入院日記

3月30日:

朝,11時頃,昭ちゃんのオムツを交換している時,体温がいつもより高いと感じ,測ってみたら”37.4℃”です.今日の気温が高いので,昭ちゃんのお布団を薄いものにして,様子を見ることにしました.
午後1時,もう一度体温を測って見ました.37.8℃でした.保母をしているお友達に電話をしたら,
『ゆるいお湯でお風呂を入れてみて,一応38℃になると熱が出ていると言い,もし,心配なら,病院へ行った方がいい』のアドバイスでした.
お風呂へ入ってミルクを飲まして30分後に体温を測ってみましたら,”37.9℃”でした.急いで,病院へ連れ込みました.先生が風邪っぽく見えますが,念のために一度尿検査した方が確かと言われました.早速,昭ちゃんのちんこに小さい袋を付けようと思って,オムツを開けたら,もう2回おしっこをしていました.『これからまたおしっこするのかな?』と考えながら,静かに一時間ほど待っていました.そろそろ診察時間が終了なので,先生に『まだおしっこしていないけど,どうしましょう?』と声をかけていました.先生は『もちろん,風邪として様子見でもいいけど,念のためおしっこの検査をした方が安心です』と再度勧められていました.15分後やっと昭ちゃんはおしっこしました.結果が出るまで20分待ちでした.
残念ながらの結果がでました.いろいろな数値は正常の範囲内ではないので,ただの風邪ではなく,”尿路感染症”と疑われました.だから,即入院の手続きをしました.私はその結果を聞き,涙が止まらなくなりました.

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3月31日:

一般の病室ではないので,一日二回各30分のみお見舞いできます.それぞれ朝10:30&19:00です.
朝,早速一人で行って来ました.昭ちゃんは静かにベッドで寝ています.私は静かに椅子に座って,昭ちゃんの様子を見ていました.その時,先生が来て昭ちゃんの状況を説明してくれました.今のところは”尿路感染症”と判明しました.どこまで感染したかまたはっきり説明できませんと言われました.昭ちゃんは私が離れるまでずっと寝ていました.きっと疲れているでしょうね.
私が離れる前に看護さんに”昭ちゃんの食欲,寝様子”を聞いてみました.異常なかったのようです.そして,安心して家に戻りました.
夜,病室の外でもう昭ちゃんがデカイ声で泣いているのを聞こえました.病室に入ったら,看護さんが『先,オムツを交換していたら,泣き出しています』と言っていました.そして,看護さんは昭ちゃんを私に渡しました.いつもおしゃぶりを吸わない昭ちゃんなのに一所懸命吸っていました.きっとお腹が空いているでしょうね.私は看護さんに『よかったら,ミルクをくれたら,私が飲ましますよ』と依頼しました.昭ちゃんはすごくお腹が空いているように急いで飲んでいました.あっという間に150CCを飲み切りました.そして,昭ちゃんは私のことを覚えるように私に向かってニコニコ笑い,ずっと私を見つめました.その時,私は昭ちゃんに”ここで頑張ってね.何日後にパパも来るよ.その時,一緒に連れて帰るよ”と声をかけました.昭ちゃんは何にも反応なく,ただ私を見つめ続いていました.小さい手に点滴を打っている昭ちゃんを見て,できるなら,代わってあげたいくらい心が痛み,私の涙が無意識に流れてきました.
昭ちゃんはすごくいい子で私を見ていました.そして,面会時間が終わりました.

病室にいる昭ちゃんです.
いろいろな測定装置がセットされ,点滴を打ち続いている昭ちゃんです.
静かに寝ているいます.
お腹が空きすぎ,急いでミルクを飲んでいます.
ずっと私を見つめている昭ちゃんです.


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4月1日:
朝10時半前に病院に着きました.時間になったら早速病室に入りました.昭ちゃんは大人しく寝ています.私はきのうのように側に座り,静かに見つめていました.その時,医者が来ました.昭ちゃんは今2種の抗生剤をしていて昭ちゃんに対してどのような効果があるか,あすに分かります.もし,二種ともよい効果が得られるならば最も有効の一種のみ使用したいと説明しています.昭ちゃんがもうすこし体調が安定してから尿が膀胱から腎臓の方へ逆流しているかを調べると話していました.もし,逆流されていないなら,大した問題にはなりません.万が一逆流されているならば......これからが大変です.まだ調べていないけど,私は『逆流していない,逆流していない』と祈っています.
夜,家族全員(兄貴を除き)病院へ行きました.一回は二名しか入れないので,私だけ30分中にいますが,家族らは一名ずつ交代して入っています.
昭ちゃんは伏せたまま寝ていました.私が入ってからすぐ起き,泣いていました.きっとお腹が空いているでしょうね.看護さんはすぐミルクを作って来て,私に渡しました.なぜ,昭ちゃんは飲みながら泣いていました.(飲みたいけど...)看護さんに言ったら,昭ちゃんのお腹に空気が貯まっていると考えて,昭ちゃんがげっぷするまで軽く背中を叩いたら,なんと昭ちゃんはゴクゴクと180CCのミルクを飲み切りました.昭ちゃんは昨日みたいに泣いていなかった,だから私もすこし安心しました.

