僕の点数:4.9
見た日:00.11.2
1999
Country: 韓国
アクション ドラマ
映画館で見た
キャスト | チェ・ミンス チョン・ウソン |
監督 | ミン・ビョンチョン |
音楽 | イ・ドンジュン |
備考 | 東京ファンタスティック映画祭で見てきた。 韓国の保有する国家機密の原子力潜水艦「幽霊(ユリョン)」。乗組員は、戸籍上は死んだことになっている男達で、おのおの番号で呼ばれている。もとエリートの少佐431は、年老いた艦長と、副艦長202らと乗船する。しかし、艦長の思惑に気づいた202は、対馬近海でクーデターを起こし、艦長を惨殺する。ユリョンを掌握した202は、「祖国のため」と、核弾頭の標準を合わせたのは、なんと日本!。431は、世界戦争を阻止すべく、決死の戦いを繰り広げる・・・。 超弩級のエンターテインメント。名作が多い「潜水艦もの」の中でも、本作は特にスケールが大きい。激しいアクションと熱いドラマは、「クリムゾン・タイド」や「U-571」のそれを大きく凌駕する。 監督はミュージッククリップやドキュメンタリー出身の人で、今回が長編映画一本目。最新の映像手法を用いて、ドラマを大迫力に盛り上げる。 「祖国の屈辱の歴史を巻き返したい」という202と、「核で歴史は変わらない。生きている人によって変えていかなければならない」とする431。二人の戦いが現在の日韓関係を表しているようで、興味深い。 そして、美しくも悲しいラスト・・・。 現在の韓国映画界のパワーに圧倒されるばかりである。 |
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