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すでに時代遅れになったBQ-360。時間も掛かる。が、安心感もあった。
ニッケル水素電池の充電
■ニッケル水素電池とカメラ  
 我々カメラマンにとって縁の切れないもののひとつ。それが「電池」であります。従来、カメラには”2CR5”、”CR2”、”CR123”といった専用の電池が使われてきました。これらはリチウム電池という種類のもので、大容量でしかも高出力という特長を持っています。近年はデジカメの進歩が目覚しく、それ専用に作られた充電用のリチウムイオン電池が主流になろうとしているようです。もっとも、デジカメにも普通の単三電池などを利用するものもあります。  


 そこによく使われるのがニッケル水素電池で、一度しか使えないアルカリ電池と比べて、最高500回まで充放電を繰り返して使うことができます。環境にも優しいとのことで、各電機メーカーが発売しています。筆者は一眼レフのデジタルカメラなので、基本的には専用のリチウムイオン電池を充電して使っていますが、外部ストロボには単三電池を使うため、このニッケル水素電池を使うわけです。ニッケル水素電池は、それまであったニッケルカドミウム電池(ニッカド)に代わる充電池の大容量版で、最新のもので2000mhAの容量を持っています。ニッカド電池が700mhAですから、いかに大容量かがわかりますね。  

■充電の問題
  筆者が現在愛用しているのは、パナソニック製のメタハイ1700というタイプで、1700mhAの容量のものです。それを写真にあるBQ-360という充電器と、もうひとつBQ-370という充電器で充電しているわけですが、今度、4月に発売されるメタハイ2000では、この充電器だと1700mhAまでしか充電できないとのこと。これはパナソニックにメールで質問して初めて分かりました。  
 これらを充電するにはBQ-390およびBQ-330という充電器を使わなければならないそうです。電池自体が進歩すれば、当然、充電器自体も進歩させなければならないことは必然ではありますが、もしも知らずにそのまま買って充電していたら、気づかないまでもちょっと損ですなぁ。   

■注意する点もあります
   最新の充電器なら、古い充電池を充電することもできる(過充電チェックもされているし、かなり進歩しているようです)ので、今までの電池を持っている筆者も一安心・・・とはいえ、多分、同時に充電しているでしょう。ただ、容量の違う電池を混在させて充電すると、過充電する恐れがあるので、注意が必要。ちなみに筆者は、以前メタハイ1500と現在利用しているメタハイ1700を混在して充電させたため、メタハイ1500が過充電に陥り、使用不能になった苦い経験があります。最新タイプの充電器は一本一本チェックしていると説明されているとはいえ、やはり混在させて使うのはベターとはいえません。もちろん、ストロボに入れる際も、混在させないように気をつけるつもりです。ただ、デザインがまったく一緒なので、間違いやすいのも確か。対策を立てなければなりません。別メーカーの電池を買えば問題ないでしょうが、やはり愛着を感じているので、買うとすればパナソニック製かなぁ・・・。性能で言えば、サンヨー製でもいいかもしれない。誰かロードテストしてぇ!!・・・>スタパ斎藤さーん(^_^;)    

 最後に、メールに迅速丁寧に返答いただいたパナソニックの担当者に感謝したいと思います。このように対応していただければ、今後もパナソニックの製品なら安心して使える、と感じました。    

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