エクソシスト ディレクターズ・カット

僕の点数:5.0
見た日:01.3.2

2000年
Country: 米国
ホラー
映画館で見た


キャスト エレン・バースティン
マックス・フォン・シトー
監督 ウィリアム・フリードキン
音楽
備考  あどけない少女が突如、悪魔にとりつかれ、卑猥なコトバをしゃべり、暴力を振るい出す・・・。あらゆる医者がさじを投げるが、そこに母親を亡くしたイエズス会の神父デミアンと、悪魔払いの経験豊富な老神父メリンが立ち向かう・・・。あまりにも有名なホラー映画の古典的名作のディレクターズ・カット版。
 神父がヒーローになるこの映画のおもしろさ。怖さのつぼを的確に押さえていて、今見ても、ほとんど古さを感じない。過剰ともいえるメイキャップ(グリーンピースジュースを吐くのは最高!)と変貌した少女のアクションは、確かに今見ると笑えなくもない。だが、終始丁寧なシーン運びや、強力で個性的なキャスティング(マックス・フォン・シトー最高!)によるスキのない演技合戦のおかげで、ラストにはほろりと泣かせるまでに・・・。
 ディレクターズ・カット版ということもあり、若干冗長な気もしたが(特に前半部)、呼吸に合わせた短く断続的なカットの流れが、映画全体の緊張感をうまく盛り上げていて、最後まで飽きさせない。キャメラの動きも最小限ながら美しい。


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(c) Hideto Miyai


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