1.カウンセリング学習の動機
  私の場合、カウンセリングの学習を始めた動機はカウンセラーになる為ではなく、生涯学習の
  ボランティアとしての活動の場で、個人への援助や集団の  指導にカウンセリングの考え方
  や手法が役立つと考えたからである。
  治療的なものが多く、自分に活用できる成長的な手法は限られたものであると分かったのは、
  5年をかけて全体を学んでからであった。
  しかし、各手法は人間観をその背後にもっているので、人間理解には役立った。
  手法の習得よりも、心の学習の成果の方が大きかったと思う。

2.カウンセリングからの学び
  1 人間は誕生の時から社会的存在
    ―自我の分化・発達・成長に欠かせない「重要な他人」の存在
  2 人は夫々に個性的、「十人十色」
    ―主観的な現象の場・経験の場の違い
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変革出来るのは現在の自己のみ、「今・ここ」
    ―過去は過去、未来は未来、他人は他人
   4 
自我は刻々に変化している
       ―心のメッセイジ(感じ)を聴く

  5 受容するということ
   ―あり姿の自己の理解・納得
   6 
自発的とは
    MUSTの世界とWANTCAN DOの世界の差
  7 統合の意味
    ―真実の自己と偽りの自己とのアンバランスの是正
  8 イメージすることの意味
    ―無意識の活用
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自己実現の条件
    ―内面世界の充実とより高次の生きがいの追求
  
10 老いを生きる
    ―自己との対話と人格の円熟化(自分らしい生き方・在り方

3.カウンセリングの自己への応用
  1 エゴグラムによる人間関係の改善
     理想のエゴグラム(逆U型)と現実のエゴグラム(逆N型)の作成
     自己の性格特性の把握と理想ー現実のギャップ分析
     改善すべき行動(NPの改善策)の抽出と実行

  2 自律訓練法による潜在意識の活用と心身のリラックス
     複式呼吸法の習得
     イマジネーションの日常生活での応用

                 
         


カウンセリングと自己改善