■ 横浜DOUBLE DESTINY 2000 -里村×デビル・永島×尾崎- ■
デビルは里村が生まれる前からレスラーであり、今もトップレスラー。
歳の差18歳の二人がリング上で腕を取り合い、にらみ合い 攻防する姿は世代を超越し観る者を自然に引き込む。
里村の腕攻めとデビルのスリーパーの応酬。 デビルが強烈なパワーボムを見せれば里村は三角絞めを。
まさに一進一退の攻防、意地の張り合い。 互いにもはや気力だけで切り返しているようだ。
それでも里村は執拗にデスバレーにこだわり続ける。 1発。2発。3発。
デビルに何度返されても 一瞬の隙も与えず、仕掛け続けること6発目!!
さすがのデビルもついに力尽きたか。レフェリーが完全にマットを3つ叩いた。 鬼の里村、地獄の案内人デビルに完勝。
しかし里村が勝利に手を挙げている時、マットに横たわりのびていたかに見えた デビルが
急に立ち上がり、高らかに笑いはじめた。「面 白くなってきた!」 手を叩いて無気味に笑うデビル。
地獄の扉はまだまだ開いたばかりらしい・・・。
第6試合 シングル5番勝負パート4 ○里村明衣子 vs デビル雅美× (17分45秒 片エビ固め)
試合開始のゴング直後。リング上では裏拳乱打。 打込んでいるのは永島、耐えているのは尾崎だ。
無論、尾崎も負けていない。隙をついて勝負を賭けたヘッドロックをがっちりきめる。
花道での乱闘も尾崎にとっては朝飯前か?凄まじい責めをみせる。
そして永島がロープを使った首4の字を繰出せば、尾崎は迫力満点のライガーボムで永島を叩き付ける。
自身の得意技を惜しみなく登場させる両者の、この勝負への意気込みが感じられる 。
あと0.1秒でカウント3・・・そんな場面 の連続に会場は息をのむ。 お互い意地で肩を挙げているかのようである。
終りなき戦いに思えたその結末は、永島が掟破りのテキーラサンライズで完璧なるピンフォール!
OZの師弟関係からライバルへ。2人は闘いはじめた。
第7試合 シングル5番勝負パート5 ○永島千佳世 vs 尾崎魔弓× (10分24秒 テキーラサンライズ)
1期生、シングル5番勝負全勝 !!!
残るはメインのクラッシュ2000のみ。
余韻に浸る間もなく「ローリングソバット2000」が鳴った。 >>> next