1991年

 手元に残っている記録はこれだけです。
 良く探せばみつかるかも。
 

  12月22日(日)、定例の第4自主探。参加が2回目というご婦人が、お友
  達を二人お誘いしての出席で、常連、合流組など合わせて13名。
  のどかなお天気で、用心して着てきたダウンベストを脱ぐ。北鎌倉女学園グラ
  ンド脇で、タカspが横切る。ハヤブサ?チョウゲンボウ?と確認できず。
  
  谷戸に降りると、カシラダカがずいぶんと入ってきている。逆立てた冠羽が面
  白い。まだ、鳴き声(地鳴き)での区別ができない。少し分かるようになった
  のは、ホオジロ、アオジ、ウグイスの違い。
    ウグイス----ジャッ ジャッと少し濁った感じ
    アオジ------チッ(間があって)チッ
    ホオジロ----ツツツツとかツツツ

  クロジなんかが鳴いたって、私にはとんと分かりませぬ。
  シロハラとアカハラは、ベテランでも区別できないそうな。そうですか?ベテ
  ランの皆様。私にはもちろんどちらか分かりませんが、ツグミとの違いが最近
  分かるようになりました。アカハラ、シロハラはちょうど、薄い鋼の板を両手
  で持ってペコンペコンいわした音に似ています。どうです、皆さん?
  エナガの群れが通りかかり、フィールドスコープでじっくり見れました。肩の
  辺り(専門的にはなんて言うんでしょう?)の「小倉アイス」みたいな色がと
  ても好きです。声も可愛いですね。ジュリジュリ!(年賀状の図案は、猿年だ
  けどこれに決めました!)

  谷戸を抜けて、山崎小学校へ出たら、上空にハイタカ!皆で見える所へ走る。
  小さい!(遠い)肉眼では見えない。双眼鏡には簡単にはいるので、フィース
  コに入れた。これがハイタカかと思ううち、みるみる近付いてくる。誰かが
  「急降下するぞ!」というと羽根をたたんでいるではないか。というまもなく、
  すぐ目の前の空き地当たりに。スズメがちりぢりに逃げ飛ぶ。久保さんによる
  と、黄色い脚を前に突き出し、目をむいていたそうな!獲物は採れたのかどう
  かは確認できず。木の枝越しに去っていく背中が見えたのみ。
  双眼鏡で見ていれば、脚とかちゃんと見えたろうに。フィースコではピンとを 
  合わせる間がありませんでした。
  それにしても急降下の速さ、その目の良さといったら、すさまじいものだ。あ
  れ位でなければ生きた餌など捕れないのだなぁーと納得。

  午後は二つ池に。マガモが2羽は入っているではないか。陽の光を浴びて、頭
  の色がなんともいえない美しい金属光沢に輝く。中央公園の工事が始まってか
  ら、一般の人が入らなくなり、鴨が良く来るようになったとか。
  スズメ会(勉強会)のため、本隊に遅れて廣晃さんと川上さん宅に向かう途中、
  川上さん宅の前でチョウゲンボウ。
  ゆっくりソアリングして旋回。広げた尾の模様、黒い筋が一本良く見える。♀
  かな?ここでも以前、同じシチュエーションでチョウゲンボウを見たっけ。

  川上さん宅での反省会では、一年を総括して、指導のあり方など、真剣な議論
  がたたかわされました。ともすれば常連の親睦会になってしまうということか
  ら、初参加、初心者、鳥だけ見たい人などは、先発して、数名の指導者を付け
  ようではないか、とか。

  Sさんの海外出張みやげの(ケースが素敵なので買ったという!)何とか言う
  ハイランド・シングルモルト・ten−years old 2リットル瓶を
  飲みながら、目を赤くしながら、それは真剣に議論したのです。(ウイッ!)

  鳥合わせ
  マガモ♂3、トビ、ハイタカ、チョウゲンボウ、コジュケイ(v)、キジバト、
  アオゲラ(v)、コゲラ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ルリ
  ビタキ(v)、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガ
  ラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、カワラ
  ヒワ、アトリ、スズメ、ムクドリ、カケス(v)、ボソ、ブト。