1994年

第二自主探

第四自主探
番外
        

 【場   所】 鎌倉源氏山周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年 1月 9日(日)  【時  刻】  8:30〜12:00  【天  候】 晴  【参 加 者】 32名  【観 察 種】   1.トビ        2.コジュケイ     3.キジバト   4.コゲラ       5.ハクセキレイ    6.ヒヨドリ   7.モズ        8.ルリビタキ     9.シロハラ  10.ツグミ      11.ウグイス     12.エナガ  13.ヤマガラ     14.シジュウカラ   15.アオジ  16.クロジ      17.カワラヒワ    18.スズメ  19.ムクドリ     20.ハシボソガラス  21.ハシブトガラス  22.番外ドバト 気温は7℃、風は弱くて助かります。車の通りが多い紀ノ国屋の前では、カワ ラヒワ2羽が道路の上を横切って飛んで行きました。 参道手前の畑では、庭木にウグイスが姿を見せました。声だけのことが多いの に、めずらしいことです。大勢で見てしまいました。そばに侵入者がいたみた いでした。 佐助稲荷の水路は、渇水期のためもあり、ちょろちょろしか水がありません。 水量が多いときに表土が流されたようで、伏流水になっている箇所が多くなっ てしまいました。放したカワニナは大丈夫でしょうかねぇ? 見上げると、ミズキにキジバト。「ブキー!」という妙な声で鳴きました。岩 田さんによると威嚇の声だとか。オス同士の争いのようです。 佐助稲荷からは、人数が多かったので3班に分かれ、今日は「シルバーコース」 も設けられました(^_^)。 佐藤望さんが、大仏ハイキングコース上に散乱した体羽を発見!皆で探すと血 の付いたものも。佐藤さんによるとトラツグミのものだそうで、何かに襲われ たようです。フクロウでしょうか?はたまたネコさんでしょうか?源氏山は捨 て猫が多いからなー! 午後からは、有志で山崎の谷戸へ。源氏山山頂を下るとき、シメが現れ、しば らく枝に止まっていたので、プロミナーで居合わせた人全員がしっかり見るこ とができました。 廣晃さんの提案で、14:15から1時間、4班に分かれて、カシラダカの行 動調査。わたしが分担した場所では、合計25羽のカシラダカの行動を観察。 無線で連絡しあった結果、川上さんが観察している場所に移動したことなどが よくわかりました。 観察中、「ココココ」という声がし、ルリビタキ♂が間近に現れ、プロミナー でじっくりと見られました。もう1羽いたようですが、♂♀は不明。 終了間際、足元の枯れた茅の中から「ビービー、キュビー!」という声が何回 かしました。川上さんにうかがったところ、カヤネズミだそうです。巣を踏 んじゃいそうでした。すっかり驚かしたようで、「カヤネズミさん、ごめんご めん!」 このあと、だめ押しの「ツグミ類のねぐら入り」観察。ねぐらに入る前に、多 数が一箇所に集合し、「ツグミの鈴成り」が見られます。アカハラも数羽混じ っていました。日没まで観察して、すっかり冷えきってしまいました。おーさ む!    お風呂が恋しかったです。目次へ
 【場   所】 鎌倉源氏山周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年 2月13日(日)  【時  刻】  8:30〜12:11  【天  候】 快晴 5℃  【参 加 者】 21名  【観 察 種】   1.トビ        2.コジュケイ     3.キジバト   4.コゲラ       5.ヒヨドリ      6.モズ♀   7.ジョウビタキ♂   8.イソヒヨドリ♀   9.シロハラ  10.ツグミ      11.ウグイス     12.エナガ  13.ヤマガラ     14.シジュウカラ   15.メジロ  16.ホオジロ     17.カシラダカ    18.アオジ  19.クロジ      20.カワラヒワ    21.マヒワ  22.シメスズメ    23.ムクドリ     24.カケス  25.ハシボソガラス  26.ハシブトガラス  27.番外ドバト 前日の大雪が融けずに真っ白。鎌倉は横須賀よりも寒いので、雪がさらさらと して、握ることができません。22cm位積もったでしょうか? 鎌倉駅で待ち合わせ中、近くのビルに絡まったツタの実をイソヒヨドリの♀が 食べるところを見ました。「イソヒヨドリを駅前で見るのも珍しいことで、ツ タの実を食べるシーンが見られるのも、それはそれは珍しいことだ」とはJ. J.ジュニア氏の弁。これも大雪の影響ではということでした。 諏訪神社では長老A氏が、小机(こづくえ:地名です)で知人が撮影されたと いうトラフズクの写真を見せて下さいました。とんがった大きなお耳がご立派 だこと! 駐車場ではカワラヒワ数羽が樹上に。地上ではカシラダカ1羽が、積もった雪 をくちばしで「バシッ!」と払い除けるのや、イノコズチの実を食べるのを見 ました。 私は大仏ハイキングコース組とは分かれて、銭洗い弁天組に。甘酒の準備が出 来ていなかったので、焙じ茶で我慢して源氏山公園に。雪の公園には、岩田さ んによると「タヌキの足跡」がありました。左右の間隔が狭く、小さな足跡。 近くにあった犬のそれとを比較。アオジやカラスらしい足跡もたくさん付いて いて、なかなか面白い。カワラヒワがイヌシデの実を食べていました。樹上の 巣箱はタイワンリスに大きな穴を明けられていました。 マヒワも見られたのですが、場所をメモしてしませんでした(^_^;)。 シジュウカラ、スズメがさえずっていました。 #今日は横浜での梅開花の平均日目次へ
 【場   所】 鎌倉市台峯周辺(神奈川県)     【年 月 日】 1994年 2月27日(日)  【時  刻】  9:00〜15:40  【天  候】 晴のち曇  【参 加 者】 34名  【観 察 種】   1.トビ        2.コジュケイ(c)    3.キジバト      4.フクロウ(c)     5.ヒメアマツバメ5羽 6.カワセミ(c)     7.アオゲラ(c)     8.コゲラ       9.キセキレイ    10.ハクセキレイ   11.セグロセキレイ  12.ヒヨドリ     13.モズ       14.ルリビタキ    15.アカハラ     16.シロハラ     17.ツグミ      18.ウグイス     19.エナガ      20.ヤマガラ     21.シジュウカラ   22.メジロ      23.ホオジロ     24.カシラダカ    25.アオジ      26.カワラヒワ    27.シメ       28.スズメ      29.ムクドリ     30.カケス      31.オナガ(c)     32.ハソブトガラス  33.番外ドバト    34.時間外にビンズイ 鎌倉に向かう横須賀線で久しぶりに参加されるSMATさんにお目にかかり、 秦野でのアトリ観察の様子や、報告のコピーを頂戴しました。ありがとうござ いました。秦野でも1万5千羽でたそうですよ。すごいだろうなぁー! 日本野鳥の会研究センターの金井さんが、「モニタリング調査」のビデオ撮影 に再度お見えになりました。