今日も大人しく寝ている昭ちゃんです.
看護さんに昭ちゃんの頭が左側に向けるように依頼したので,昭ちゃんの背中に大きい毛布を置き,左に向けるようにしています.
お腹が空いて泣いている昭ちゃんです.
ミルクを飲んでご機嫌の昭ちゃんです.


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4月2日:
病室の外から昭ちゃんが叫んでいる声を聞こえました.急いで入室したら,医者が昭ちゃんの血管を捜して,点滴を打ち直しているのようです(三日間一度).医者が『今,使用している二種の抗生剤が一種だけ効果があるので,これから一種のみ使用する』と説明していました.そして,あす,一番重要な膀胱造影(CGUV)を行います.これは麻酔なしで行うことなので,痛みが想像できます.わが子は一ヶ月しか経ていないので,こうな痛みを耐えなければいけないと考えると母親としては言葉が出ないほど苦しみます.でも,私は同意書にサインをしました.今日の午後,小児心臓科の先生が小ちゃんの心雑音を診査するので,結果はあすに説明すると話していました.予想しているように『貧血によって酸素を運ぶ時,心臓の負担をかかり過ぎたによるもの』と私はずっと祈っています.
夜,病室へ行った時,ちょうど先生がいたので,急いで先生に心臓の結果を聞きました.『貧血によるものなので,来月まで鉄を補給しながら様子を見ましょう』という結果でした.『よかった,よかった』と神様に感謝します.残りの問題はあすの膀胱造影(CGUV)の結果ですね.『大したことではない』と私は信じたい,祈ります.....

PS.膀胱造影:おちんちんの先から膀胱まで管を入れて、その管から造影剤を流し込むのです.膀胱に造影剤が入った時点でレントゲンを撮りながら膀胱に溜まってるオシッコの流れを調べるのです

医者らが血管を探している時,昭ちゃんは痛みを我慢できず,叫んでいました.
やっと点滴の設定を完了して,私の胸の中に泣きながら眠りに入りました.
いつもこの時間帯は『ミルクをくれ!』と暴れているのに,今日は大人しく寝ていました.
昭ちゃんは目が覚めて,『ミルクの時間だよ,僕,お腹が空いたよ.早くくれよ』と暴れ始まりました.


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4月3日:
今日,10時40分に行う膀胱造影(CGUV)予定ですが,別の病人がお時間が掛かり過ぎて,私らは11時20分になってしまいました.私が病院に着く前に医者&看護婦らはすでに昭ちゃんのおちんちんに観察する管を差し込んでいました.時間になりましたら,看護婦さんは私と共にレントゲンを撮る場所へ移動し,レントゲンの担当医に渡しました.担当医は昭ちゃんのタオル&オムツを外して,管に注射器を差込,私に『始まったと聞いたら,注射器内の液を注入するようにゆっくり押してください.もちろん,昭ちゃんに暴れないように声を掛けてね』と指示されました.スタートになって,私は指示の通りにゆっくり注射器を押し,昭ちゃんに『昭ちゃんはいい子だよ.すぐ終わるよ.痛くないよ...』話し続けていました.注射器が押し終わったら,マイクから担当医が『昭ちゃんがおしっこを出すように口ベルを出して』と次の指示をもらいました.私は昭ちゃんに『シ〜シ〜シ〜シ〜,おしっこ』という音を出しました.担当医から『協力度100%です』と褒められました.前後5分くらいで終わりました.そして,私は昭ちゃんを看護婦さんに渡し,病室の外で結果を待たされていました.話によると膀胱造影(CGUV)が一番痛いのは管を入れる時&取る時です.でも,この二つの時間帯は私がすべて外されていました(多分,大勢の母親は見ていられないと思う).だから,一番大変な時,昭ちゃんはずっと一人で頑張っていまして,可哀想....でも,よく頑張りましたと思っています.
30分後,結果が出ました.『非常にありがたくて,今回はただの膀胱炎です.逆流の現象がなくて,昭ちゃんの体調も回復しているので,あと二日間ほど観察してから退院できる.家に戻ってから決まった時間に飲むタイプの抗生剤を服用したら,もう大丈夫』と説明されました.それを聞いて私はほっとしました.
夜,私と母親はまたお見舞えへ行きました.ちょうど昭ちゃんがお腹が空いて泣いていました.私らが着いたら看護婦さんは私らに180CCのミルクを作ってくれました.昭ちゃんは前日より顔色がよくなり,私らにじろじろを見る以外に私らと遊びたくなり,ニコニコを笑っていました.昭ちゃんはまだ口を開けて喋ることができないけど,きっと前日の痛みなどがなくなり,体調がよくなっているに違いないと私は思います.今夜,私はやっとゆっくり寝れるでしょうね.

