■ 私の「TMR」と「TMR第2期」観  

 

TMRという、皆が求めていることに応える、音楽がある。。

その一方で、単純に西川君がプレイしたいと思う音楽が存在する。この両者は、違う物です。

 

TMRとは、皆から求められ、愛された分、愛し返し、皆で和を創っていくもの。

TMRというチームプロダクツは(ファンも含めて)相思相愛の関係に有ることだと思います。

そのTMRが発信する音楽の定義とは「皆が大好きで、その音楽を聴くと、皆にマジックがかかり楽しい気分になれる(ことを意図としている音楽)」。

まず西川さんは、BESTツアー前、なんで変わらなきゃって思っていたのか、そのことから考えてみたい です。

それは、私はこう思います。「TMRはデビューしてから、今迄のこの6年間で、すべてやりつくしたんじゃないか?

もう、皆の目には色褪せてみえてるんじゃないかな?このままだと、同じ事のくり返しになるかもしれない。。」っていうような、

西川さんに迷いがあったからじゃないかと思います。だから「かわらなきゃっ」て思っていたと思うんです。

でも、BESTツアーやサマクラを通 じて「あぁ〜、あえて無理やり変わる必要は無いんじゃないか」って気付いたんだと思います。

TMRは全然色褪せて無いし、むしろTMRとして継続していくことで、まだまだ違うアプローチができる=まだみせてない、見せ方、聴かせ方がある、って。

TMRは、幅広い人に訴えられるんだなぁ!でも、まだまだ出会って無い人はたくさんいるなぁ。って思ったのでは無いでしょうか?

TMRを継続していく事は、決して同じ事の繰り返しじゃないんだと。むしろ、TMRだからこそできる! っていう強いパワーが、、まだそこにあるんですね!

今回のINVOKEの件で、西川さんが「言ってる事とやってることが違う」 って悩んでしまい、スッキリしない人は、、、、、

そもそも西川さんがどうしてTMRというプロダクツをやめてみようかなと思ったか、考えてみてはいかがでしょうか?

以前に(今の気持ちにシフトする前の)TMRを止めてみようって思ってた気持ち (意図)も、今、「INVOKE」を発信する気持ちも、結局、根底は同じだと思うんですよ。

変わりたいってこと。それは、もちろん製作陣や曲調をかえてみようっていうことではなくて。。

だから、、言って事とやってることは、違っていないよ。って、、私は思います。

 

TMRを継続しよう、その決定打が、ガンダムからのラブコール。 ガンダムという違う畑のプロチーム集団から、ラブコールされるTMRチームは、

やっ ぱり、すごい価値が有るもんなんじゃ無いか?もう一度、TMRを継続していく意味が あるんじゃないか?と、思ったんだと思います。

「INVOKE」はガンダムチームの希望通 りに、要求通り(例えばアニメの絵にあわせてとか、 なんかこう迫ってくるような躍動感を感じさせるようにとか?)

忠実に創られていった楽曲だ思います。

こういう楽曲の作り方=(ガンダムチームから)求められている愛を音楽で返していく。愛された分をそれ以上に愛し返す。というのは、

まさにTMRのカテゴリーにぴったりあてはまると思うんです。

だからガンダムのタッグは、TMRを再確認するとってもイイ方法だと思ったから、TMR第2期のスタートを「INVOKE」にしたんだと思います。

むしろINVOKEはTMR第2期スタート以外のなにものでも 無いんじゃないかと。

 

それに、こういう考えもあると思います。

昔ガンダムにあこがれていたもの同士、今は、作る側になって、 世代を超えて、ここで、出会い、一緒にコラボレートしている、不思議な巡り逢いを感じている。

昔、子供だった西川さん達と同じように、今この2002年の10月に「TMRとガンダムSEED」に出会った人(子供達)たちが、

次世代にこの素晴らしい産物を伝えていってくれるんじゃないか?という、野望。

次の世代に時代を動かすことになる今の子供達が、TMRやガンダムシードに影響されて、何か大きな夢を未来にもってくれたらいいなぁとか、

もっと身近なことだと、アニメを見てもっと新しい人がライブにきてくれればいいかなぁっていうこととか、、まだ見ぬ ファンも視野に入れているんだと思います。

そういう狙いのTMRは今迄みたことないし、全く新しい攻め方だと思います。これでも前と何もかわってないって言えますでしょうか??

「INVOKE」が、アニメにのった時と、西川さんがテレビで歌ってる時と、 またプロモーションビデオのストーリーに乗せて耳にする時とでは、 すべて違う雰囲気が味わえる。

同じ歌なのに、何種類も楽しみ方がある。そういう訴え方も、新しいですよね。。

 

でも、これも、間違いじゃ無い。 「自分のミュージシャンとしての音楽的欲求はTMRとは、別 の所にある。」 ということ。

TMRを継続するからといって、やらないわけでは無い。寧ろ「やる」と。 但しそれは、TMRという名前じゃ無く、全く別の物として発信する!ということ。

TMR第2期では、TMRを継続していく事と、別のTMRとは違う形(西川さんがプレイしたい楽曲) も両方見せていきたい。

無理矢理どちらか、一本に決めてやる必要は無いと。 ここから始まるTMR第2期では、継続(TMR)と革命(西川君がプレイしたい音楽) が両方見られるんだと思う。

それは結局、TMRを再確認する事で、本当にやりたい別 の音楽がなんなのか 違ったの角度でみれて、今考えつくものよりいい物がうまれるかも知れない。

逆に、TMRとは別のものをやった時には、客観的にTMRを 見つめなおし、もっとすばらしいTMRを作っていく事もできる。

継続と革命が、互い に刺激になって、どんどんイイ作品を世に送りだして、 結果、それが、おおきな意味の「音楽的革命」を生み出す事になると思うんです。

もっとイイもの見せられるから、時間がかかるかも知れないけど、皆で一緒いこうね!って西川さんは、言ってくれてるんだと思います。  

■2002/10/18 ♪ミホ/記■