例によって、自主探の若手世話役が2名出演です。 全国の支部の皆さん、お楽しみに!(^_^;) 人数が多いので、3班に分かれて出発。今月は定例の水質調査にあたっている ので、私はしんがりの調査班。道々川上さんから無線で前日発見してそのま まにしておいたフクロウのペリットの話し。先にそこを通るJ.J.ジュニア 氏に拾っておいて欲しいとの連絡でした。後で見せてもらおっと(^_^)。 調査班はいつもと違うコースで尾根道に出ると、「ホッホ、」と2回、フクロ ウが鳴く声がしました。久しぶりに聞くフクロウの声でした。 谷戸に降りると、カケスの声。鳴き交わしていたので、2羽いたようです。 以前、ナンバンギセルが生えていた谷戸の池近くの、アズマネザサの根元に、 マテバシイの実3個が、根を7cm程出していて、もうすぐ双葉が出そうな様 子でした。今ごろ出るものなんですね。 中央公園内は鳥が多く、混群とカワラヒワが30羽近く。カシラダカは、頭が 黒くなりかけていて、良い声でさせずっていました。 東谷戸では、オギの茂みにカヤネズミの巣が二つ釣り下がっているのを、岩田 さんが発見。カシラダカの仕業か、オギの穂は実をすっかり食べ尽くされてい ました。 解散後、配水池手前の畑近く、民家のTVアンテナの上に◎ビンズイが1羽! 私は初めて見ました。いつもタヒバリを見ては、「もしやビンズイでは?」と 期待を込めて見ていたものですから、本物を眼の前にして、つくづく、幸せで した。きれいな鳥ですねー! 「スズメ会」で見せていただいたフクロウのペリットには、タイワンリスらし い骨と毛が絡まっていて、四肢の骨の他、仙椎らしい骨も見えました。 #ビンズを初めて見ました!目次へ
 【場   所】 鎌倉源氏山周辺(神奈川県)  【年 月 日】 1994年 3月13日(日)  【時  刻】  8:30〜12:35  【天  候】 曇り  【参 加 者】 26名  【観 察 種】   1.トビ        2.コジュケイ     3.キジバト   4.コゲラ       5.ヒヨドリ      6.モズ   7.ルリビタキ     8.大型ツグミsp.  9.ツグミ  10.ウグイス     11.ヤマガラ     12.シジュウカラ  13.メジロ      14.アオジ      15.カワラヒワ  16.マヒワ      17.スズメ      18.ムクドリ  19.カケス      20.オナガ      21.ハソボソガラス  22.ハシブトガラス  23.番外ドバト 自宅を出るとき、久しぶりにシジュウカラが庭でさえずっているのを見ました。 鎌倉駅前に珍しくハシボソガラス。岩田さんのお話しでは、3月下旬に繁殖期 を迎えるそうです。 別動隊の川上さんと有志は、源氏山で巣箱の掛け替え作業。ご苦労さま! 諏訪神社ではキジバトのディスプレイフライト。台形に飛ぶのが特徴だそうで す。 P2ではスズメの交尾。シジュウカラが元気良くさえずり、カラスが枝をくわ えて飛びました。ハシボソでしょうね。確認できず。 佐助稲荷の階段ではカケスの声。姿らしいものがちらっと見られました。 寒かったので境内でいつもの甘酒。若い個体か、タイワンリスが餌をもらいに 近寄ってくる。餌付けは良くないのかも知れませんが、可愛いものです。 「ガードレール」手前にヒメオドリコソウの群落。ピンクの花が美しい。オラ ンダミミナグサも咲いていました。カワラヒワが5〜6羽、コナラの枝で羽づ くろい。黄色が鮮やか。 鳥合わせの後、有志で山頂に行き、廣晃さんが見つけたエナガの巣 を見に。ウワミズザクラの木のまたにコケがあるそうです。巣材運びをしてい るエナガを追っていて分かったそうです。まだ作りかけで、出来上がりが楽し みです。 昼食後、有志で山崎の谷戸に向かう途中、H広場でシロハラが目の前に。と見 ていると、なんとそばにトラツグミが!こんな近くで見たのは初めてです。 胸の縞模様や、尾羽根の横縞まで実に良く見えました。前日の雨で餌が取れな かったのか、我々を気にもせず餌取り。ジョガーに驚いて逃げてしまうまで、 小さな虫やミミズをひっはり出すのをじっくり観察できました。 頼朝像前から無線で「タカ出現」の報。上空にチョウゲンボウではありません か。後になるほどいい思いができました。腰痛がひどかったので、谷戸へは行 かずに失礼しました。 ●松本さん、 お久しぶり!よくおいでくださいました。結構寒かったのに、随分と薄着でお 見えになり、びっくりしました。若い頃から鍛えておられる方は違いますね (^_^)。目次へ
観察記>「茅ヶ崎」からお客様 1994年3月20日(日)茅ヶ崎の自然観察グループとの交流研修で北鎌倉へ。 瓦版に9:00集合と30分早くお知らせが載ってしまったので、集合時間に誰 もいないとまずいので、9時前に到着。駅で松浦さんとお会いしました。しばら く待って誰も来ないようなので、二人で円覚寺山門前の池でカワセミでもでない かなと観察。もともとお寺の参道だったところを横須賀線が横切っているという、 ずいぶんな場所です!(^_^;) ウグイスがさえずっており、杉のてっぺんでカワ ラヒワがビィーンと鳴いている。もう一羽とソングポストの取合いをしているよ うでした。線路近くにハシボソガラス、濁声(だみごえってこう書くのか!)で 鳴いていました。 9時半を過ぎると皆さんお集まりになり、50名近くになりました。取り敢えず 2班に分れて出発。台稲荷の灯篭の台座を覗き込んでおられるので何ですか?と うかがうと、ゴマダラウスバカゲロウの幼虫が張り付いているとのこと。なるほ ど良く見ると、苔を纏っているアリジゴクの主の様なものが。カモフラージュし て通りかかる虫を捕らえるそうな。 この日は平塚なんとか館(後で調べます!)の岸さんがお見えで、色々教えてい ただきました。岸さんは防疫専門のお役人から今の仕事に就かれた方で、とても 気さくな方です。Be−PALの3月号に登場されているのをご記憶の方もいらっ しゃるでしょう。 私が勝手に名付けた「フクロウ坂」にはペリットの残骸が。真っ白い小さな骨に 長い毛がまとわりついていました。おそらくタイワンリスのものでしょう。大腿 骨の骨頭らしいものが印象的でした。 グランド脇でウグイスカグラの花が美しいピンク色でした。図鑑で調べると、葉 に毛がある、実に毛があるでヤマウグイスカグラ、ミヤマウグイスカグラと分れ るそうです。 谷戸に入ると、ヤマナラシの手前にキブシの花穂がたくさん落ちていました。ど うもリスの仕業のようです。すっかり樹皮を剥かれた木もありました。いたずら もののタイワンリスにも困ったものです。 谷戸の水路脇にオニシバリの花。初めて見たような気がします。ふむふむ、これ は有名なオニシバリかとまじまじと眺めました。その気で見ると結構他の場所で も見つけられました。 昼食をとった北大路の谷戸(清水谷戸と土地の人は言うそうですが)の水田にア カガエルの卵塊があるのを川上さんに教えていただきました。卵のなかにはオタ マジャクシの赤ちゃん(変な表現!)がいました。 東谷戸、「禁断の土手」では岸さんに水路の中にいる水生昆虫などを見せていた だきました。コマツモムシ、ミズムシ、サカマキガイ、カゲロウsp.、ユスリ カ等、ちょっと手ですくっただけでこれだけ出てきます。専門家にかかるとすご いですね。 植物がご専門のご婦人(お名前を失念!後で調べます)は、平塚博物館の浜口学 芸員といっしょに歩いておられると言うことで、まさに「歩く植物図鑑」という 方でした。いろいろ教えていただいて、ありがとうございました。目次へ
