■ 1st. STAGE ■

 

有明直後の5、6月は、チームクラッシュ側に惨敗が続いた。

有明でデビルが言ったように早くも「地獄の扉」が開いたか?

だが平成世代の選手は試合に負け続け、悔し涙を流すも自己主張を忘れることはなかった

「次はきっと勝てる。」そんな勝利への執着を決して消すことはなかったのである

 

7月後楽園ホール。

9月の横浜大会への序章はここから姿を見せ始める。 長与・加藤組 VS 関西・アジャ組で戦ったこの試合は

加藤にとって首の負傷による戦線離脱からの復帰第一線であった。

しかしクラッシュ2000を挑発する為あえて加藤に標的をしぼり、えげつない攻撃でスリーカウントを取ったアジャ・関西組。

試合終了後、長与の隣には同じように怒りの表情を浮かべた飛鳥がいた。

「そこまでやる必要があるのかよ!そう憤る長与に対し、アジャは半ば嘲笑うかのように言った。

「クラッシュ2000さん。うちらを見て何か思わないのか?」そして、クラッシュ2000の返した言葉とは

「横浜、逆指名だよ!」 二人のクラッシュポーズと共に クラッシュ2000VSアジャコング、ダイナマイト関西組決定

8月に入るとついに、永島・里村がタッグで、シュガーがシングルで、昭和世代から勝星を挙げ始める。

有明で見せた彼女達の覚悟がいよいよ体現されてきた。

そしてそれぞれが自分のライバルを自力で見つけ、9月の横浜大会の対戦相手を決定していくのである。   >>> next