*私の好きな映画* | |||
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花嫁はエイリアン *My stepmother is an alien* | |||
監督*撮影 | |||
リチャード・ペンジャミン リチャード・クライン | |||
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ダン・エイクロイド キム・ベイシンガー ジョン・ロビッツ | |||
宇宙工学研究所に勤めるスティーブは、5年前に最愛の妻を亡くしてから研究一筋に生きてきた。ある日彼は実験に失敗し、異常ビームを放ったことから92光年隔てたある惑星が絶滅の危機に。そのピンチを救うために美しい女性エイリアンが地球にやって来た。そうとは知らず彼女に出会ったスティーブは一目ぼれし、妻としてむかえたのだ。しかし13歳になる娘に継母はエイリアンであることを見抜かれてしまう。 あまりのバカバカしさに度肝を抜かれるこの作品。もともとコメディアンのエイクロイドはともかくキム・ベイシンガーはねぇ、本当にこんなことやっちゃうわけ?って演技を連発してくれて、もう笑える笑える。大体さぁ「花嫁はエイリアン」なんてタイトルからしてアホっぽいものね。タイトルに負けない内容になっています。ただこの映画が単なるお間抜け映画で終わらないのは(それでも充分なんだけれどさ)、往年の名画シーンがちょこちょこといろんなところに登場するのだ。これもまた楽しめます。ちなみにこの映画はジュリエット・ルイスのデビュー作なのだ。 |
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オール・オブ・ミー 突然半身が女に! *All of me* | |||
監督*制作 | |||
カール・ライナー | |||
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スティーブ・マーチン リリー・トムリン ヴィクトリア・テナント | |||
ジャズマニアの弁護士、ロジャーの体にエドウィンという女性の霊魂が突然憑依。右半身の自由をエドウィンに奪われてしまった男に数々の災難が巻き起こる奇想天外なコメディ映画。 スティーブ・マーチンの主演映画は多いけれど、私が一番好きなのはこれ。(次に好きなのはリトルショップホラーズ)。これもまた何回見ているか数えきれないほどのお気に入り映画なのだ。なにしろこの映画でのマーチンはすごい!!特撮もなにも使わずに演技で半身男性、半身女性を演じちゃっていて、それがおかしいのなんのって!歩き方とかトイレの入り方とか、なにしろ笑える笑える笑える。もう、すごすぎ。あまりの芸達者ぶりに涙が出るよ。霊が憑依して半身が女になっちゃうってストーリーの馬鹿馬鹿しさからしてもうすごいんだけれどね。既にかなり笑えるんだけれどね。いやーなご令嬢役のリリ・トムリンも良かったよ。ラストでタイトルにもなっているAll of meに合わせて踊るシーンがまた良いのだ。 マーチンは多才な人で、まあいろんな事をやっているのだが、実はカーペンターズの曲の詩を書いたりもしているのだ。「愛しのロクサーヌ」で詩を褒められるシーンでのマーチンの「昔、カーペンターズの詩も書いた」というセリフはマジなんですね。 |
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パルーカヴィル *Palookaville* | |||
監督*脚本*原作 | |||
アラン・テイラー デビッド・エプスタイン イタロ・カルヴィーノ |
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ビンセント・ギャロ フランシス・マクドーマンド ウィリアム・フォーサイス アダム・トレーズ キム・ディケンズ | |||
ラス、シド、ジェリーの三人組はお金もない、仕事もない、だがそれぞれ愛すべきところのある心優しい男たち。まじめに働いてもらちがあかない日々にうんざりした彼らは、一獲千金を狙って宝石強盗を企てる。計画も下見もバッチリ。それなのに、何故か押し入った先は宝石店の隣のパン屋さんだった・・・。しかし懲りない彼らは、早速翌朝にコーヒーショップで反省会を開き、次なるターゲットをさがし始めるのだが。 パルーカとは昔っからあるスラングで"どうしょうもない""おまぬけな"という意味。それに町を指すヴィルがついて、この映画のタイトルは"おとぼけ横丁"といったところ?本作は無名のアラン・テイラー監督を一気に世界の注目株に押し上げた作品。 なんの予備知識もなく見てしまった本作。見ながらびっくり驚いたのは、な〜んとこの映画の原作者は私の愛するイタロ・カルヴィーノ様ではないこと?ちょっと誰か教えてよ〜。全然知らなかったじゃーん。もうびっくりしたのなんのって、ちょっと奥さんっ聞いてよって感じ。 それにしても笑えるのは冒頭。壁に穴を開けて押し入る先は計画では宝石店だった。しかし目の前に広がる光景は何故かパン屋さん。それなのになーぜか甘党のひとりは、甘いパンをむしゃむしゃ食べだして逃げ遅れる始末。そんな彼らがギャングなんてできるわけないじゃんね。 何しろ人が良すぎる。本物のピストルは人を傷つけるから嫌だって、ベタベタのおもちゃをつかったりして。自分が食べるものがなくても愛する二匹の犬の面倒はちゃーんとみてたり。現金輸送車の運転手が運転中に発作をおこしているところを助けちゃうしね。かわりに現金輸送してあげちゃうしね。なにしろ呑気すぎなのだよ、彼らは。 ドタバタではなくさらっとしたコメディ映画なので、見終わった後もすっきり爽快。でもいつまでも心に残ってしまうのだ。 |