1993年 鎌倉・北鎌倉定例探鳥会報告 鎌倉自主探鳥会(自主探)では、鳥をはじめ、自然全般を観察しています。ま た公園や環境のエコアップなどに協力しています。その一端をご紹介しましょ う。なお、定例とは別に会員による鎌倉市、藤沢市、横須賀市などを無線で結 び「タカの渡り調査」を実施しています。10月2日に源氏山では400羽を 越えるサシバが通過しました。 定例の毎月第2日曜には源氏山周辺、第4日曜には山崎の谷戸を中心に行って います。 なお、山崎には公園計画や宅地造成計画があり、当地の環境保全に総力を挙げ て取り組んでいます。 1月 [鎌倉]上空をマヒワの群れが通過、源氏山公園ではクロジ♀の採餌を観察。 [北鎌倉]東京12ch「自然大好き」の取材で、俳優の下条アトムさんが参 加。タイワンリスの話しを中心に、カヤネズミやノウサギの食痕、定例の水質 調査の様子などを収録。後日放映されました。 2月 [鎌倉]源氏山ではウソ7羽が桜の花芽を食べる。公園内の巣箱掛けを実施。 [北鎌倉]駅前公園の池にカワセミ♀、谷戸ではウグイス、ヤマガラのさえず り。 3月 [鎌倉]レンジャクは出ず、解散直後にマヒワをフィースコで観察。午後は山 崎の谷戸でマヒワ、オオタカを観察。飲兵衛連は梅見酒! [北鎌倉」雨でも20名の参加者。ヤブサメ、アオゲラ、トラツグミの声。ヤ マガラの小群、マヒワ20。ヒキガエルの「カエル合戦」を観察。 4月 [源氏山]諏訪神社でジョウビタキ♀、佐助稲荷ではタイワンリスとヤマガラ が餌台に。源氏山公園では満員の花見客の上空をサシバ2が通過。他にツバメ、 マヒワ、ウソ。 [北鎌倉]鵠沼湘南学園中学の生徒25名が校外学習のリーダー研修で参加。 水質調査実施。谷戸の流れにサワガニ、ホトケドジョウが見られ、トンボ、ア ゲハが飛ぶ。 5月 [鎌倉]チュウサギ12が上空通過。シメの嘴は鉛色に。源氏山公園にキビタ キ♂2! [北鎌倉]駅前は団体で大混雑。コシアカツバメが飛ぶ。中央公園予定地のエ コアップで水路に砂、砂利、植物を移植。 6月 [鎌倉]梅雨に入り鳥は少ない。ホオジロがさえずり、公園ではコハナバチの 仲間が巣作り。 [北鎌倉]定例として支部報に載り、参加者が42名と急増。サンコウチョウ の声。水質調査実施。中央公園予定地では岩田さんがミズカマキリを発見。ト ンボの種類が増え、夜は谷戸の田にホタルが飛ぶ。 7月 [鎌倉]ヒメアマツバメが飛び回る。横浜自然観察の森からリーダー研修。ア オバズクが営巣。佐助稲荷の水路にカワニナを放流。 [北鎌倉]台風接近で大雨洪水警報発令中にも関わらず、14名の参加。中央 公園では大雨の中を「トンボ池」のエコアップで泥運び。 8月 [鎌倉]ホトトギスが鳴く。アオバズクはまだ滞在。イワタバコが遅いつぼみ を付ける。[北鎌倉」水質調査実施。池にカワセミ、ハイタカsp.。秋の花 々が咲き始める。 9月 [鎌倉」オナガが15羽、公園では「冬虫夏草」。セミをスズメバチが肉団子 にする。 [北鎌倉]タカ渡り調査実施。サシバなどの前駆行動を観察。ヒタキ類も観察 された。 10月 [鎌倉]エゾビタキ、コサメビタキ、キビタキが出現。サシバ、ショウドウツ バメが通過。 [北鎌倉」水質調査実施。オオタカや、小型タカsp.が出る。ジョウビタキ が到来、ナンバンギセル、ツリフネソウが咲く。 11月 [鎌倉]諏訪神社にはジョウビタキ。ヒヨドリがウラギンシジミを空中キャッ チ!熟れたケンポナシは果実酒の香り。 [北鎌倉」フクロウの巣箱掃除。オナガの水浴び、ハイタカsp.がカラスに 絡まれるのを観察。ツリフネソウの種を採取。 12月 [鎌倉]混群の他、アオバト、ヒメアマツバメ。恒例の「焼き芋忘年会」 [北鎌倉」コバネイナゴがモズのはやにえに。ハシボソガラス18羽の群。ツ グミの塒入り調査ではオオコノハズクを観察。目次へ
 【場   所】 鎌倉市源氏山周辺(神奈川県)  【年 月 日】 1994年 4月10日(日)  【時  刻】  8:00〜12:10  【天  候】 曇りのち晴  【参 加 者】 あーっ、数えてない!30名位(^_^;)  【観 察 種】   1.大型カモsp.   2.トビ        3.ハイタカ   4.サシバ3      5.チョウゲンボウ   6.コジュケイ   7.キジバト      8.ヒメアマツバメ   9.アオゲラ  10.コゲラ      11.ツバメ      12.ハクセキレイ  13.ヒヨドリ     14.アカハラ     15.シロハラ  16.ツグミ      17.ウグイス     18.エナガ  19.ヤマガラ     20.シジュウカラ   21.メジロ  22.ホオジロ     23.アオジ      24.クロジ♂  25.カワラヒワ    26.シメ       27.スズメ  28.ムクドリ     29.オナガ      30.ハシボソガラス  31.ハシブトガラス  32.参考記録ドバト 桜が満開だというのに、ここ数日寒い日が続いています。 JR久里浜駅では、駅舎の屋根でスズメが良い声でさえずっていました。スズ メのさえずりも、なかなかの美声です。 見上げていたら、ツバメが2羽飛んでいるのが見えました。やー、お帰り! 今日は初めてお見えの方や、初めて鳥を見るという方もおられ、久保(父)さ んがエスコート。私も双眼鏡の見方やら、「鳥見の楽しみ方、あれこれ」等、 いろいろでしゃばってしまいました(^_^;)。 曇りで寒く、鳥は全体に少なかったので、春の花を観察しました。西洋種を圧 して在来種のタンポポが今が花期。カントウかトウカイかという話題になりま したが、私にはお手上げです。また、初心者の方に、ハシボソガラスと、ハシ ブトガラスの違いをご説明しました。初めての方には、これも結構難しいんで す。 別動隊は「春のタカの渡り調査」で各所に分散。無線で時々連絡が入ります。 結局この日は3羽のサシバが飛んだそうです。ちょっと少ないですね。 佐助稲荷でひと休みしたとき、久しぶりにお見えになった●鈴木茂也さんが、 最近出版された本を持ってこられました。早速私も1冊買わせていただきまし た。 「バードウォッチング」 身近な野鳥図鑑 監修/柴田敏隆 写真・文/鈴木茂也 講談社カルチャーブックス 定価¥1500 ISBN4-06-198093-9 源氏山は花見客で満員。そんなことにはお構いなく、ヤマガラは巣材にする苔 運びに忙しい。ハシブトガラスの集団は、花見客の残飯目当てに騒がしいのな んの。 鳥合わせの後、昼食を取ってからしばらく頼朝像の前でサシバの観察をしまし たが、暖かさと満腹でうとうとしてしまいました。で、収穫無し(^_^;)。 ●小林さんは鷹取山で待機されたそうですが、やはり収穫はなかったそうで、 解散後に源氏山に駆けつけてくださいました。ご苦労さまでした。 13日に出航だそうですね。お気を付けていってらっしゃいませ。目次へ
