レース業界では毎年レースクィーンが入れ替わるの常ですが、実は毎年必ずどこかのレースクィーンとして頑張っていて、必ず拝見する人がいます。彼女たちを人は「トップレースクィーン」と呼び、まさにレースクィーンの顔とも言うべき存在です。そして、写真集はもちろん、DVDなどもあります。人気があるからこそ彼女たちは毎年ピットに立つわけですが、有名だから人気があるというからくりもあり、実力と人気、そしてモデル事務所の思惑の難しい絡まりからこうなっているといった場合も多いようです。もう10年近く頑張っている人もいます。元は、人気があるから有名になったのですが・・・。
■そのまま事務所の勢力図？
有名なレースクィーンを輩出しているモデル事務所がいくつか存在しますが、毎年その勢力図には変化が見られます。当然、その事務所の強さによってレースクィーンの入る数もかなり決まってきます。確かにオーディションは行われるのですが、各事務所にある程度の「枠」があって、モデルの実力に関わらず、レースクィーンを送り込めるという仕組みが存在することは紛れもない事実。事務所とレースチームのつながりが強い場合はそのまま流し込みとなります。
その勢力が何で決まるのかといったところはいろいろな要因があるでしょうが、最終的にはマネーが大きく関わっており、ＧＴ選手権など人気のあるカテゴリーにおいては、いろいろな売り込みの関係上、熾烈な争いが繰り広げられている事実が存在するようです。つまり、オーディションとはレースクィーンを決める建前の場合も多いということです。ちゃんとやっているところもありますが。
■知り合いごり押しレースクィーン？
そんな事務所との関係の薄いチームや、あまりに人気のないカテゴリーのうち予算的に余裕のないチームの場合には、衣装だけはなんとか用意して、それを知り合いや友達の女性に着てもらう、もしくは女の子が希望してなっちゃうという場合も多いようです。基本的にはレオタードの種類の衣装であればそれなりにレースクィーンぽい？格好になるわけで、チーム名が入っていなくても、車を？注目させるには十分でしょう。
ただ、誰かに選ばれていない以上、カメラマン他に人気が出るかどうかは定かではなく、レースクィーンのレベルを下げてしまうという残念なことも多少存在します。とはいえ、そこに立つことを夢見る女性もいる以上、実現させるという実行力は素晴らしいと思います。
■レースクィーン予備軍は？
レースクィーンといっても、最初から首尾よくなれるわけではありません。最初はいろいろな企業イベントやモーターショーなどを経験し、そこで事務所内での実績を積んだ上でオーディションに推薦される、もしくはレースクィーンになるよう命じられる場合が多々存在するようです。
そう、例えば東京ビッグサイトや幕張メッセ、インテックス大阪などの展示会場に行けば、現レースクィーンの一部や次期レースクィーン候補に会えるということです。最終的にはその女性がレースクィーンになりたいか、という希望にもよりますが、レースクィーンになることによって将来いろいろな可能性が膨らむ場合もあり、ギャラの向上などの可能性もあり、なれるならばなっておいた方がよいというのが現状です。元レースクィーン。男性に言えば、ちょびっとプレミアのつく肩書きではありませんか！