まだ寝ている昭ちゃんです.
おちんちんに管を差し込まれて,CGUV室へ出発しています.
久しぶりに昭ちゃんをだっこした母親です.
私のことを覚えているようにずっと私を見つめています.
体調が回復をして,ご機嫌の昭ちゃんです.


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4月4日:

午前中,お見舞いの時間帯に行ったら,昭ちゃんは気持ちがよくずっと寝ていました.私は静かに昭ちゃんの側に座って見つめていました.看護婦さんに昭ちゃんの体調などを聞いたら,『食欲があり(180CC),お腹が空く以外にあまり暴れたりをしません』と言っていました.先生も来て『今,もう体調が回復しているので,抗生剤は七日間が1コースなので,来週の月曜日に退院できる』と説明していました.確かに昭ちゃんの顔色がよくなっています.
夜,いつもの時間帯に行きました.私らが着いたら,寝ていた昭ちゃんはすぐ起き,『あっあっあ〜』と暴れ始まりました.私は看護婦さんにミルクをもらって,昭ちゃんに飲ましました.あっという間に150CCを飲み切って,私&母親に向かってニコニコ笑い,私らと遊びたい顔をしていました.きっと体調がよくなっているでしょうね.よかった,よかった!!

気持ちがよさそうに寝ています.
また抗生剤&点滴を打っています.
ミルクを飲むのをやめて,私らと遊びたがっています.
楽しそうな昭ちゃんです.

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4月5日:

午前中のお見舞いは昭ちゃんがずっと寝ています.でも,点滴は右腕から左腕に変わりました.看護婦さんに聞いたら三日間一度交換するという規定があります.きっと血管を捜している時,昭ちゃんはまたなかり泣いていたでしょう.
夜,両親と旦那と一緒に行きました.二名ずつと決まっていましたが,看護婦さんは日本から来た旦那を見て大目に見てくれまして,母親と私と旦那は面会の時間が終わるまで3人同時に入れてくれました.昭ちゃんは私らを見て喜んでミルクも飲まずに私らと遊びたがっていました.母親は昭ちゃんを旦那に渡しました.昭ちゃんは見覚えるようにずっと旦那を見つめていました.『この人は知っている』の顔をして,ニコニコを笑っていました.旦那も大喜びになりました.『昭ちゃんって可愛い』と言っていました.やっぱり血が繋がっているって気持ちまで伝わることですね.

また,寝ています.
私らと遊びたがってミルクを飲むのをやめていました.
久しぶりにパパにだっこしてもらっています.
パパを見つめている表情って可愛い〜.

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4月6日:

午前,病室に入ったら,なぜか昭ちゃんのベッドが変なビニ袋に被られていました.近づいたら,寝ている赤ちゃんは昭ちゃんではないことが気がつきまして,近くのベッドに寝ている赤ちゃんを覗いたら,知らない子がばかりで,ちょっと焦っちゃいました(あす,退院する予定なのに,一体何を起こったか?).よく探したら,近くの赤ちゃんは風邪を引いているので,昭ちゃんは離れた場所に移されていました.見つかった時,昭ちゃんは静かに寝ていました.
日本から友達がやって来たので,夜,お見舞いの時間を遅れて,着いたとき残り5分しか面会できず,あまり昭ちゃんと話せませんでした.病室から離れる時,ちょうど昭ちゃんが泣き出して,看護婦さんに『もう,ミルクが欲しがっていますよ』と声を掛け,病室を出ました.

今日も静かに寝ていました.
ちょっと寝ぼけています.
日本からやって来たパパが昭ちゃんを見つめています.
ミルクを欲しがっている昭ちゃんです.


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4月7日:
午前,9時半頃,病院から退院の連絡が入りました.昭ちゃんのお洋服を持って急いで,迎えに行きました.一週間ぶりやっと家に戻れました.今回,何か原因か分からないけど,一応無事に治ってよかった.昭ちゃんの病気がはっきりするまで,私は夜も寝れないほど心配していました.毎回,病院で泣いている昭ちゃんを見ると,私も泣いてしまいました.できなら,代わってあげたい気持ちでいっぱいでした.
これから,二度と入院しないようにいろいろ気をつけましょう.



帰宅記念撮影


家族写真