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恋愛小説家
As good as it gets
    1998

 

 

Rating: 5.0

Genre: ドラマ コメディー

I watched : in Theater

Country: 米国

Cast:
ジャック・ニコルソン
ヘレン・ハント
グレッグ・キニア
キューバ・グッディング・ジュニア

Directed by: ジェームズ・L・ブルックス

Music: ハンス・ジマー

Comment:
 アカデミー主演男優・主演女優ダブル受賞。
 ジャック・ニコルソン扮する恋愛小説家メルビルはロマンチックな小説を書き、女性の人気は高いのに、実は大の人間嫌いの潔癖症。おまけに毒舌家。隣人のサイモン(実はゲイの画家)もその毒舌ぶりに辟易していた。そんなどうしようもないメルビルが唯一得意の毒舌をふるえなくなった女性がいる。それがウェイトレスのキャロルだ。彼女は旦那と死別し、息子スペンサーは重いぜんそくに悩んでいた。それをメルビルは助けてやる。彼はひそかにはじめての恋心を抱いていた(恋愛小説家なのに・・・)。感謝するキャロルだが、メルビルの言葉の端々に傷つき、せっかくの二人の関係もうまく行かない。
 隣人のサイモンはある日泥棒に襲われ、おまけに展覧会も成功せず、破産してしまう。一文無しになったサイモンにある日、メルビルがスープを持っていくという、はじめての親切をする。サイモンは感謝するが、飼っていた犬がメルビルになついてしまい、おまけにメルビルの毒舌攻めに合い、再びギクシャクした仲になってしまう。
 メルビルは、サイモンの友人フランクに「フランクがこうなった原因はお前にある」と、サイモンの両親への金の無心についていけと脅され、ボルチモアに行くことになる。いい機会だから、とキャロルも誘う。
 旅先で、サイモンとキャロルはすっかり意気投合。また口の悪さがたたってメルビルはキャロルに振られてしまう。そのまま帰ってくるのだが・・・。

 脚本が良く出来ており、また何と言ってもニコルソンの演技が素晴らしい。ヘレン・ハントもグレッグ・キニアもいい雰囲気を出していて、ニコルソンに対して一歩も引かないどうどうとした演技は一件の価値あり。「タイタニック」がなければ作品賞も十分狙えたと思う。

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