1994年5月3日、鎌倉自主探のメンバーと大山林道(森戸川林道)に行って きました。オオルリ♂6、♀1、エゾムシクイ3、センダイムシクイ3かな?、 ヤブサメ1を確認しました。 曇りの天気でしたが、縄張りの境界付近では間近にオオルリが観察できました。 エゾムシクイは初めて聞きましたが、「ヒー、ツー、キー」という感じで鳴き、 よくわかりました。姿は見せませんでした。 センダイムシクイは1羽だけ姿も見ることができました。 サンコウチョウはまだのようで、5月の中頃にはやってくるようです。 もうひとつ、自宅のすぐそば、「谷戸作堰」という農業用水、といってもコンク リート護岸で、周囲にはフェンスが張り巡らしてありますが、ここにカワセミが やってくることがわかりました。連休の間、何度もここに足を運んで、餌取りの 可愛い仕草を見ることができました。夕方5時半過ぎに見たときなど、捕らえた 魚を飲み込んだ後、4回も水に飛び込んで、水浴びをして、さっと引き上げてし まいました。ねぐら入りの前に、一風呂浴びてという感じでした。(^_^) 1度だ けでしたが、餌の魚をくわえて飛去するのをみましたので、♀は抱卵中と思われ ます。見たカワセミはすべて♂でした。 鳥達は今は繁殖の真っ最中で、この堰の付近でモズ、ムクドリ、スズメが、青虫 などを一生懸命に運んでいるのを、見ることができました。目次へ
 【場   所】 北鎌倉台峯周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年 5月22日(日)  【時  刻】  9:05〜16:00  【天  候】 曇時々晴  【参 加 者】 27名位(いつもはっきりしないなぁー、五月雨参加あり)  【観 察 種】   1.コサギ       2.アオサギ      3.カルガモ   4.ハチクマ      5.トビ        6.コジュケイ   7.キジバト      8.ホトトギス     9.コゲラ  10.ツバメ      11.コシアカツバメ  12.ヒヨドリ  13.ウグイス     14.シジュウカラ   15.メジロ  16.ホオジロ     17.スズメ      18.ムクドリ  19.ハシボソガラス  20.ハシブトガラス  (岩田さんが公園で作業中に見た鳥は入っていません) 北鎌倉駅に集合すると、岩田さんが保護したハシボソガラスの幼鳥をデイパッ クに入れて来られました。見せていただくと、紙袋に入っておとなしくしてい ました。荷造り紐が両脚に絡み付いて圧迫され、左脚は動かせるようになった ものの、右脚は圧迫された部分がふくれあがって、動かないそうです。もしか した、切断することになるかも知れないとのこと。挨拶が済むと、金沢動物園 (といっても神奈川県です)に運ばれました。 カラスのこととは言え、人間の不始末が、こんな苦痛を動物に与えているのか と思うと、もっと気をつけなければと思いますね。また、そのために貴重な時 間を傷ついた動物の為に費やしている人がいるのですから。 シロツメクサの空き地で、円覚寺方向からホトトギスの声が聞こえました。私 は今年初めて聞きました。円覚寺といえば、ついこの間皇太子殿下ご夫妻が来 られたのでしたね。応対された管長は、川上さんの法名を印可された方だそう です。川上さんは実はお坊さんの資格があるんですよ!(法名とか印可とか は正しい言い回しかどうか分かりませんが・・・) アリドオシには白いラッパ型の花が咲いていました。 谷戸に池の水面には、ギンヤンマが飛んでいました。みんなで見ていると、す ぐ目の前のハンノキにコゲラが来て、樹にいたアリをパッと食べるのを観察で きました。 ヘビトンボがゆったりと飛ぶ様を見て、「風の谷のナウシカ」の腐海に飛ぶ巨 大な昆虫を思い出しました。ヘビトンボは太古の昆虫の姿を止めているそうで すね。 ガマズミやヤブデマリの白い花が目立ちました。サルトリイバラにルリタテハ の幼虫が。これでもか!というようなトゲトゲの姿です。 小学校近くで、サルトリイバラの裏に、ホソアシナガバチが巣を造りかけてい るのを、廣晃さんに教えていただきました。越冬女王ひとりでがんばるそうで す。頑張れ!女王蜂。 昼食後、タカが出て大騒ぎ。サシバではないかとの声に、廣晃さんは「ハチク マでしょう、首が長い。」ということで、ハチクマに落着。 午後は中央公園へ。岩田さんがすでに第一工区でエコアップ作業。今日初めて 参加された方もお手伝いして下さいました。エビモの移植、オオフサモの生き 残りの移植、ヒカリモの池の水位を高める作業、湿性花園への水の引き込み実 験などなど。肉体労働ご苦労さまでした。 コゲラは2羽の雛が巣から顔を出したり、トビの巣では、白いぼさぼさ頭の雛 が、親から餌をもらうのが見られました。 付録 松浦氏による、この日に見られたトンボ一覧。 ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、スジグロギンヤンマ、アジアイトトンボ、 クロイトトンボ、ヤマサナエ、ウスバキトンボ、シオヤトンボ、カワトンボ 目次へ
 【場   所】 源氏山周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年 6月12日(日)  【時  刻】  8:00〜11:50  【天  候】 曇り、時々小雨、後しっかり雨!  【参 加 者】 27名  【観 察 種】   1.トビ        2.コジュケイ     3.キジバト   4.アオバト(参考記録)5.ホトトギス     6.アオバズク   7.アオゲラ      8.コゲラ       9.ツバメ  10.キセキレイ    11.ハクセキレイ   12.ヒヨドリ  13.ヤブサメ     14.ウグイス     15.センダイムシクイ  16.エナガ      17.シジュウカラ   18.メジロ  19.ホオジロ     20.カワラヒワ    21.スズメ  22.ムクドリ     23.ハシボソガラス  24.ハシブトガラス  25.番外ドバト 岩田さんは出張先の岩手からとんぼ帰りになるとのこと。ご苦労さまです。 アンテナの上で、ハクセキレイがさえずる。以外と良い声ですね。 石垣のコニシキソウに蟻がたかっています。ルーペで見なければわからないよ うな小さな花ですが、蜜を出すので、蟻が忙しそうにしています。 市役所の屋根にカワラヒワ♂。そばでスズメが尾を立てていた。岩田さんの話 しでは、♂の示威行動とのこと。 ●松本さんが諏訪神社で合流。どうもお久しぶり! 今日はいつもとコースを変え、この時期だけの「アオバズク観察」。大きなタ ブの木のあるSさん宅のアオバズク♂は、去年のものより小さいとのこと。代 替わりしたのでしょうか? 見張り役の♂は、初めは睨みつけていましたが、すぐに眼をつむってうつらう つら。どうもお邪魔さまでした。 数名で稲荷脇の水路を点検、水の流れを整える作業をして、佐助稲荷に。お待 たせしました。大仏ハイキングコースに出る途中で「ジリジリ」というか「ギ ロギロ」というような声が。見るとスダジイに穴が開いています。声はそこか ら聞こえます。アオゲラの巣のようです。こんな人の通るところにねぇー!カ ラスに襲われないのでかえって安心なのでしょう。ツバメと同じですね。佐助 の谷戸の下からヤブサメのか細い声がしました。 頼朝像の前で鳥合わせ。座っている場所は、コハナバチsp.の巣が一面にあ るのです。ちょっと見たところ蝿のようですが、花粉を脚にたくさん付けて、 懸命に巣に運んでいます。私の足の下にも巣があったので、ハチのママは困っ 懸命に巣に運んでいます。私の足の下にも巣があったので、ハチのママは困っ ていたことでしょう。 午後は有志で公園予定地第一工区でエコアップ作業。岩田さんは列車の時間を 気にしながら作業の指示。丸太で大きな石を動かす手順はどうにいっていまし アを着ての作業、ご苦労さまでした。 帰り道での山之内配水地付近では、10羽+のイワツバメが上空で旋回。もし かしたら、繁殖の可能性があるのでは?とのこと。 作業道具を岩田さん宅に届けたとき、M子さんに保護されているタイワンリス のおちびさんをちょっとだけ見せていただきました。お風呂上がりでタオルに くるまれたそやつは、それはとっても可愛らしいんです。来月には自然に返さ れるそうです。 #がんばれよ、おちびさん!目次へ
