Guide ユーザーのための、めったにない質問

 このサイトには Guide ユーザーのための FAQ もあります。このリストは FAQ の逆:一度しか聞かれたことの無い質問です。しかしその返事は大勢に興味深いもので、また質問されるかもしれません。

  • 私は2000年問題に対応していないシステムで Guide を使っています。何かトラブルが起こりますか?
  • Guide から光度測定 extinction や空の明るさのレベルのデータを入手
  • 方位角を、北=0 から 南=0 に切り替えたいのですが
  • Guide が会合を検索した時、これは赤経の合ですか? 黄経の合ですか? あるいは最接近ですか?
  • グリッドや目盛やサイドラベルを、間隔ダイアログに無い間隔で置きたいのですが
  • どうしてヘルプシステムは "Windows 風" ではないのですか?
  • 彗星のリストを作った時、時々小惑星が混じっています。なぜ?
  • 食地図で使われる色の 「コード」とは何ですか? 例えば1999年11月15日の水星の日面通過で
  • Q:私は2000年問題に対応していないシステムで Guide を使っています。何かトラブルが起こりますか?

    A:一般的に言って、いいえ、Guide は正しく利用できます。 しかしいくつかのシステムでは、コンピュータークロックが 2000年 1月 1日を 1980年 1月 1日とか 1900年 1月 1日としてしまい、Guide はこれらの間違った日付をデフォルトに使ってしまうでしょう。

     "普通の" 修理は、あなたのシステムから日付データを扱っている BIOS を使う方法です。もしこれが不可能でしたら、Guide ディレクトリにある GUIDE.DAT ファイルを編集して、次の行を追加してください。

    TOFFSET=175320
    

     この TOFFSET パラメーターは元々は、Guide ユーザーが怪しいタイムゾーンの問題で利用できるように追加したもので、それはシステム時計に3つの時刻を持たせようとしていたものです。 上の例は、175320時間、つまり 20年を追加するもので、それによって "1980年 1月 1日" は "2000年 1月 1日" となります。

     あなたのシステムが 100年違っていたら、876576時間を代りに追加してください。

     上の解決方法は、2000年対応問題が起こらなくてもどのような年号システムでも美しく利用できるようにしたものです。しかし当然ながらこれは、Guide や他のソフトを変更しないで済ませるもので、最後の拠り所となる解決方法です。

    Guide から光度測定 extinction や空の明るさのレベルのデータを入手:

     Guide で空のある場所を中央にしたら、"Quick Info" をたずねてみてください。Guide はその時に空のその場所に見える実視限界光度を表示します。これは湿度、標高、気温、太陽や月による空の明るさ、その他を考慮して、Sky& Telescope誌 1998年5月号の Brad Schaefer 氏の方法を使って計算しています。

     このプロセスの途中で、extinction 係数や、5つの光度測定バンド(U、B、V、R、そして I)での空の明るさのレベルが計算されています。このデータは本質的に無用なものです。あなたの光度測定では、天からの贈り物かもしれませんが。 Guide ディレクトリの GUIDE.DAT を編集して、この行を追加します:

    PHOTOMETRY=Y
    

    すると Quick Info に、それぞれのバンドでの空の明るさと extinction 係数が表示されます。

    方位角を、北=0 から 南=0 に切り替えたいのですが:

     デフォルトでは、Guide は方位角を、北=0、東=90、南=180、西=270という慣例を使っています。あまり無いのですが、南=0、西=90、北=180、東=270 とする慣例もあります。

     この慣例を切り替えるには、 STARTUP.MAR を編集して、この行を見ます:

    30 az convn 0
    

    これをこのように変えます:

    30 az convn 1
    

     Guide 1.0では、これを処理するオプションがありました。Jean Meeus 氏は、彼の Astronomical Algorithms で方位角の測定方法に2つの標準が存在することの真相を書いています。一つは北=0、もう一つは南=0です。Guide 1.0は南=0がデフォルトでした。

     この問題は、誰もこの慣例について聞かないことによります。Guide 1.0はバグだらけと思ったほとんどの人に、北=0に切り替える方法があったのです。Guide 2.0では、北=0慣例をデフォルトにし、メニューオプションを削除しました。しかしよく考えた人たちは、上の方法で、南=0にしています。

    Guide が会合を検索した時、これは赤経の合ですか? 黄経の合ですか? あるいは最接近ですか?

