僕の点数:4.3
見た日:01.2.22
年
Country: フランス
アクション ドラマ
映画館で見た
キャスト | アンナ・カリーナ サミー・フレイ クロード・プラッスール |
監督 | ジャン・リュック・ゴダール |
音楽 | ミシェル・ルグラン |
備考 | 「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」の間に位置するゴダールの日本未公開作品。映画研究会の皆さんと見てきた。 フランツとアルチュールは、英会話学校に通うオディールに夢中になる。そんなオディールもアルチュールに惹かれ、恋に落ちるが、オディールの叔母が大量の税金隠しを行っていたことを知ると、二人の男は突如、計画を持ち出す・・・。 中盤までフランス映画ならではの甘い甘いムードが、ゴダールのインテリジェンスをはさみつつ展開する。ゴダールにしては相当かわいらしい映画であることに、まず驚く。ダンスシーンや一分間の沈黙なども面白い。 ところが、後半はピカレスク小説に急変。コミカルながら殺伐とした暴力シーンが展開し、またまた驚く。しかし結局ハッピーエンドに落ち着いてしまうあたり。ゴダールがこの作品を嫌いだと言うが、解るような気がする。スキの多い作品である。だからといって、悪いわけではなく、批評家好みの難解な作品とは大きく違った楽しい映画に、ゴダールを再発見できて良かった。「最後の映画音楽」というミシェル・ルグランの音楽が秀逸。 |
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(c) Hideto Miyai