備考 |
かつて患者の少年を救えなかった精神科医マルコムは、再びその子とよく似た境遇の少年コールに出会う。しかしその少年は秘密を抱えていた・・・・。 ラストにどんでん返しが待っている、非常に良く練られた脚本。編集も非常に大胆で、赤を基調とした「怖さ」のツボを押さえた映像美も、「シャイニング」に匹敵する。ハリウッド然としないヨーロッパ調の画である。細かい映像演出も優れていて、とても新人監督作品には見えない。また、ブルース・ウィリスら配役もぴったりである。そして、少年の演技が素晴らしい。 シャイニングや記憶の扉などと共通する面もあり、ミステリー・ホラーのファンにはたまらない一本。しっかりドラマも描いてあって、涙も誘う。この新人監督の新作に期待したい。 |