     どのようなソースを使うかによって、"会合" がその3つのどれになるか分かります。ほとんどの人は、二つの天体がいつ互いに最も接近するのかを知りたがります。そしてこれが Guide で使っている定義です。 その理由は、会合が赤経や黄経で起こったと言っても、それは数字だけの話だからです。

    グリッドや目盛やサイドラベルを、間隔ダイアログに無い間隔で置きたいのですが

     基本的に、できません。しかし使いにくい方法ですが、ダイアログボックスで間隔を変更することができます。 STRINGS.DAT ファイルを編集して、先頭から 46行目にこれを見つけます。このテキストが間隔のダイアログボックスで使われます:

        1'        2s
        2'        5s
        5'       10s
       10'       30s
       20'        1m
       30'        2m
        1z        5m
        2z       10m
        5z       30m
       10z        1h
       30z        2h
    

    ( 'z' はダイアログボックスで度のシンボルに置き換えられます) これらの値を変えます。数字は昇りの順にしてください。よくある変更は、5m を 4m に置き換えることです。これは Uranometria Millennium Star Atlas にマッチしたマーキングを作るのに便利です。

    どうしてヘルプシステムは "Windows 風" ではないのですか?

     Guide が Windows に取り舵をしたとき、私は Windows のヘルプシステムを作ることに付いて考えました。しかしそれは、私のアイデアを棚上げにしなければならず、多大な不利があったのです。

  • 一つ目に、Guide はいつでも動的に新しいヘルプの内容を "作り上げます"。"more info" を利用する時、テーブルを作る時、その他プログラムで利用する時に。Windows のヘルプはこのような利用を許していません。一つのヘルプファイルを作り、それに固定されてしまうのです。
  • 二つ目に、Windows のヘルプは Windows 独自で、DOS や 他のヘルプシステムでは利用できません。
  • 三つ目に、Windows のヘルプは、他の言語に切り替えるというアイデアにあまり好都合ではありません。英語圏以外の国での Guide の販売はとても重要なのです。
  •  良いニュースとして、HTML版ヘルプと切替えができるようになりました。これは動的に調整できます。("more info" や類似のデータをHTMLファイルに作して。これはウェブサイトでも利用できます。)そして少し民代はありますが Linux や DOS でも利用でき、またいろいろな種類の言語で作成できます。 'help' ファイルは既存のウェブブラウザーで表示させることができます。これは Guide の既存のファイルをHTMLに、半自動でコンバートすることが可能です。これは Guide の将来の 'help' としてほぼ確かな方向でしょう。

    彗星のリストを作った時、時々小惑星が混じっています。なぜ?

     Guide はプログラムの4つの場所で彗星のリストを作ります。("Extras" → "Edit Comet data"、"Tables" →"Current Comets"、"Help" → "Quick Info"、そして "Go To" → "Comet")そしてこの4つ全てで、リストの中に小惑星を見ることでしょう。

     これは、"Add MPC comets/asteroids" オプションを使うと起こります。Guide が最初に作られた時、小惑星データベースが完成し、次に彗星を追加できるようになりました。ユーザー追加太陽系天体のリストは一つだけ、 COMETS.DAT で、Guide に追加した天体はこのリストの末尾に追加されます。

     分かっていることですが、いくつかの理由から、これを彗星と小惑星を論理的に分けるよう修正したいと思っています。かなり散らかったプログラミング作業なので、遅くなっています。

    食地図で使われる色の 「コード」とは何ですか? 例えば1999年11月15日の水星の日面通過で

     Guide はやや複雑な色のセットを食/掩蔽/通過チャートで使っています。(今後これを "食"地図と呼びます。) 色はチャートの任意の点で、最大「食」にどのように見えるかを示しています。

     もし最大「食」で、接近した天体が遠いほうの天体に囲まれたら、明るい緑が使われます。(これは金環食や、金星・彗星の日面通過で太陽に全体が入った時です。)

     もし最大「食」で、接近した天体が遠いほうの天体を隠したら、明るい灰色が使われます。(これは皆既日食や、例えば恒星食です。)

     もし現象が恒星の掩蔽であれば、"部分食" はありません。皆既食を意味する明るい灰色のバンドだけがあります。 しかし他のものでは、接近した天体が遠い方の天体を部分的に隠す場所があります。それらの場所は10のバンド、0%の食、10%の食、20%の食、そうして 100%の食で表示されます。

     部分食を示すバンドは、太陽が地平線の下にある時に最大「食」が起こる場合は灰色が塗られています。これは、太陽が地平線の上にある時は、明るい青で塗られています。(例えば、日食は常に明るい青で塗られた部分食の領域を持ち、日食が見える所では、太陽は地平線の上にあります!)

     部分日食の青と灰色のぼかしは、月や小惑星による食でも役に立つことでしょう。 青みがかったぼかしは、この現象が太陽が地平線上にあることを示し、見ることはできないということです。(ただし、月のよる金星食などは除きます) また灰色のぼかしは、これが(おそらく)見えるということを示します。その範囲では、現象は夕暮れに起こり、見るのは容易ではないでしょう。