●2003年01月06日:日本の有人宇宙飛行計画:【はみだし】 ●2003年01月07日:進化論を考える:【はみだし】 ●2003年01月08日::【はみだし】 ●2003年01月09日::【はみだし】 ●2003年01月10日::【はみだし】 ●2003年01月11日::【はみだし】 ●2003年01月12日:『スパイダーマン』を観る:【はみだし】●最新へ ●先週へ ●次週へ
「日本も有人飛行」 2020年目標に3機関が構想(朝日)が一部で話題を呼んでいる。
中身は去年11月のHSFD 高速飛行実証の第3回実験飛行の時とたいしてかわらず、なぜ、今、このような記事になったのか、ふしぎな感じ。
しかも、日本は有人飛行に関して公式にはペンディング状態ではなかったのか?
水平離着陸機に関しても、HOPEなど一連のロケットプレーン計画は一時棚上げにされたはずだが……。
単に儂が不勉強なだけで、復活していたのなら、それはめでたいことであるが、真実は如何に?
ところで、打上げだけではなく、おろしてくることになれば、そのための用地も手当てする必要がある。
かなり長い滑走路と、万一に備えた安全地帯を考慮すると、内之浦に打上げ/着陸施設を建設するのは、かなり難しいような気がするが、この点はどう考えているのか気になる。HSFDのように、海外の施設を利用するのも一案ではあるが、どうせならば日本領土内で考えて欲しいものだ。
また、完全再利用機の場合、運用時のメンテナンスコストも気になる。
米のスペースシャトルの場合、運用コストの上昇は、一部使い捨て部分があることではなく、再利用部分の分解整備の部分が大きいと聞いている。
大気圏再突入はかなりのストレスが機体にかかることは明らかであり、メンテナンスフリーにすることは事実上不可能であろう。
完全再利用機の設計としては、ここが大きなポイントとなろう。
一方、NASDA内部では、水平離着陸のスペースシャトルライクなものだけでなく、使い捨てカプセルタイプの日本独自の有人宇宙船構想も非公式ながら検討されている。
こちらのほうが、運用コストも勘案すると、実は水平離着陸タイプのものより現実的な費用で実現できるのではないかとの意見もある。
有人宇宙飛行の是非についてはいろいろと意見があるようだが、人工衛星を含め、日本がこれから宇宙空間を利用していくのならば、ぜひとも実現すべきミッションであると考える。
緊縮財政の折、できるだけ低廉なコストで実現して欲しいものである。
u-ki総統とのださんのやりとりを読みながら、こりゃ、自分も進化論についての理解をまとめなおしておいたほうが良いかなと考えた。
以下、あくまでも自分なりの理解を整理するためのものであり、解説ではない。識者による突込み大歓迎でありますのでよろしくお願いいたします。
私は、少なくとも、進化が起こったことは自明であり、そのメカニズムについては「概ねこうであろう」という仮説はいくつかあるものの、物理での"力学"といったようなかっちりとした体系にはまとまっていないと理解している。
アナロジーの危険性は理解しているが……。
進化論は、天動説か地動説かで揺れていたころの天文学に似ているのではないかと思うのである。
すなわち、ラマルクの用不用説が天動説であり、ダーウィンの自然選択説が地動説といった感じである。
もっとも、地動説が天動説を葬ったごとく、ダーウィンの自然選択説がラマルクの用不用説を葬ったと単純に理解していては道を誤る。
自然選択説だけでは、すべて説明できないのではないかとの懸念が昔から表明されており、こう云った議論の流れ自体が進化論の歴史となっているわけだ。
たとえば、進化の主体を、個体で見るのか、集団で観るのか、あるいは個体ですらなく"遺伝子"という単位でみるのかといった議論もあった。
また、いつ変異が起こるのか、そんなに都合よく変異が起こるのかという疑問についてはダーウィン説では説明できず、環境に対して有利/不利といったことのない中間的な事象については遺伝子がどんどん変化していくという、木村の中間説が提出されている。
最近ではドーキンスとグールドの論争が華やかであるが、これに関しては良くわからない(所詮コップの中の戦争のようなレベルにしか見えないんですけど)
また、とりあえず月だけは地球の周りを回っていたわけで、その意味では天動説にしたって部分的に正しかったわけだ。
これは、トランスポゾンの発見やウイルスによるRNA挿入などによる"獲得形質の遺伝"にも見える"遺伝子の水平移動"が実証された事実に似ている。
注意しなければいけないのは、進化論の場合、「星はうごいとりゃせんわい」と主張するかのような"創造説"の介入が事態を混乱させていること。「こういったこと(だけ)では進化が説明できないから進化なんてものは起こらなかったのだ」という議論には耳を貸す必要はないと思う。
斯様な状況なので、進化論の説明はその著者の立場によって細かいところが違っているのが普通である。よって、いろいろな文献をあたり公平な判断を心がける必要があるだろう。
u-ki総統が参照していた(現在の進化論入門) 豪快! 痛快♪ 進化論 〜選択と変異・ラマルキズムの可能性〜にしても、のださんお勧めの進化論と創造論 〜科学と疑似科学の違い〜にしても、どちらもそれなりに偏りがあるように感じます。
なお、一般向け書物としては、以下の2冊が(偏りがある中にも)比較的目配りが効いていると思います。
1週間レンタルに落ちていたので『スパイダーマン』を観る。
別に取り立ててコメントすべきこともない映画であるが、DASA6で指輪のパロディを観た時にいっしょに観た『スパイダーマン』のパロディーの原点はこれだったのかと……。
ははぁ、これがああなりますか……。
確かにおもしろくはあったけど、これ、そんなに売れるような映画なんですか。なにが売れるか、良くわかんない世の中ですな。
Last Updated: 2003.01.14 Copyright (C) 2003 Hirayan