりすり込まれているようである。
これもまた写真絵本なんだけれど、ちょっと面白いんだよ。例えばゴリラだったら日本各地のいろんな動物園のゴリラ達の顔だけがずらーっと並んでいるのだ。ゴリラの他にはラクダとかバクとかキリンとか、その他もろもろ24種類の動物達の顔だらけの写真絵本なのです。ほんっとにこれは楽しい!!だって人間と同じように、みんな顔が違うんだもの!やたらラブリーな徳山市立動物園のレッサーパンダとか、やたらおっさんくさい東武動物公園のカンガルーとか、どう見てもバカボンのパパにそっくりな盛岡市動物公園のカワウソとか。ちなみに表紙は等身大(等顔大?)のウォンバット君。これも何が何だかわからなくて、びっくり。
絵本の世界110人のイラストレーターvol1.vol2    福音館書店
堀内 誠一 編
やたらと大きく重いこの本を、私は本屋で見た瞬間に2巻抱えてレジに向かっていました。これは絵本創世記から現在までの110人の絵本作家(イラストレーター)が紹介されているのだが、すべて原本から新たに製版したとのこと。重さだけのことはある。中身の濃さといったら、すごいのだ。これを見て絵本は子供だけのものじゃあないなぁと認識した。だから、頼むからやたらファンシーな絵柄でインチキくさいお話を子供向けに出版するのはやめて欲しいんだよねぇ。

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