 【場   所】 北鎌倉台峯周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年 6月26日(日)  【時  刻】  9:00〜14:40  【天  候】 曇り、時々小雨  【参 加 者】 出発時28名(遅れた参加した人多く、40名弱?)  【観 察 種】   1.カルガモ      2.トビ        3.オオタカ   4.コジュケイ     5.キジバト      6.ホトトギス   7.カワセミ      8.アオゲラ      9.コゲラ  10.ツバメ      11.コシアカツバメ  12.ハクセキレイ  13.ヒヨドリ     14.ウグイス     15.サンコウチョウ  16.エナガ      17.シジュウカラ   18.メジロ  19.ホオジロ     20.カワラヒワ    21.スズメ  22.ムクドリ     23.ハシボソガラス  24.ハシブトガラス  25.番外ドバト 神奈川新聞に紹介されたとかで、いつになく参加者が多い。 ●YASIさんが参加され、公園のエコアップをお手伝いしてくださいました。 清水市と行ったり来たりだそうで、ご苦労さまです。 定例の水質調査実施。調査班は先に出発。「老人の畑」で、西川さんがカント ウネザサの先端にとまっていた見慣れぬ鳥を発見。胸の縦斑といい、顔の白っ ぽい模様といい、オオジュリンのよう。2羽いて、♀タイプ。頭の黒い♂はい ません。そう無線で報告。やー、珍しいものを見たなー、と思っていたら、廣 晃さんに後で聞いたら、「この時期、オオジュリンは北の方でしか繁殖してい ないし、まだ渡りではないでしょう。ホウジロの幼鳥は縦斑もあるし、まった く親と似ていないので、別な鳥に見えますよ。」ということで、あえなくホオ ジロの幼鳥ということに落ちつきました。残念でした。勉強不足ですね。そう いえば、私が荒川土手で見たのは、確か正月休みでしたものねぇ(^_^;)。 谷戸に降りると、ハンゲショウが白くなりかけてきました。ミツバアケビの実 がだんだん大きくなってきています。「谷戸の池」に着くと、鷹爺こと、遠藤 さんがおられました。カワセミが2羽いたそうです。サンコウチョウが盛んに 鳴く。ここで聞いたのは初めてです! 岩田さんは先にいらして、エコアップ作業。合流したメンバーがお手伝い。 中央公園子供の森では、ケヤキの枯れた枝に、コゲラが盛んに巣穴を掘ってい ました。いくつも穴が明いています。首をちょっとつっこんではくわえた木屑 をポイ。またつっこんではポイ。今度は身体を全部入れてしまって、出てきて ポイ。あれだけ掘るのはさぞかし大変でしょう。 奥のわき水の池の水質を測っていると、泥の上でじっとしていたツチガエルが、 我慢しきれなくなったのか、「ビェー」とか鳴きながら池のポチャン!他にも 4匹程いました。 東谷戸では、田植後の畦道に、カルガモが1羽、じっとしていました。具合が 悪いのか、怪我でもしているのか。どうしたのでしょう? 田の脇には、薄桃色のチダケサシが美しく咲いていました。シモツケも咲き残 りが同じ様な色で、梅雨空にも映えていました。 エコアップ、水質調査と、ご協力をありがとうございました。目次へ
 【場   所】 鎌倉源氏山周辺  【年 月 日】 1994年 7月10日(日)  【時  刻】  8:00〜12:35  【天  候】 曇り 26℃  【参 加 者】 20名弱  【観 察 種】   1.アオサギ      2.トビ        3.コジュケイ   4.アオバト      5.キジバト      6.(ドバト)   7.アオバズク     8.ヒメアマツバメ   9.コゲラ  10.ツバメ      11.コシアカツバメ  12.イワツバメ  13.ハクセキレイ   14.ヒヨドリ     15.ウグイス  16.ヤマガラ     17.シジュウカラ   18.メジロ  19.ホオジロ     20.カワラヒワ    21.スズメ  22.ムクドリ     23.ハシブトガラス  24.ハシボソガラス ●小林さんが参加してくださいました。午後のエコアップ作業にも参加してい ただき、ご苦労さまでした。 ●漫画家 横山隆一さんの「おとぎプロ」の花壇に、ハマユウ(ハマオモト) が白い花を咲かせていて、すばらしい香りでした。クチナシも咲いていて、い かにも梅雨のさなかですね。ヒメムカシヨモギはもう実が成っていました。 ●諏訪神社では上空をヒマアマツバメがツバメに混じって飛びました。アオサ ギが1羽ふわり、ふわりと海に向かって飛んで行きました。初列風切りが両側 とも少し抜けていて、首をZ型に曲げていました。桜に枝にメジロの巣。親が 出入りしていていました。 諏訪神社に行っている松浦さんからアオバトの声がするという連絡有り。 ●別動隊がアオバズクを見に行き、2羽を確認。1羽は幼鳥だったそうです。 ●源氏山ではカラスの羽が散乱しており、全部に白い鞘が付いていたので、幼 鳥でしょうか。関節の付いた骨もあり、猫にでもやられたのでしょう。 ●午後は中央公園のエコアップ作業に向かう。途中、ミズキの幹に逆さまにな ってへばり付いているタイワンリスを発見。かなり近寄ってもじっと動かない。 いわゆる「フリーズ」状態。廣晃さんによると、ときどきこうしている姿を見 るそうで、理由は不明だそうです。廣晃さんが写真を撮ると、ちらっと気にす るのですが、動かない!氏に「もしかして、網で捕れるんじゃないですか?」 氏が持っていた捕虫網を鼻先まで持っていったら、さすがに逃げてしまいまし た。あれは何をしていたんでしょうね。私は「瞑想」ではないかと思いました。 なにせここは禅寺が多いですから(^_^;)。 ●エコアップ作業は、アオミドロsp.の除去と、一緒に絡まってくるトンボ のヤゴの保護。水位調整など。大勢の方に参加していただきました。ありがと うございました(_ _)。目次へ
