三国一のバイク馬鹿
祝! 新たなる愛機登場!
その名は
HONDA VTR1000F
いやー、ようやく納車されました。
とはいえ、納車日は先々週(6/14)だったので、すでに1000キロほど走っている。

これは納車日の翌日に行った日光での1カット
ページの更新も急がねばと思いつつ、バイクに乗っている方が楽しくてつい・・・。
慣らし運転をかねて、ひたすら手近なところを走り回ったおかげで、
ようやく運転もなんとかサマになってきた今日この頃です。
ところで、このバイクについて簡単に紹介。
一応、話題にはなったので、知っている人も多いとは思うけれど、
要はV型2気筒(Vツイン)の1000ccバイクだ。
レーサーレプリカではないけれども、SBレースのカテゴリーに入るバイクで、
すでにSBレースで大活躍中のドカッティ916(本当は900SSとか、ST2/4あたりがライバル)を目標に、 ホンダが作ったモデル。
スズキも同じコンセプトでTL1000Sというマシンを発表していて、その対決やらでVツインはにぎやかである。
国産車としては珍しいビッグツインだけれども、要は、
ニセドカッティである。
我が愛車は、色も赤なので、そのものである。
別な言い方をすると、ホンダ伝統のVツインの1000cc版。
永遠の名車、VT250Fシリーズとコンセプトも似ていると思う。
外観の雰囲気はVT250スパーダにハーフカウルをつけた感じ。
Vツインということで、乗り味もやはり共通している。
★
一台のバイクに長く乗る主義(単なる貧乏か?)の私は、VFR400Rに次いでVTR1000が2台目。
しかも新車は初めてだったので、実に新鮮な気分。
納車前に、試乗会があったので、すでにVTR1000Fには一度乗っていたのだが、
我が愛車は全然乗り味が違った。
サスが固くて動きやしねえ。
イニシャルいじって硬くするのとはワケが違う。
いわゆるアタリがついていない状態だから、挙動が落ち着かなくてどうしようもない。
今では逆にリアなんかソフトすぎるくらいだ。
取り回しはかなり楽な方で、ハンドル位置が高いせいか、VFRより楽。
乗ったらよけい楽。パワーありすぎて持て余しているくらい。
ちょっと困ったのは、スピード感の違いで、
時速30km前後の徐行運転の感覚で、法定速度+アルファまでそのまま。
フト気がつくととんでもないスピードが出ていて、逆にビビる。
ブレーキもそれなりに強力だが、やはり制動は物理法則の限界を超えられないので、
わき道やスリ抜けで、「必ず安全に止まれる速度」をキープするのが難しい。
慣れればこの方が安全なのだが、最初は感覚のズレが恐い。
★
まあ、そんなこんなで、筑波山、日光を経て、走行距離は700km。
これで奥多摩でも行けば、ちょうど1000kmくらいかなと、奥多摩へでかけた。
調布で中央高速道路に入って、上野原で下りる程度にコースを決めて、あとは成り行き。
高速道路では、一応慣らし運転ってことで、回転も抑えめ、法定速度を守って走る。
これが恐くてしょうがない
2輪車の法定速度が時速80km、4輪車が時速100kmというのはどうかと思う。
どう考えても、危険だ。
現在、法改正問題も難航しているようだが、なんとかして欲しい。
いつも休憩をするのは石川PAだが、
入り口の手前で曲乗りするバイクがのろのろ走っていた。
わざわざ高速代払ってまで、ご苦労なことです。
なんか「いやーんな感じ」がしたので、そのまま休憩ヌキで走る。
そんなこんなで上野原で下りて、甲武トンネルを抜けて奥多摩周遊道路を目指す。
ここで道に迷う。
なぜだかわからんが、道に迷う。奥多摩へが何度も来ているのだが、そのたびに迷う。
まともなルートでたどり着いたことがないから、いつまでたっても道を覚えん。
ソロツーリング(というほどたいしたもんではないが)は、
予定に縛られないで走れることが醍醐味なので、あまり気にしていない。
予定通りに走るよりも、ドラマチックでいいかも。
★
ようやく甲武トンネルを抜けると、奥多摩行った人は誰でも寄ると言われる「山小屋」で一服。
まあ、このルートではここしか休憩所がないのだが。
今回は食事はしなかったが、ここの「こんにゃくそば(というような名前だったはず)」は美味。

山小屋にて。わけのわからん看板がナイスです
そして、奥多摩周遊道路に入る。
夜間の走行禁止が痛いけれども、走りやすく、眺めもいい道路だ。
笑えるのは、頂上付近の月夜見駐車場の看板。

「病院まで2時間かかる」というのが恐ろしい。
当日は土曜日だったのだが、台風の翌日だったせいか、天候も不順であまりバイクは来ていなかった。
このツーリングでは誰ともお知り合いになれなかったので、それも残念だ。
★
ツーリングの最後は温泉で決める。
一応、私のお約束である。
奥多摩付近には、温泉もいろいろあるが、今回は小菅市にある「小菅の湯」。

美観を損ねないための「駐車禁止」だが、そのための看板が著しく美観を損ねている。
建物もきれいで、露天風呂、サウナ、ジャグジー、打たせ湯といろいろあり、食事もOK。
休憩の場合は3時間で900円と、まあまあの値段もいい。
本来ならビールでも飲んで、酔いがさめるまで寝るのだが、
出発が遅れたため、1時間くらいで出発する。
このままサクッと帰るなら、それほど急ぐ必要もないのだが、
もうちょっと足を延ばして、柳沢峠から勝沼で中央高速へ入るルートをとることにした。
この柳沢峠。奥多摩から勝沼方面に走る場合は要注意。
ひたすら下り坂で、かなり恐い。
ダウンヒル最速を狙うなら、ここでの練習もいいかも。
運悪く夕立には降られるし、霧も出てくるなど、あいかわらずいいイメージがない。
おまけに夜は視界が悪く、とても恐いのだが、
唯一の救いは峠の終わり頃に見える、塩山市の夜景。
なんてことのない夜景だが、苦労したぶん美しく見える。
今回はそれほど飛ばさなかったし、バイクのおかげで比較的走行は楽だったけれども。
★
勝沼で中央高速に入った後は、ほぼスムーズに走った。
ひたすら走る。それだけ。
中央高速からそのまま首都高速に入って、四ツ木で下りるとちょうど100kmを達成。

見えにくいが、一応、1013km走行
やれやれ、お疲れさんでした。>自分
まだ、慣らし運転も終わっているわけではないけれど、
ようやく「感じ」がつかめてきたようだ。
とはいえ、自分の頭の中には、ランバ・ラル(誰だ?)の名セリフがリフレインされている。
自分の力で勝ったわけではないぞ。
そのバイク(モビルスーツ)の
性能だということを忘れるな
そう、まだ乗りこなしているわけではない。
VTR1000Fのお披露目的ページでありながら、あまり紹介はしていないが、
アクセル開けるのが
とんでもなく楽しいバイク。
この一言に尽きる。
乗りこなすほどに、もっと楽しくなると思う。
次は箱根である。
メールは下記まで
FQ7K-TRI@asahi-net.or.jp
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