バグジー<BR>Bugsy

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　砂漠のラスベガスに現在のカジノ・ホテル街を作り上げた男・ベン・シーゲルの物語。
　ベンはバグジー（虫ケラの意味）と呼ばれているが、そう呼ばれることを嫌っている。ニューヨークのユダヤ系ギャングのベンは仕事（殺人請負など、）のためにハリウッドにやってきた。そこで友人で俳優のジョージの協力で仕事を進めてきたある日、ジョージの映画に脇役で出ている新人女優バージニア・ヒルがベンの目に留まった。既にベンには奥さんと二人の子どももいたが、離婚すると約束してバージニアとハリウッドで暮らし始める。
　彼は経営しているカジノから金を盗んだコーエンに、仕事を与えて仲間にした。その時コーエンが金を余計に盗んだと偽って金を盗んでいた部下のハリーをベンは殴り倒して粛正した。　
　コーエンとバージニアと三人でラスベガスの小さな賭博場にやってきて、広大な砂漠を眺めているとベンはここにカジノに来る人のためのホテルを作ろうと計画する。仲間に投資を依頼して建設が始まったが100万ドルの予算が600万にまで膨らんでしまう。仲間のマイヤーは他の仲間にこの事業がうまく行かなくなったらバグジーを自分が始末すると申し出る。バージニアは建設資金を200万も盗んでいることが発覚したからでもあった。
　ついにカジノホテル・フラミンゴが完成しオープニングパーティーを催すが、天気の悪さから客の入りが悪く、ベンは店を一時休業することを決断せざるを得なかった。バージニアはベンの女癖の悪さなどから、出ていってしまう。そして仲間から呼び出されたベンは・・・。
　オトナの映画である。バグジーにウォーレンベイティはみごとなハマリ役。各シーンを丁寧に作ってあって、最後で静かな感動が待っている。