 【場   所】 北鎌倉台峯周辺  【年 月 日】 1994年 7月24日(日)  【時  刻】  9:00〜16:30  【天  候】 晴  【参 加 者】 20名  【観 察 種】   1.ゴイサギ      2.トビ        3.コジュケイ   4.キジバト      5.(ドバト)     6.ホトトギス   7.アマツバメ     8.カワセミ      9.アオゲラ  10.コゲラ      11.ツバメ      12.コシアカツバメ  13.イワツバメ    14.キセキレイ    15.ハクセキレイ  16.ヒヨドリ     17.ウグイス     18.エナガ  19.ヤマガラ     20.シジュウカラ   21.メジロ  22.ホオジロ     23.カラワヒワ    24.スズメ  25.ムクドリ     26.ハシボソガラス  27.ハジブトガラス ●家の近くの駅前には、電線にずらりと並んで、親から餌をもらっているツバ メの幼鳥達。2番子でしょうか?短い燕尾が可愛らしい。 ●北鎌倉駅では、松木さんが、ご近所で保護されたヒヨドリの幼鳥を持参。テ ィッシュペーパーの箱の中に納まっていました。トマトを小さく切ってやって いたそうですが、岩田さんによると、ミルワームか、摺り餌が良いようです。 あまり水分が多いのは良くないとのこと。でも、覗くと元気に餌をほしがって 大きな口を開けてピーピー鳴くので、可愛いのです(^_^)。岩田さんによれ ば、この位大きくなったヒヨドリは、もう巣から出て、親から餌をもらってい たはずとのこと。ヒヨドリの巣は小さいので、まだそれほど羽が揃わない内に 巣を出るそうです。保護したときは近くに親が居たそうですが、落ちてから2 時間以内位に親のそばに戻さないと、親はあきらめてしまうそうです。この子 は明日、動物園に送るそうです。 ●谷戸に向かう途中、人家の柿の木の下に、柿の葉と一緒に緑色したトゲトゲ の2cm程の毛虫がたくさん落ちていました。図鑑で調べると、ヒメクロイラ ガの幼虫。自分で葉の柄を食べてしまって、葉ごと落ちてしまったもよう。見 ているうちに別の幼虫を踏んでしまいました。これじゃ「自殺行為」。こうい ううっかり者は子孫を残せないという、なんと厳しい自然の掟か!イラガの幼 虫のトゲには毒があるので、ご用心! ●女学園のグランド前では、頭上でホトトギスが鳴く。皆必死で姿を捜すが、 川上さん等数名が枝移りする姿をちらっと捉えたのみ。イワツバメ、アマツバ メが旋回して飛去。 ●谷戸に池では、川上さんがウシガエルが池に飛び込む音を聞かせようと、今 日は参加が多かった子供らを呼びましたが、さて、何人が聞けましたでしょう か? 鷹爺こと遠藤さんが既に居られ、ゴイサギの幼鳥2羽、アオゲラ、コゲラ4羽 が絡み合うように飛び回っていたのを観察されたそうです。 ●ハンゲショウは白いものはごく僅かに。カントウネザサにはタケカレハの大 きな幼虫。池の下流では、カラスアゲハが給水するのを皆で見ました。美しい 羽の色に感嘆の声。 蝶の吸水ですが、水を飲むだけならどこで吸っても良いものを、場所を選んで いるようです。ミネラル分の多い場所を捜しているのでは?私も今日は「六甲 の美味しい水」を1.5リットル容器で持参しているくらいですから・・・ (^_^;)。 アキノタムラソウ、ミソハギが咲き始めました。 ●午後は有志で、岩田さんが午前中から作業をしていた中央公園第一工区のエ コアップをお手伝い。炎天下での、水位調整の畦作り、ご苦労さまでした。 #フーッ暑かった!目次へ
 【場   所】 鎌倉源氏山周辺  【年 月 日】 1994年 8月14日(日)  【時  刻】  8:00〜12:00  【天  候】 晴  【参 加 者】 あー、数えていません(^_^;)13名位?  【観 察 種】   1.トビ        2.ハイタカ(ju)    3.コジュケイ(c)   4.アオバト(c)     5.キジバト      6.(ドバト)   7.コゲラ       8.ツバメ       9.ヒヨドリ  10.エナガ      11.ヤマガラ     12.シジュウカラ  13.メジロ      14.カワラヒワ    15.スズメ  16.ハシボソガラス  17.ハシブトガラス 暑い中、初参加の方もおられ、参加者の熱意に感激。 保育園の軒先には、スズメに乗っ取られたコシアカツバメの巣。藁がのぞいて います。と、そこにスズメが2羽。なにかくわえていたみたいですが、よく見 えませんでした。 諏訪神社のサクラの枝にあったメジロの巣は、もう巣立ったみたい。 法務局前の高圧電線にツバメの幼鳥が2羽。黒い電線はかなり熱いはず。平気 なのでしょうか?それとも我慢しているのかな? 街路樹のクスノキの葉の裏に、サナギが付いているのを廣晃さんに教えてもら いました。クスノキに付くのはアオスジアゲハです。羽化殻なのか、食べられ てしまったのか、背中でなく、横腹が破れていました。サナギを吊り下げてい る糸をルーペで見てもらう。沢山の糸が束になっていて、サナギの背中にある、 クスノキの葉脈を模した筋に食い込んでいる様子を、初参加のご婦人が発見。 これならずれたりしませんね。すごいものです。こんなことをしている間に、 無線機から「ハイタカがトビにモビングされて、源氏山方向に飛去!」の報。 わーっ、見損なったー! 葛切りで有名な「みのわ」のご主人は、1時間早く掃除を済ませて、岩田さん を待っていたとのこと。何故かというと、先日岩田さん、川上さんで店の椅 子の張り替えとテーブルなどの塗装をされたとのこと。今日は自主探メンバー に見てもらおうということでした。店に呼ばれて参加者全員に麦茶をサービス。 その後、庭で30年来育てているという佐助在来のクロメダカを見せていただ く。自然のものは絶滅したそうで、この庭で「種の保存」を行っています。貴 重な「遺伝子バンク」です。こういう市民レベルでの自然環境保全への理解が すばらしいではありませんか!麦茶をごちそうさまでした。 頼朝像前での昼食後、立ち上がろうとするH婦人の背中にクロスズメバチ。と まったままで何をしているのかと思ったら、背中に落ちてきた何かの青虫をハ チが捕らえて、「肉団子」にしているのでした。その間、婦人は背中を曲げた まま「フリーズ」、以前に蜂に刺されたことがあるそうで、彼女にとっては恐 怖の数分間でした。でも、じっとしていれば蜂は刺しません。お疲れさま。 午後は有志で、公園第一工区へ。岩田さんから飲物の差し入れ。ごちそうさま。 そのあと、湿性花園への給水と、アオミドロの除去。暑い中、ご苦労さまでし た。 ●小林さん、午後の作業だけの参加、ほんとにご苦労さまでした(_ _)。 目次へ
カニパト 1994年8月21日(日)15:00〜21:30頃。 自主探研修会を兼ねた小網代の森カニパトロールに参加しました。参加者は岩 田さん、廣晃さん、小林さん、小網代の森を守る会から宮本さん他数名の方。 一頃の蒸し暑さは嘘のような25℃程度の涼しさ。廣晃さんはミルンヤンマ、 水生昆虫を重点的に観察。詳しくは氏から報告があるはず。  私は「花」を見ながら森を行く。 干潟に着くと、後ろから茂也さんが女性を伴ってひょっこり。お久しぶり。 向かいの稜線にはコサギ、アオサギが多数。ねぐらにしているのでしょう。ゴ イサギも混じっていました。 宮本さんらは白髭神社の方をパトロール。前日と違って見学者はごく少なかっ た模様。カニは安心して放仔出来たのでは。 放仔がはじまるとボラの子でしょうか、魚がたくさん集まってきます。 【見た花】ニシキソウ、ヌスビトハギ、ミズタマソウ、キンミズヒキ、ヒカゲ イノコズチ、ミズヒキ、ヒメジョオン、カラスウリ、クサギ、ブタクサ、ニガ クサ、シロバナサクラタデ、(ツユクサはまだつぼみ)、ジュズダマ、ミソハ ギ、スズメウリ、カントウヨメナ、トキワハゼ、イヌガラシ、コヒルガオ、ヒ ヨドリバナ、ハマナデシコ、ヘクソカズラ(サオトメカズラの方がいいですね) ●一口メモ ヨメナとノコンギクの見分け方。頭状花、舌状花ともに冠毛がな い(ごく短くて簡単には見えない)、葉がざらつかないのがヨメナです。逆に 冠毛がある、葉がざらつくのがノコンギク。ヨメナに似ていて、葉が少しざら つき、葉の切れ込みが深ければユウガギクです。 ニシキソウはコニシキソウを大きくしたみたい。「コニシキ」の方が大きいよ うな気がしますが(^_^;)。目次へ
