スリーピー・ホロウ

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時は1799年、オランダの移民の村スリーピー・ホロウでは謎の首狩り連続殺人事件が起きていた。犯人逮捕のためニューヨーク市から捜査官が派遣されるが・・。
ティム・バートン美術が炸裂した快作。これまで以上に残酷な殺戮シーンが盛り込まれ、そのどれもが美しい。暗雲立ちこめる森を演出したスタッフの努力にも脱帽。
ジョニー・デップがまたしても別人のようになりきっているのはもちろん、クリストファー・ウォーケンの殺人鬼ぶりの見事さ、不気味さ。ここにはかつての美青年スターの面影はない。脇を固める連中もバートン好みの変な顔の俳優がズラリ。クリスティーナ・リッチの「アダムス・ファミリー」以来の怪演も良い。
また、スピーディーな馬のアクションが、また素晴らしい。シルエットも美しい。クライマックスの「駅馬車」のごときカーチェイス（ホースチェイス？）も迫力たっぷり。
ダニー・エルフマンの派手なスコアも存分に楽しめる、バートンファンなら欠かすことの出来ない作品である。