ハードディスクに Guide を置く

1999年4月改定

 CD-ROM ドライブの無いラップトップ(あるいは、あなたの観測所に置きっぱなしになっている古いパソコン)で使えるように、Guide 6.0 とそれ以降の版をハードディスクに置くことができます。 今のところ、これを行うにはちょっと面倒ですが、これを行うのに簡単なユーザーインターフェースを追加するつもりです。

 一つ注意があります。速度の大幅な改善を期待するのでしたら、お考え直しください。 Guide が CD-ROM を読んで多量の計算や描画を行うのにかかる時間はさほど問題ではありません。(これはデータが高度に圧縮されていることによるもので、CD から読むのはほんの数バイドにすぎません。) しかしこのことは、リアルスカイや A1.0/A2.0 データを扱う時にはディスクのスワッピングを行うことを意味し、ラップトップで使う際バッテリー使用を伸ばします。

 現在、私は2つのハードディスク・インストールを試しています。 一つ目は、「完全」インストールで、CD-ROM にあるもの全てをコピーするものです。これは 670Mバイトを必要とするという不利があります。「完全」インストールでは、Guide は以前に使っていたように動きます。CD の代りにハードディスクからデータを取り込むデータ以外は。(訳注:CD からスワップファイルを作って利用するデータの意味だと思います)

 また、Guide CD-ROM からハードディスクに 11Mバイトだけコピーする「最小」インストールで走らせることができます。結果は「完全」インストールと比較してもそれほど変わりませんが、コピーしていない 98%のデータが使えません。 このモードで走らせた時は Guide は、惑星を現在の前後の限られた期間(約150日)、恒星は 7.0等以上、惑星データは(数秒の違いですが)低精度、そして変光星、銀河、散開星団、彗星、人工衛星、などが表示できます。 そのデータでズームイン・アウトでき、表示される天体をクリックできます(訳注:つまりは、天体情報を表示できるという意味か)。 全ての言語がサポートされ、アニメーション、印刷、そして望遠鏡コントロールの機能が使えます。

 とはいえ、得られないものもあり、"more info" をクリックした時の、天体についての詳細情報がそうで、少しか、あるいは全く表示されません。 "Go To..." 機能のほとんどは使えず、"Object not found" メッセージが返ってきます。 食/掩蔽モード(食地図)は世界地図を持っていますが、地図はズームインできず、詳細は与えられません。 全ての "user-added datasets"(クエーサーやパロマープレートなど)は省略されます。 リアルスカイ抜き取り機能は取り除かれます。

 いくつかのオプションを追加することを選択することも可能です。 例えば、\HIPP\LG_TYCHO.LMP をコピーすると、恒星の限界光度を 11.0等まで上げることができます(25Mバイトのコストがかかります)。 GSC ディレクトリの中のファイルをコピーすると、ハッブルの GSC が提供され、限界は 14 から 15 等になります(200Mバイトのコスト)。 そこで、どんな用途にはどんなファイルが必要なのか書くことにします。(あるいは、たぶん、希望する項目を選択して、それに必要な容量を確認し、選択がよければ "OK" をクリックするというユーティリティを作るでしょう。)

 Guide をハードディスクに置く手順(最小と完全の両方)は、以下のとおりです。

  • (1) Guide を CD から通常の方法でインストールし、再度通常の方法でウェブサイトから最新ソフトをインストールします。
  • (2) ハードディスクに C:\GUIDE_CD のようなディレクトリを作ります。このディレクトリに CD-ROM からディレクトリ構造を保持してコピーします。 (例えば、CD の \ASTEROID\ASTNAMES.DAT は、ハードディスクでC:\GUIDE_CD\ASTEROID\ASTNAMES.DAT とします。)
  • 「完全」インストールでは、ファイルマネージャーの "ドラッグ&ドロップ"や CD をコピーできます。 DOSでは以下のように XCOP コマンドを使います。

    xcopy f:*.* c:\guide_cd /s

    '/s' は XCOPY のスイッチで、fドライブ(あなたの CD ドライブ)からGUIDE_CD ディレクトリへ、サブディレクトリも全てコピーするものです。

    「最小」インストール」では、それを行うためにこの MINIMAL.BAT をダウンロードします。上のようなケースでは、以下のようにします。

    minimal f: c:\guide_cd

  • (3) Guide ディレクトリのテキストファイル STARTUP.MAR を、編集する。それは次のようなものです。

    18 drive f:\

     これをこのように変更します。

    18 drive c:\guide_cd\

     この他に"63 real CD f"という行がありますが、これは変更してはいけません。 これはリアルスカイと A1.0 の CD-ROM のためのドライブ名で、そのためあなたの CD ドライブ名と正しく合っていないといけません。
  •  ここまでやると、Guide を CD 無しでハードディスクだけで動かすことができます。

