明日を夢見て<BR>The Starmaker

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　映画の新人発掘だといって、シチリアの村人から1500リラを取っていくペテン師のジョー・モリーニは、様々な街を回っていく。そこでカメラテストだといってフィルムの入ってないカメラを使って、さまざまな人々を撮影する。
　スペイン戦争の悲劇を詩にして歌う老人。18人兄弟の嫌われ者の二人。星と話す羊飼い。ホモであるために迫害され、街を出ようとする男など、さまざまな人々が登場する。そこに、女優を目指す孤児の少女ベアーテが現れる。彼女と恋に落ちるジョー。途中騙したマフィアに襲われ、さらに騙した警察署長に逮捕され、刑務所に。
　二年後に刑務所を出ると、ベアーテは彼の逮捕時のショックが元で精神病院に。自分が分からないベアーテに、悲しむジョーは、帰り道に今までであった人々を回想する。
　金のことばかり考えて、失敗し、悲しみの縁に立たされる男。彼のカメラにはフィルムが入っていなかったが、彼の頭には、人々の映画がしっかり、記録されていた。