フクロウの巣箱作り 1996.12.1 |
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定尺のいわゆるコンパネ厚み12mm(耐水ベニア)を使用しました。今は(2002年現在)閉店してしまった桜ヶ丘のビッグサムでコンパネを安売りしていたので、ここで購入しました。コンパネでなければ、普通定尺は182×91cmですが、コンパネは180×90ぴったり。182×91cm用に書かれていた図面をその場で、刃の厚みを教えてもらって修正し、重ね切りしてもらいました。パネルソーで直線一本切ってもらうのに確か¥50。重ねて切れば安くなるよとアドバイスしてくださった担当の平戸さん、感謝してます。 丸鋸などで切断する場合は、正確に刃の通り道を割り出す工夫をし、長い直線ガイド(アルミ製などで市販されている)を用いて、1mm以下、数百ミクロンの精度で切断しないと、隙間が空いて、組み立てに苦労します。自分で切断する自信がない場合は、お店のパネルソーで切断してもらうことをお薦めします。 フクロウが出入りする穴は天井板から5cm下がったところに、横幅20cm、長さ25cmに切り取ります。切り取り方は、四隅に木工用のドリルで穴をあけ、ジグソーで切り取りました。底板も水抜き用に、木工用ドリルの刃(10mmφ程度かそれ以上)で穴あけします。木工用のドリルだと、貫通する瞬間にベニヤがめくれて、穴の周りがぐしゃぐしゃになることがあるので、下に穴が空いても良い端材を敷いて空けるとよいですね。それから、あらかじめ内側になる面はキシラデコールを二度塗りしておきました。なるべく濃い色が目立たなくて良いと思います。キシラデコールは弱い毒性があるので、充分乾燥させてから掛けるようにしましょう。接合面には木工用ボンドを塗り、コーナークランプで直角を出します。釘はステンレスのねじれているタイプを使用しました。 仕上げに外側にキシラデコールを二度塗りました。2002年現在5年経っていますが、びくともしません。掛けた樹がマテバシイだったので、天蓋のように広がった枝振りがうまく雨をよけてくれるので、これが幸いしているかもしれません。まだ当分持ちこたえてくれそうです。 |