 【場   所】 北鎌倉台峯周辺  【年 月 日】 1994年 8月28日(日)  【時  刻】  9:00〜15:30  【天  候】 晴 30℃  【参 加 者】 28名  【観 察 種】   1.トビ        2.サシバ(3)    3.コジュケイ   4.キジバト      5.アマツバメ     6.カワセミ   7.アオゲラ      8.コゲラ       9.ツバメ  10.コシアカツバメ  11.ハクセキレイ   12.ヒヨドリ  13.ウグイス     14.センダイムシクイ 15.ヤマガラ  16.シジュウカラ   17.メジロ      18.ホオジロ  19.カワラヒワ    20.スズメ      21.ムクドリ  22.オナガ      23.ハシボソガラス  24.ハシブトガラス  25.ドバトもいたと思う ●ぷみらさん*に送っていただいた信州の「ワシタカ類渡り調査報告書」を自主 探に寄贈しました。しかしすごい数ですね。白樺峠のピークでは一日で 4000羽以上のワシタカが渡るとは!さぞ壮観なことでしょうね。 *パソコン通信でのニックネーム(ハンドル) 水質調査を実施。谷戸の池ではいつものように遠藤さんが観察。混群にセンダ イムシクイが混じっていたと報告。 池から先に進むとき、先発隊が通った時に何か驚いたらしいキイロスズメバチ が道路上に何匹もいて、低く飛ぶものも。かなり興奮していて、人が通るとま とわりつきます。岩田さんが強行突破すると、体当たりしてくる蜂がいたそう で、危険ということで回り道する羽目に。 このおかげで先発隊は見たナンバンギセルを見損なってしまった。残念。 午後は有志で中央公園第一工区のエコアップ作業。移植したオオフサモは根付 くでしょうか?休憩中にサシバ出ました。双眼鏡でないとはっきりわからない ので、確認できなかった方もおられたようです。 終わり近くに、カワセミが鳴きながら池の上を飛んで行きました。青く輝く背 中を見せながら、ピューと一直線。 ●小林さん、エコアップ作業ご苦労さまでした。 ちょっと元気の無い報告ですみません。目次へ
 【場   所】 鎌倉市源氏山周辺(神奈川県)  【年 月 日】 1994年 9月11日(日)  【時  刻】  8:00〜11:51  【天  候】 晴 30℃  【参 加 者】 27名  【観 察 種】   1.ハチクマ      2.トビ        3.サシバ   4.コジュケイ     5.キジバト      6.コゲラ   7.ツバメ       8.ハクセキレイ    9.ヒヨドリ  10.ヤマガラ     11.シジュウカラ   12.メジロ  13.カワラヒワ    14.イカル      15.スズメ  16.オナガ      17.ハシボソガラス  18.ハシブトガラス  19.番外ドバト 台風の接近で、参加者が5名とは少ないなぁ、と思っていたら、解散時には 27名も。だんだん「涌いてくる」参加者は自主探名物(^_^;)。いつもコー スが同じなのでこんなことが・・・ 諏訪神社の上空を鷹が2羽通過。サシバと思っていたら、廣晃さんの鋭い観察 眼により、1羽はハチクマと判明。 P2のポーポーの実は熟れて落ちているものも。拾ってちょっぴり食べてみま したら、甘くて「南国の味」がしました。パパイヤに似てるのかな? 佐助稲荷の水路は、水量が非常に少ないのですが、廣晃さんが網ですくってみ ると、小さなサワガニ、カワニナ、カゲロウの幼虫、オニヤンマのヤゴが簡単 に見つかりました。まだ々捨てたものではありませぬ! 水路の上をオニヤンマが行ったり来たり。♀を見つけたようで、♀の周りをく るくると回るのを観察できました。 稲荷からハイキングコースへ向かう道で拾った羽は、望氏の鑑別によりアオゲ ラの風切り羽根と判明しました。白黒斑模様とウグイス色でした。 ガードレール付近でイカルが10数羽通過したと無線連絡。何人かは見られた ようですが、これも廣晃さんの観察眼のなせる業。私にはたぶんスズメにしか 見えなかったでしょうね(^_^;)。 ハイキングコースでヤマガラ2羽が地上で採餌。廣晃さんによればエゴの実を 食べていた様子。 頼朝像前で岩田さんと合流。ヒタキ類はまだ見られないようでした。 腰痛のため午前中で失礼しました。  ポーポーについて papawと書きます。スペイン語のパパイアと同じ語なので混同されること も。バンレイシ科の落葉小高木。アメリカ東部原産。 花は4〜5月に褐黒色の渋い色で咲く。自家不親和性があり、果実を得るため には2本以上植栽する必要があるとのこと。そういえば駐車場にもありました ね。実生で増やせるそうです。目次へ
 【場   所】 北鎌倉台峯周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年10月23日(日)  【時  刻】  9:15〜16:00  【天  候】 快晴 雲一つ無し  【参 加 者】 24名  【観 察 種】   1.マガモ♂2     2.トビ        3.ツミ   4.ノスリ       5.コジュケイ     6.キジバト   7.アマツバメ     8.アオゲラ      9.コゲラ  10.ツバメ      11.キセキレイ    12.ハクセキレイ  13.ヒヨドリ     14.モズ       15.ジョウビタキ  16.ウグイス     17.センダイムシクイ?18.エナガ  19.ヤマガラ     20.シジュウカラ   21.メジロ  22.ホオジロ     23.カシラダカ    24.アオジ  25.スズメ      26.オナガ      27.ハジボソガラス  28.ハシブトガラス  29.番外ドバト  カワセミが抜けていました。済みません。 定例の水質調査実施。どこも水が澄んできました。 「谷戸の池」ではノスリが上空に現れたようですが、私は見てなーい!(^_^;) 池にはマガモ♂が入っていて、我々に驚いて飛び立って行きました。顔の色が 緑や青に見えて、美しかったですよ。驚かしてごめん(_ _)。 ウラギンシジミが参加者の周りを飛び回り、Mさんの手にとまりました。汗を 吸っているようでした。ミネラルが必要なのでしょう。この蝶は越冬しますか らね。 ガマズミが真っ赤になっていました。食べてみると、酸っぱくて、ちょうどリ ンゴの様な食感があります。お口の中スッキリ! 歩くと衣服に色々な種がくっついてきます。コセンダングサやイノコズチなど を手に取って、ルーペで見てもらいました。先が銛(モリ)のようなコセンダ ングサの実に驚かれる方も。 秋の花はヤクシソウ、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、などが咲いてい ました。ゴンズイの実が真っ赤になっているのを、廣晃さんに教えていただき ました。 午後は東谷戸へ。ヤマノイモのムカゴを摘みながら、生でかじる。結構美味し いよ! 民家の屋根にはキセキレイが2羽。ジョウビタキの声が聞こえ、モズは縄張り 確保に忙しい。アオジ、カシラダカが登場し、冬が近づいてきます。目次へ
