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1.学習の意義
「学習をする」とは、知識や技能を詰め込むことではない。
心理学では、「経験によって行動が変容する」ことを「学習」といい、
「うちに隠されていたものが現れてくる」ことを「発達」という。
経験によって新しい反応様式を獲得したり、自らの能力を高めたり、
認知構造を改変したりすることはすべて学習であり、学習による発達である。
これまでは、肉体的な成熟や社会的地位の向上意欲が発達の原動力であった。
肉体的に衰退し、これまでの社会的役割から離脱するなど、エイジングの現象が
顕著になる高齢期では、学習が自己を変え発達を可能にしていく原動力となる。
2.知力・知恵と生きる力
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