チャーリーズ・エンジェル

僕の点数:4.3
見た日:01.3.2

2000年
Country: 米国
コメディー
映画館で見た


キャスト キャメロン・ディアス
ドリュー・バリモア
ルーシー・リュー
ビル・マーレー
監督 マックG
音楽
備考  有名なテレビドラマの映画化。「またテレビの映画化かよ〜」と自分で突っ込みを入れてるあたりが面白い。
 チャーリーの司令の下3人のエンジェルが繰り広げるセクシー痛快アクション。コンピューターメーカーの社長誘拐事件の解決にエンジェルたちが乗り出す。だが実は真犯人はチャーリーを狙っていた?!
 3人のお色気を存分に振りまくため、あらゆるサービスカットがめまぐるしく登場。コスチュームの露出度が高すぎて、チラリズムの域を超えている(笑)。キャメロン・ディアスのダンスも「マスク」以来の本領発揮。「マルコヴィッチ」で覆い隠されてしまったスタイルの良さを見せつける。プロデュースもかねるドリュー・バリモアはほとんどオールヌードでおいしいところをかっさらう。残念なのはルーシー・リュー。アジアンセクシーを見せるが、まだちょっと堅い。もっと活躍してほしかった。
 長い足で、マトリックスばりにワイヤーアクションをするものだから、蹴られる男たちはたまらない。情けない男たちをばったばったとブルースリーのごとく倒していく彼女たち。いかにも現代的である。また、ブルースリーに限らず、この映画、レーシングカー同士をぶつける「理由なき反抗」やトレーラーハウスが蜂の巣になる「俺たちに明日はない」など、往年の映画のパロディが満載で、楽しい。ビル・マーレーの何とも情けないボスレー役も「ゴーストバスターズ」の頃の格好良さから見ると、泣けてくる。
 冒頭のワンシーンワンショットの飛行機アクションや、セキュリティシステムのキッチュなデザイン。そして、何より笑えたのが相変わらずのハリウッド的日本イメージ。スモウ、スキヤキ、ゲイシャ、バンザイ、ああ、もうあまりに形骸化していて怒る気も失せてしまう。
 ともかくも、この映画、バカっぽく割り切ったところに勝機あり。


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(c) Hideto Miyai


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