シリアル・ママ

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　めちゃめちゃ怖い殺人鬼ママの話。普段はすごく温厚な人。でも、規則を守らなかったり、むかつくことをされると、いつまでも根に持って、ついに殺人を決行してしまう。ついに警察は彼女を逮捕するが・・・。
　ジョン・ウォーターズらしいブラックユーモアと、キャスリーン・ターナーの怪演ぶり。ハリウッドのホームドラマっぽさを出しながら、すごく残酷なシーンが飛びだすから、閉口する。困った監督で、自分の趣味を存分に出すものだから、笑っていいものか、怒っていいものか。映画として、きれいにまとめてはいるが、やはり「ピンク・フラミンゴ」のウォーターズ。うちに秘めたる気色の悪さも手伝って、見た後の感触は複雑だ。