僕の点数:4.7
見た日:01.3.7
2000年
Country: 米国
アクション ドラマ コメディー
映画館で見た
キャスト | トム・ハンクス ヘレン・ハント |
監督 | ロバート・ゼメキス |
音楽 | アラン・シルベストリ |
備考 | FEDEXの配達人のチャックは、ある日、大嵐による飛行機事故で南太平洋の孤島に漂流する。彼は、愛するケリーとの再開を生き甲斐に、必至で生き抜こうとするが・・・。 無人島での生活をあの手この手で見せ、それを実践するトム・ハンクスの努力や見事。なるほど、火の起こし方はこれほどまでに大変なのか。雨のしのぎ方。魚や植物の取り方。いろいろ勉強になる。また、無人島で人間がどうなるか?というのもよくわかる。英語がどんどん単純になり(私にも聞き取れたほど)、バレーボールのウィルソンと会話したり(笑)・・・。もともとコメディアンだった彼ならではの演技だ。 ただ、この映画、たんなる冒険映画に終わらない。その後が大切。結局、人間の尊厳をかけて生き抜いた主人公を待っているのが悲しい運命。それもまた人生。と結局、「生きろ」という「プライベート・ライアン」と同じメッセージを吐くトム・ハンクス。悲しい恋愛を相変わらず不器用に描くゼメキスだが、今回は共感できた。トム・ハンクスの凄まじい演技の後では、すべて飲み込めてしまうのだ。ヘレン・ハントとのベタなからみも、トム・ハンクスの男っぷりで、すべて許せてしまう。何という名優。 結局、ゼメキスは男を描いた方がうまいわけで、今回もハンクスに助けられたわけだ。 |
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(c) Hideto Miyai