 【場   所】 鎌倉源氏山周辺(神奈川県鎌倉市)  【年 月 日】 1994年11月13日(日)  【時  刻】  8:30〜12:00  【天  候】 快晴 20〜25℃  【参 加 者】 34名  【観 察 種】   1.ウミウ 50+   2.トビ        3.オオタカ   4.コジュケイ     5.キジバト      6.アオゲラ   7.コゲラ       8.ハクセキレイ    9.ヒヨドリ  10.モズ       11.ジョウビタキ   12.ツグミ  13.ウグイス     14.ヤマガラ     15.シジュウカラ  16.メジロ      17.ホオジロ     18.アオジ  19.シメ       20.スズメ      21.ムクドリ  22.オナガ      23.ハシボソガラス  24.ハシブトガラス  25.番外ドバト 暖かい日和でした。佐助稲荷の手前のP2では、上空を「雁行」が通過。でも ウミウでした。城ケ島に行くのでしょうか? 駐車場近くの民家の屋根にジョウビタキ♂。今年初めて♂を見ました。 佐助の水路のミニエコアップの最中、階段の上からアオゲラのドラミング。上 にいた人達は大勢ご覧になったそうで、良かったですねー、トホホ。 大仏ハイキングコースでは、ウグイスが道路を挟んで鳴いている。望氏が「口 真似」していると、一羽は根負けしたのか私の目の前に飛び出してきました。 バードコールと同じですね。あまり真似しない方がいいかも? 源氏山公園内の「野鳥誘致施設」の水場に水が出ないということで調査。栓は 全開なのにねー。役所に出るようにしてもらうようお願いしましょう。 午後からは有志は中央公園のエコアップに。私はさぼって松浦さんの案内で、 江ノ島のハヤブサ観察に。同行本多さん、松本さん。市来崎さんとは現地で合 流。 観光客と釣り人がいっぱいの岩場。到着直後はどこにいるかわかりませんでし たが、松浦さんが見つけてくれました。断崖の松の枝にとまってうつらうつら していました。 大きいので♀のようでした。缶ビールを飲みながら1時間ほど見ていましたが、 飛び立たないので16時過ぎ帰ろうとしているとき、飛び立って一回りしてま た元の枝に。次に飛んだときはドバトを襲う素振りを見せましたが、フェイン トだけだったようです。 それにしてもハヤブサの美しくて精悍なこと!すっかり見とれてしまいました。 ハヤブサは3月までここで冬を過ごすそうです。繁殖は確認されていないとの こと。 探鳥記>鎌倉第4自主探鳥会報告 阿部 11月27日(日)晴 13℃ 北鎌倉台峯周辺 初めて参加される方も多いので班分けをしました。私は廣晃さん先導の第2班 のしんがりに。 川上さん宅に向かう途中、大きな銀杏の樹の下には実がたくさん落ちていまし た。風が吹くと家の屋根にバラバラと落ちてきます。その音を聞いておられた 参加者のご婦人は、連れのお孫さん?に「おばあちゃん、良い音を聞いた」と 言っておられたのが印象的でした。 神社からの坂道では、アカガシの下に実生の双葉がたくさん。アカガシかどう かは私にはわかりませんでしたが・・・アリドオシは赤い実がほんの少し。そ ういえば、神社にあったイヌザンショウが無くなっていました。初めてここで 見たのに、残念です。 「フクロウ坂:私が勝手につけました」ではカラスザンショウの実の匂いが立 ちこめていました。 グランドでは、晴れ渡った空に雪を戴いた富士山がくっきり。スモッグの無か った江戸時代はいつもこんな風に見えたことでしょうね。丹沢の山並、ランド マークタワーもよーく見えました。 谷戸の池には落ち葉が水面にたくさん浮いていました。カイツブリはどうした のでしょう。しばらく待った甲斐あって、カワセミが青い背中を見せて登場。 居合わせた全員が見ることができました。よかった(^_^)。 廣晃さんの観察によると、池の周囲にルリビタキが4羽は入っているそうです。 でも、お目にかかるには、一人でじっと待っていないとね。 道々、杉山さんに、ヤブコウジの赤い実を教えていただきました。谷戸出口近 くの「水浴び場」にはオナガが8羽。我々に驚いて飛んで行ってしまいました。 観察はどうも谷戸の住人達の邪魔ばかりしているようです。 午後は腰痛のため欠席しました。目次へ
 【場   所】 北鎌倉台峯周辺  【年 月 日】 1994年12月25日(日)  【時  刻】  9:00〜14:56  【天  候】 晴 13℃ 風力0〜1  【参 加 者】 うー、数えなかった!26名位  【観 察 種】   1.コサギ       2.トビ        3.ハイタカ   4.チョウゲンボウ   5.キジバト      6.ヒメアマツバメ   7.カワセミ      8.アオゲラ      9.コゲラ  10.ハクセキレイ   11.ヒヨドリ     12.モズ  13.ルリビタキ    14.アカハラ     15.シロハラ  16.ツグミ      17.ウグイス     18.エナガ  19.ヤマガラ     20.メジロ      21.カシラダカ  22.アオジ      23.クロジ      24.カワラヒワ  25.マヒワ      26.スズメ      27.ムクドリ  28.ハシボソガラス  29.ハシブトガラス  30.番外ドバト 水質調査実施。担当の皆様、ご苦労さまでした。 どういう訳か猫がついてきてしまって、困りました。若い♀で飼われていたみ たい。わき腹に怪我をしている割には元気。木に登ってみたり、私の手にじゃ れついてみたり、はしゃいだ様子。猫好きの私は追い払えない(^_^;)。谷戸 の池ではJ.J.さんのリュックの中に顔をつっこんでお弁当を狙っていまし た。お腹が空いていたみたい。 池ではカワセミ♂が出たので皆で見ていると、なんとその向こうにイタチがう ろちょろ。水に潜ってはアメリカザリガニを捕ったりしてました。珍しい光景 に皆興奮気味。カワセミが視野を横切っても皆「あー、カワセミが飛んだ」位 しか反応しない。 毛は明るい茶色で、水に潜った後もほとんど濡れません。眼の周りが黒く、顔 はグレーでした。肢先は黒っぱかった。ホンドイタチで間違いないようです。 イタチは他に東海より西にチョウセンイタチが分布しているということでした。 いや、長い時間楽しませてくれました。 水質(pH)を測定するため、イタチの居た岸の奥に行くとき、2mと離れて いないところに、そのイタチ君がいるではないか!イタチとの間にカントウネ ザサが茂っており、じっとしているとザリガニらしいものを「カリカリ」と食 べはじめました。視力が弱いのか私にはまったく気付かない様子。交信が入っ て驚かせないよう、無線機の音量を絞ってじっと見ていました。しばし「シー トン」の気分でした。v(^_^)v 「北大路の谷戸」で昼食中、ハイタカが飛びました。 猫は結局ここまでついてきたということで、迷子になってしまうかも知れませ ん。 鳥より猫とイタチの話しになってしまいました。そうそう、谷戸の池ではヒメ アマツバメが20ほど上空を通過して行きました。神奈川では越冬していて、 小田原で繁殖しているそうです。目次へ