バートン・フィンク

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カンヌ映画祭グランプリほか三冠受賞。　　　　　主人公のバートンフィンクは、ニューヨークの有望株の劇作家。それを認められてハリウッドで働くことになるが、そこはB級映画会社で、彼はレスリングの脚本を依頼され困ってしまう。ある日、フィンクは、彼の泊まっているホテルの隣の部屋の男、メドゥスと友人になる。また、尊敬する作家ポールにも出会うが、彼の酒乱ぶりに失望する。ポールの恋人とフィンクは恋に落ちて、二人で一夜を過ごすが、その日の朝起きてみると彼女が血塗れで死んでいた。びっくりした、フィンクはメドゥスに助けを求める。すると彼は死体を手際よく処分してくれる。ある日ロスの警察がフィンクに殺人鬼ムントを知らないか尋ねられる。何とムントとはメドゥスのことだった。愕然とするフィンクは何を思い立ったか、すらすらと力作を書き上げてしまう。留守中にフィンクの部屋にやってきた刑事達は、彼の脚本を見てフィンクを疑うが、そこにムント登場。あっと言う間に、二人の刑事を殺しホテルを火の海にする。フィンクは恐怖のうちにホテルを出る。フィンクの作品は映画会社の社長に認められず、あっさりクビになってしまう。
　ハリウッド批判と、奇妙な雰囲気を盛り込んだ、不思議なストーリー。点の付けようがない。