僕の点数:5.0
見た日:01.3.5
1941年
Country: 米国
ドラマ
テレビ/ビデオで見た
キャスト | ウォルター・ビジョン モーリン・オハラ ドナルド・クリスプ ロディ・マクドウォール |
監督 | ジョン・フォード |
音楽 | アルフレッド・ニューマン |
備考 | 美しい緑あふれるウェールズの炭鉱の町。 「父は一家の頭。母は一家の心臓であった。」そんな一家に囲まれて暮らす主人公ヒューは、牧師との出会い、姉の理不尽な結婚、学校でのいじめ、度重なる事故、ストライキ、そして兄と父の死を経験する・・・。 泣いた。涙を流して泣いてみた映画はこれが始めてである。 キャメラマンのアーサー・ミラーのあまりにも美しい構図に引き込まれ、炭坑夫たちの美しい歌声に酔いしれた。そしてあまりにもヒューマンなフォードの視点。クロサワですらここまで達しえなかっただろう人間への愛が映画全体から満ちあふれている。 登場人物もフォード好みの個性的な顔がズラリ。みな哀愁を含みながらもすごくいいカオをしている。 「ランプも磨かないと光らないだろう? 心も磨くんだ。」少年に教える牧師のシーンが忘れられない。そして、駅馬車同様、あまりにもベタなのに見とれてしまうラブロマンス。少年への体罰を教師にどやしつける男達のアクションも最高に面白い。 フォードの偉大さに気づくのがあまりにも遅かった。これからどんどん見なければ・・・。 |
![]() ご意見はこちらまで。 |
(c) Hideto Miyai