■ TEAM CRUSH 誕生 ■
2000 年 5月14日 有明コロシアム。
満員の 9000 人の観客は、この日1つの歴史の幕開けの瞬間に立ち会うことになる。
「 C・R・U・S ・H ! ! 」 聞き覚えのある入場テーマ曲。そして目の前のスモークが切れると、、、
そこにはあのクラッシュギャルズ! いや、新生 CRUSH2000 だ!!
2人はゆっくりと歩み始めると、花道の中央でおもむろに立ち止まる。長与が前に飛鳥が後ろに、幾度となくポーズを決める。
時代に呼ばれた新世紀の革命戦士 CRUSH2000 の登場である。
当時を彷佛とさせる紙テープの渦の中、ゴングは鳴った。
北斗、デビルのノーザンライトデビルを相手にサソリ固め、W正拳突き、マンハッタン殺法、
昭和時代に見覚えのある技の数々、互いに譲らない一進一退の攻防。
クラッシュギャルズ当時のまま、、、 むしろそれ以上の熱を帯びた闘いが繰り広げられる。
やるか、やられるか。 文字通 り "一瞬たりとも" 目が離せない試合展開に、観客のボルテージは最高潮!
フィニッシュは絶妙のタイミングで魅せる新合体技、その名も『オーバー・ザ・クラッシュ』で長与が北斗からフォールを決めた。
場内から沸き上がる爆発的な大歓声!そして、その後 9000 人の観客が目にしたエンディングとは…
飛鳥「今日リングの下でこの試合を見ていたお前ら!言っておく… 時代の扉を開けたぞー!」
花道を引き上げる CRUSH2000 の後には加藤、里村、植松、ザ・ブラディー、広田、竹内が続く。
そしてOZアカデミーのシュガー、永島もリングを降り卑弥呼のTシャツ を脱ぎ捨てた。
リング上に残った昭和世代の選手たちに向かってクラッシュポーズを決める10 名の選手、彼女達の自信に満ちた表情に長与、飛鳥は確信した。
―― 時代の扉は確実に開いた。 >>> next
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