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健康と家計は生活の基盤部分をなすものであり、生きがい作りの前提であり手段である。
しかし、高齢期になると老化現象がより顕著に現れるため「健康」そのものが生きがいと
なり、目的となる度合いが多くなる。
健康だけが生きがいだという人も見かけるようになる。
加齢と共に、その傾向が強まることも事実である。
健康は社会生活を営む上での社会的な健康という概念で捉えたい。
身体の健康は衰えても、心の健康は発展させることが出来る。
広く捉えると健康自体を目標とするという生き方も一つの生き方だと思う。
しかし、健康という概念だけで生きがいや幸福を規定するには限界がある。
生活の幅は広く、奥行きも深い。やりたいことは沢山ある。楽しむための目標は多い。
この意味で、健康はそれ自体が目標であると同時に、他の目標の為の手段である。
他の活動をすることが健康増進や精神の安定に結びついていることが多い。
生活習慣など生活の態度とも関係している。
特に、高齢期にあっては、健康は生活全般の中で捉えていくべき重要な課題である。
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