超映画鑑賞法 96/12/25
映画ファン歴の短い僕が言うと生意気ですが、お勧めの映画観賞法をご紹介します。
1.できたら映画館に行く
昨今は地方にもいい映画館が出来始め、ときどき
古い名作映画も上映していたりしています。テレビで見た映画でもスクリーンで見ると違うものです。
2.映画館に行ったらパンフレットを買う。
映画を見終わった後に読むと、また新たな印象が生まれます。クライマックスまで書いてあるものもあるので、上映前にはあまり多くは読まないように。映画の制作過程や、舞台裏の面白いエピソードも豊富に載っています。昔は300円ぐらいだったのが、今では5〜800円まで値上がりしたのは残念です。
3.見た映画はノートに付ける。
映画がどんなに面白いものでも、人間日にちが経つと忘れてしまうものです。映画のタイトルと、簡単な感想ぐらいを記録しておくことをお勧めします。こうすると、その当時の自分の評価を、だいぶ後になって、もう一回その映画を見たときなどに、参照できるからです。いい映画は見るたびに違う印象を受けるので、不思議です。僕の場合はApple ComputerのHyperCardというデータベースソフトで、書き込んでいます。もう400件を超えています。
4.友達や家族と語り合う
映画は一人で見に行ってもつまらないものです。一緒に見に行った人と、感想を語りあいましょう。意見を交換するうちにお互いの好みがわかって、面白いからです。友情も深まるかも?
ちなみにうちの場合だと、弟はアクションやサスペンス、母はラブロマンスや歴史物、父は社会派、友人はスターの出ているもの、僕は強烈なインパクトや感動のあるもの、と映画の好みが大きく異なっています。
5.映画評論家を信用しない。
僕も昔はお偉い評論家の言葉に動揺してしまったことがよくありました。僕がいいと思う映画を、ボロッカスにののしられたからです。でも上記のように、映画の好みは人によってばらばらです。評論家の意見も一個人の意見に過ぎないので、あまり気にしないほうが得策です。ただ、彼らの勧める映画には、あまり駄作は含まれておりません。なんせ見てる数が違いますから。その点で淀川長治さんはやはりすごいものがありますね。
このような見方をすれば、映画を見る楽しみが倍増します。ぜひおためしあれ。