![]() | 茨城県 権現平古墳群 その1(新治郡玉里村/現・小美玉市) |
玉里総合文化センター・コスモスの東南にある権現平古墳群。 きれいに整備保存されていて、散策向きです。 |
![]() | 説明板。測量図や周囲の古墳の分布図が欲しい。これでも旧玉里村内の古墳としては最もよく整備された古墳。1996年に史跡整備のための発掘調査が行われた。 |
![]() 西から。造り出しや陪塚らしきものを備え、複数の主体部を持ち、周溝を含めれば120m超の村内最大の古墳である。一見保存状態が良く見えるが残念ながら埋葬施設はほとんど破壊されていて痕跡程度しか残されていない。周囲に数基の墳丘状遺構があるが古墳とは確認されていない。 |
![]() | 後円部頂から前方部。後円部頂は削平され攪乱が甚だしく、箱式石棺らしき雲母片岩の石材片と白色粘土粒が検出されたのみ。前方部のくびれ部寄り右側が造り出し部で付近から土器片や埴輪片が集中して発見されている。このうち須恵器筒形器台は東日本では珍品である。 |
前方部頂から後円部。前方部頂からは大刀と鉄鏃が見つかっている。木棺に添えられていたと考えられるが直上に三角点があったため痕跡もうかがえないほど破壊されていた。横穴式主体部を想定して墳丘側面も調べたが存在は確認できなかったとのこと。 | ![]() |
![]() | 後円部頂から南西方向。中央は8号墳(推定方墳8m)。その右は説明板。水面は霞ヶ浦高浜入り。墳裾から8号墳の間が周溝ということになる。 |
前方部から南東。林の中に右から9、10、6号墳が並んでいる。南側には1、2、3、4号墳があったがほぼ消失。 | ![]() |