ジャニス・ベアードWPM45

僕の点数:4.3
見た日:00.10.29

1999
Country: 英国
ドラマ コメディー
映画館で見た


キャスト エイリーン・ウォルシュ
リス・エヴァンス
パッツィ・ケンジット
監督 クレア・キルナー
音楽 ポール・カー
備考 東京国際映画祭で見てきた。
 ジャニス・ベアードはスコッチなまりのきつい、ちょっとおかしな女の子。母親は、ジャニスの出産時に父親が(!)死んだので、広所恐怖症で家から出られない。彼女はそんな母親の治療代を稼ぎに、契約社員として奔走(迷走?)する。そこにハンサム(?)なショーンが近づいてくるが・・・。
 実際に契約社員をやっていたという若い女性監督が、生き生きとオフィスの女性たちを描く。女性秘書たちのなかで、ボス的なジュリアが女性社員牛耳るが、結局ジュリアも任される仕事は、お茶くみやコピーばかり。どこの国でもOLの扱いは変わらない。そんな不満を抱えながらも、バリバリ頑張る女の子たちにエールを送る監督の優しいまなざし。まるで少女漫画に出てきそうなサクセスストーリーだが、芸達者なイギリス俳優陣が顔をそろえれば、上質なコメディに仕上がるからさすが。「ノッティング・ヒルの恋人」でおかしなルームメイトを演じたリス・エヴァンスが今回は二枚目(?)というのが笑える。

written by Hideto Miyai's "映画スタック"


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