    「完全」インストールについて: 希望するなら、ハードディスクにコピーした多くのファイルを削除することができます。 例えば、COMBINED、COMPRESS、ELP、IMAGE、NLTT、RADIO、TABLES、そして VOYAGER ディレクトリの下の全てのファイルは、大した問題なく取り除くことができ、約 50Mバイトを助けることができます。他のファイルを削除すると、不利なことになります。例えば、

  • ASTEROID\ASTEROID ディレクトリの下には、軌道要素のサブディレクトリがあります。それぞれのディレクトリは 1000日毎のもので、例えば ASTEROID\ASTEROID\2450 のデータはthe interval JD 2450000(1995年10月9日)から JD 2451000(1998年6月5日)までの期間の小惑星の軌道要素を含んでいます。
     もし Guide で小惑星の位置を、過去にも未来にも計算させないつもりであるなら、それに相当するディレクトリを削除することができます。上の例のように、2451 ディレクトリは 2452000(2001年3月21日)辺りに、「今夜小惑星がどこにいるか」を示すのに必要な全てを含んでいます。これは Guide 7、8、9 以降もそうです。 その上小惑星の軌道要素は、多量のディスクスペースを消費します。この 2451 ディレクトリを残して他全ての軌道要素を削除すれば、120Mバイトを救うことができます。


  • GSC ディレクトリでは、GSC 1.1 が、圧縮データで 200Mバイトが置かれています。これは赤緯で 24 の"ゾーン"、それぞれが高さ 7.5度に分けられています。これは、遠い南天(あるいは遠い北天)のゾーンを削除してスペースを空けてもいいです。


  •  A1.0 やリアルスカイデータをそれぞれの CD-ROM からを抜き出す機能を使わないのであれば、REALSKY ディレクトリを削除できます。しかし残念ながら、これはたった 2Mバイトしか空けられません。


  • 食/掩蔽表示システムを使わないのであれば、GEO ディレクトリを削除できます。


  • GALAXIES ディレクトリの全てのデータは削除することができます。Guide はこれらの天体を正しく表示します。しかし "more info" を尋ねた時、削除されたカタログからのデータは表示されません。( Guide はデータが見つけられないことを処理するのに長けています。) また、これらの天体へ "Go To" することもできなくなります。


  • BSC(2 MB)、DM(7 MB)、HD(38 MB)、PGC(19 MB)、SAC(4 MB)、SAO(10 MB)のディレクトリ、そして WDS(7 MB)ディレクトリと、\PPM\PPM.DAT(22 MB)、\HIPP\HIP_COMP.DAT(24 MB)、\HIPP\TYC_EXT.DAT(19 MB)のファイル、そして VARIABLE ディレクトリの VARIABLE.LMP(13 MB)を除く全てのファイルを削除することができます。 しかし上のような問題(それぞれのカタログの "more info" や "go to" の欠如)が起こります。あなたも多くの人のように、あなたの興味がこれらのカタログの全てに含まれいのでしたら、少しの不利で少しのスペースを空けることができます。


  • 他の言語のためのファイルの削除に付いて何回か尋ねられます。これを行うのはちょっと面倒です。というのは、 CD にたくさんのファイルがあるからです。その上、スペースはそんなに大きくはありません(おそらく 3Mバイト)。 しかしながら、TEXT ディレクトリの、これらのファイルを削除できます。
  • ファイル名            サイズ     用途
    ALLDAT.TLE          1254183    巨大な人工衛星データ( .TLE)ファイル
    IHELP.TXT            479758    イタリア語ヘルプファイル
    DHELP.TXT            476229    ドイツ語ヘルプファイル
    BHELP.TXT            437910    オランダ語ヘルプファイル
    AAVSOMAP.UOV         286048    AAVSO マップ オーバーレィ
    GCVS.NOT             261718    変光星のいくつかの記述
    GEO.TLE               94299    静止衛星の軌道データ
    SUPERNOV.NAD          91247    超新星データ(ドイツ語)
    SUPERNOV.NAI          73729    超新星データ(イタリア語)
    

    それぞれの削除は、それほど大きなスペースが空かない割に、労力を要ります。