ライアー

Comment:
　娼婦のエリザベスが殺されて、死体を半分に分けられて捨てられていた。容疑者として挙がったのが金持の息子ウェイランド。彼は持病としてゴッホと同様のTLE病にかかっていたため、発作が起きると何を仕出すか分からない男だった。しかも父親との対立が激しく、おまけに根っからの嘘つき(ライアー）だった。しかし、証拠はエリザベスのポケットに入った電話番号のメモだけだった。そのウェイランドをポリグラフ(嘘発見器）にかけて、検査するのが若手のブラクストンと、1500件ものポリグラフのキャリアのある敏腕刑事のケネソウ(通称　聖人）だった。二度、三度とポリグラフを繰り返すが、ウェイランドは持病用の薬を飲んでおり、検査結果がもう一つ当てにならない。はたしてウェイランドが犯人なのだろうか？
　目の回るようなカメラが独特。犯人もいろいろ説が考えられる脚本が斬新である。