レースクィーンはどなしたら撮れるのかぁ
 


 サーキットは戦場です。場所取りから情報収集などその場でやらなければならないことはたくさんあり、とてもレースをゆっくり見ている暇などないでしょう。特にパドックパスで入場した場合には、特に目当ての人がいない限りは、あちらこちらを右往左往という格好になります。でも、ある程度イベントを把握さえしておけば、そんな心配は無用です。


 基本的に撮影のできるタイミングというのがいくつかありまして。
1)レース前のイベント
 サーキットの外でレースが始まる前にチーム紹介も兼ねて行われます。ステージ前には大量のカメラマンが群雄割拠するので、負けないようにしましょう。また、望遠レンズが必須です。
 基本的には前に行くのが良いのですが、中には脚立を使って上から撮っている方もおられます。ステージと高さを合わす意味もあるのでしょう。ジュラルミンケースに立つという手段もありますが、けっこう怖いかもしれませんね。背の高い人は得ですよねぇ(^_^;)
2)ピットウォーク
 レースが始まる前に、観戦客とドライバーやチームの交流を目的に行われるイベントで、実際にピット前を歩くことができます。そこに登場するのがレースクィーン。彼女達がピットで整備中のマシンの横に立つなどして場に華を添えるわけです。
 人気のレースクィーンのいるところは、あっという間にカメラマンでスクリーンができてしまいますので、目的の子がいる場合には、かなり前の時間からピットウォーク前の入口に並んで、一気にダッシュ!でしょう。へしあいおしあいたいへんなのです。
 近年はその増加と時間の短縮化も手伝って、ピットウォークを断念するカメラマンもいます。高価ながらも後述のパドックパスを購入するカメラマンが増加しています。
3)メーカー系イベント
 耐久レースなど長いレースなどでは、タイヤメーカーなどがイベントを行ないます。そこに契約しているレースクィーンなどが登場してくれます。
時間をしっかりチェックするか、イベント会場にはりついておけば、かなりよい環境で撮影できるでしょう。
 ただし、登場するのはそのメーカーと契約しているレースクィーンのみなのでファンの方向けのイベントになります。
4)パドックパス内
 高価な入場料を支払って、チームスタッフなどが行き来するパドックへの入場権を得るものです。レースクィーンはチームのブースに待機しているので、目的のレースクィーンに会える可能性も高いでしょう。ただ、それはレースクィーンによって大幅に対応がかわります。サービスのよい人、悪い人、忙しくて出て来れない人もいます。また、取材出て来る人やずっとピット内でおしゃべりして出て来ない人、モーターハウスに籠っているレースクィーンもいるので、パドック内での撮影は運が大きく左右します。入場料が法外に高価なので、よく考えてから購入しましょう。
5)グリッドパス
 レースの直前にコースへ出て、スターティンググリッドに止まっている車やレースクィーンを撮影することができます。サーキットやレースによって有料で入れる場合と一定の取材許可を持っていないと入れない場合があるようです。約10〜15分間。最も華のある写真が撮れるロケーションでもあります。


 ではどのようなカメラを用意すればよいのでしょうか。まずは、できるだけ望遠を用意しましょう。最低200mm以上。イベントなどではとにかく遠くからの撮影が多いからです。レンズは無理に明るいものではなくても特に問題はありません。野外ですから。日中シンクロをするなら、ストロボを用意しましょう。ピットウォークなどでは押し合いへし合いになりますので、軽い装備の方がベターですが、焦点距離の短いものと長いものの両用が可能なレンズがベターです。20-135mmなどといったレンズがあるとよいのですが・・・。ここでもやはりデジカメが有利です。  
レースクィーン
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