出産秘話 2001年12月


初回交配日からすると予定日は1日過ぎている
2回目交配日からすれば今日にでも出産日
おとといから、巣作り行動も目立ち始めている。
陣痛かと我々が気をもみ半徹夜状態が2日続いた。

出産する日は食事を摂らない子が多いらしいが
プリンは朝食・夕食共に少し口にした程度。
18時過ぎからは息づかいも荒く陣痛の始まりのようであった。

強い力みがいったいいつ来るのか分からず一緒に産箱に入ったりして励ましたりお腹を撫でたりと。
23時過ぎ破水 いよいよと思っていたが力む様子なし
心配になり0時過ぎ電話で問い合わせてみる。
破水しても中のどろっとした羊水が出ていなければ大丈夫で
これからでも長時間になることもあるとのことで
パパは1時間だけ横になることに、55分位してから出血と胎児の頭が見えてきた。
急いでパパを起こすとほぼ同時に第1子出産。2時頃のことであった。

しかし第1子は羊膜は破れての出産
ぴくりとも動かず
動いてよ・・・泣いてよっ!! 心の中で叫んだ

唇の色は紫色、臍の尾を切り羊水を吸い体を吹いて
ドライヤーで暖めながらマッサージ・・・・「泣いて!動け!泣いて!動いて!!」
体動・産声はまったくなし
さらに逆さまに振って羊水を出して、マッサージの継続
時間はあっという間に20分・・・30分と経っていく
二人して交わす言葉はなし 何も言わずしても異変はお互い感じ取っていた
泣きたかった でも
泣きじゃくる時間の余裕は我々にはなかった
次の出産も迫ってくる 安全と取り上げてあげないと

第1子をタオルに来るんで横で寝かせた。
性別は女の仔 体重580グラム フレーズ・顔立ち・体格とも綺麗な仔である。

第2子の出産もさしかかる・・・・
再び力み出してきた
第2子出産の力み
3度・・4度と力み プリンも少しうごめいていた
胎児が覗き出すと一気に出産
2時45分第2子出産 
何も教えずして母プリンが羊膜を破り、臍の尾を噛みちぎる
元気に手足を動かし、ピーピーと威勢のいい産声を上げていた
性別は男の仔 体重700グラムと超ビッグ
我々も安堵の気持ちが少しはわいた

臍の尾を縛り、産湯に浸けてタオルとドライヤーで乾かす
初乳を与えて小さめの電気マット入り産箱へと
第3子の出産を待つことに
寝ていた息子たちを起こして様子を見させることにした

長時間に及ぶと母体への心配もあったので
次の力みが早めに来ないかと思っていたが少し時間があいたようであった

次に力みだしたのが1時間少し経ってから、
力み出した お腹がぎゅーうっと何度かへこんでは元通り
3・4回力むと、スムースに出産
4時15分第3子出産

胎盤は食べさせないことにして取り上げて、羊膜は母プリンが破り、
臍の尾はママがハサミで切ることにした
ちょっと小さめの女の子 産湯に浸けて乾かした後に体重測定
性別は女の仔 体重420グラム 
少し小さめであるがフレーズはしっかりしていて、元気はつらつ

パパはプリンを濡れタオルで綺麗に拭いて
ママは仔プリンにミルクを与える
息子たちを寝かせて

プリンの表情は安らぎが表れ、もう終わったよって言いたげだった
レントゲン通り 陰には隠れていないようである
プリン初出産 2001年12月 深夜未明 プリンは母となる
夜はまだ明けようとはしていなかった

           仔プリンに戻る

           トップページに戻る