【場 所】 砲台山林道(最終電柱まで)
【年月日】 2000年 4月 3日 (月)
【時 刻】 12:15〜12:55
【天 候】 薄曇 風力2−3 気温15℃
【観察者】 福田、小濱
【観察した鳥】
  トビ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ウグイス、
  スズメ、メジロ。
【観察した花】
  オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、トキワハゼ、ホトケノザ、
  ヒメオドリコソウ、コハコベ、オランダミミナグサ、ナズナ、
  タネツケバナ、タチツボスミレ、ヒメウズ、カントウタンポポ、
  セイヨウタンポポ、キュウリグサ、ハナイバナ、
  カラスノエンドウ、ノゲシ、オニタビラコ、ムラサキケマン、
  ヤブニンジン、ウラシマソウ、ユキヤナギ、キブシ、アオキ、
  サンキライ、ソメイヨシノ、オオシマザクラ。
【観察した虫】

【備 考】
●午前中は雨が降るかと思いましたが、観察会の頃には薄日がさして
 いました。風は強めで、鳥はあまり出ませんでしたが、春の花がい
 ろいろと咲き始めています。

●南口で待っている時に、スズメが枝先で盛んに鳴いており、ハクセ
 キレイがチチッと鳴きながら飛びました。林道のあちこちでウグイ
 スのさえずりが聴かれます。

●展望広場の崖側から「ヒーヒーヒー」という音が途切れずに聞こえ
 てきます。鳥の声にしてはちょっと不自然で、何かの金属音だった
 のかもしれません。音の主はわかりませんでした。

●最終電柱付近で、「ヒリヒリヒリ」という小さな声。こちらの声の
 主もわかりませんでした。

●帰り道に犬の家の前で。枝先にツグミくらいの大きさの褐色の鳥が
 とまって「ヒーヒチョン」と鳴いています。「何だ何だ」と先生と
 見ていたのですがわかりません。最後に「ヒーヨ」と鳴いて飛んで
 いくのを見て、ヒヨドリだとわかりました。ずいぶん太って、変な
 色のヒヨドリでしたね、と先生と話しました。

●今年初認の花は、南口〜南門でタチイヌノフグリ、セイヨウタンポ
 ポ、ハナイバナ、カラスノエンドウ、展望広場でムラサキケマン、
 ヤブニンジンでした。その他に、アオキに紫色の花が見られました
 が、あまり近寄れませんでした。また、林道入口の崖上から、サン
 キライ(これは華道での呼び名でしたね。本当は何という名前でし
 たっけ?)の蔓が垂れて、緑色の花が咲いていました。

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報告者:小濱

【コメント】
●参加できなくてすみません。

> ●展望広場の崖側から「ヒーヒーヒー」という音が途切れずに聞こえ
>  てきます。鳥の声にしてはちょっと不自然で、何かの金属音だった
>  のかもしれません。音の主はわかりませんでした。

●ジョウビタキかルリビタキでしょうか?

> ●最終電柱付近で、「ヒリヒリヒリ」という小さな声。こちらの声の
>  主もわかりませんでした。

●これはサンショウクイかもしれませんね!

>  が、あまり近寄れませんでした。また、林道入口の崖上から、サン
>  キライ(これは華道での呼び名でしたね。本当は何という名前でし
>  たっけ?)の蔓が垂れて、緑色の花が咲いていました。

●サルトリイバラ Smilax china L. です。(阿部)

ご無沙汰しております。西@YRPです。

At 午後 06:51 00/04/03 +0900, you wrote:
> ●展望広場の崖側から「ヒーヒーヒー」という音が途切れずに聞こえ
>  てきます。鳥の声にしてはちょっと不自然で、何かの金属音だった
>  のかもしれません。音の主はわかりませんでした。

今年は、ルリビタキを見ていませんが、武山ではいかがでしょうか?観察会の報告
にはなかったような気がします。ジョウビタキは先週も見かけましたので、まだいる
かも知れませんね。
アオジは声も聞かなくなりました。ツグミは先週まではいたように記憶しています
。シロハラも先週は見かけました。先週のハヤブサ@水辺公園は私も楽しませていた
だきました。

> ●最終電柱付近で、「ヒリヒリヒリ」という小さな声。こちらの声の
>  主もわかりませんでした。

サンショウクイって梢を移動することが多いらしいので、なかなか見られないんで
すよね。実は私も見たことがないんです。いつも声だけ・・・。(西)


阿部さん、ありがとうございます。
私の持っているDVD-ROM百科事典には載っていなかったのですが、
その後、ネットでgooの国語辞典(大辞林)を引いたら、

さんきらい 【山帰来】
(1)生薬の一。サルトリイバラの根茎。利尿・解熱・解毒剤などとして
  用いる。
(2)サルトリイバラの異名。
(3)ユリ科のつる性低木。中国南部・東南アジアなどに産する。サルト
  リイバラに似るが、とげがない。地下の根茎を土茯苓(どぶくりよう)
  といい薬用とする。

さるとりいばら 【〈  〉】
ユリ科のつる性落葉低木。山野に自生。茎は節ごとに曲がり、とげがある。
葉は楕円形ないし円形で、葉柄に一対の巻きひげがある。雌雄異株。春、
葉腋に多数の淡緑色の小花をつけ、晩秋、赤い球形の液果を結ぶ。根茎を
山帰来(さんきらい)といい、薬用とする。サンキライ。ガンタチイバラ。
カカラ。

とありました。また、観察会の時に、キブシの語源は藤と関係あるか、
という話を福田先生としていたのですが、

きぶし 【木〈五倍子〉・木付子】
キブシ科の落葉小高木。山野に生える。葉は卵形。雌雄異株。早春、葉に
先立って淡黄色の小花を密生した花穂を垂らす。花後、卵球形の小果を結
ぶ。果実は五倍子(ふし)の代用にする。通条花。

ふし 【〈五倍子〉・付子】
ヌルデの若葉などに寄生したヌルデノミミフシが作る瘤状(こぶじよう)
の虫 (ちゆうえい)。紡錘形でタンニンを多く含み、染織・インク製造
に用いるほか、昔は婦人のお歯黒に用いられた。ごばいし。[季]秋。

ということがわかりました。

> ご無沙汰しております。西@YRPです。
> 今年は、ルリビタキを見ていませんが、武山ではいかがでしょうか?
> 観察会の報告にはなかったような気がします。ジョウビタキは先週も
> 見かけましたので、まだいるかも知れませんね。
> アオジは声も聞かなくなりました。ツグミは先週まではいたように
> 記憶しています。シロハラも先週は見かけました。先週のハヤブサ@
> 水辺公園は私も楽しませていただきました。

私はルリビタキは見ていません。ジョウビタキもアオジも3/21の
観察会では見ましたが、3/28、4/3は見ていません。4/3はアオジの
声を聞いたような気もするのですが、自信はありません。
ツグミは今日、横通本棟南側の芝生に3〜4羽いるのが見られました。(小濱)