1990 初参加は1989.7.9 観察報告の記録はありません。

 

 

1990年7月8日先月の第二自主探は仲間とサイクリングに行ったため欠席しました。久しぶりの鎌倉・源氏山コースです。駅前で皆が集まるのを待っているとき、江ノ電ホーム上のテレビアンテナに、ハシブトガラス2羽とトビの幼鳥が1羽止まっていました。

トビの幼鳥は羽の上面と胸の、薄茶と焦げ茶のダンダラ模様がはっきりとしていてとても鮮やか。過眼線もすっきり通っていて、なかなか精悍な、いかにもタカの面構え。しばらくして訓練飛行なのか、親を追って飛び立ち、上空を旋回していました。初列風切羽根の4〜5番目が両翼とも抜けているみすぼらしい親と比べ、1枚の羽も抜けていない幼鳥のなんと凛々しく美しいこと。それでも、まだ親離れの出来ぬ姿はほほえましくもありました。

諏訪神社では、メジロが、葉の裏にいる虫を盛んに取っている姿がみられました。いつも花の蜜を好んで吸うメジロの姿ばかりを見ていましたが、この時期は雛に与える虫を取るのでしょうか?

他にも、ムクドリ、ヒヨドリの幼鳥の姿が見られ、鳥たちの巣立ちの時期なのだということを実感できました。

佐助稲荷へ向かう道の側溝には、ヨシノボリが見られるかと思いましたが、岩田さんのお話によれば来月くらいに稚魚が海から登ってくるということで、来月が楽しみです。

この自主探に初めて参加させていただいたのは、去年の7月9日でした。雨がぱらつく日だったと思います。解散後、何人かの方々と帰りをご一緒したとき、民家の庭のタブノキに止まっているアオバズクを見せて頂きました。初めて見る黄色い大きな目がとても印象的でした。

あれからちょうど一年、岩田さんを始め、多くのメンバーの方々に、鳥にはじまり、草や木や昆虫など、身近なあらゆる自然、生態系に目を向けることを教えて頂き、新たな世界が開けた思いです。紙面を借りて深くお礼を申し上げます。人の幸せのためという大儀のもとに環境破壊が進められている昨今、この活動を通して私たちに何が出来るのかを考え、また、行動して行きたいと思います。 May the Force be with us!