Guide の .ETB("Event table")フォーマト

Guide の1999年12月29日バージョンで、イベントの 'miscellaneous'(各種)リストを表示させる新しい機能ができました。 この機能は Guide のユーザー追加データセットの機能に似ていて、自作の ASCII ファイルをリストに追加することができます。

それぞれのリストは、 .ETB no拡張子のファイルに収められています("English-language TaBle" ではなく "Event TaBle" です。このファイルの翻訳についてのお知らせはこちら)。 現在、Guide は次のような8つのファイルを持っています。2000年に日本、ヨーロッパ、そして北米で見られる小惑星による食、惑星の相互食、など。これらはイベント処理がどのようになるのかの例にもなります。

リストの一つ、 constant.etb は、単に物理定数を登録したものです。これの主な用途はわがままなもので、このような理由によるものです。私がいくつかのよく使う数値、原子質量や、アボガドロ数といったものを忘れないように。 しかしこれは .ETB ファイルがイベントのリストを提供する以外にも利用できることを表わしています。

見ると分かるように、 .ETB ファイルは ';e' の行で始まり、イベントのテーブルの名前が続きます。この名は "Tables" → "Miscellaneous" のイベントテーブルのリストボックスに表示されます。 これにコメントが続き( ';' に頭にして)、そしてリストの本文となります。

キーワードは脱字記号(^)で囲まれています。例えば JUP_MUT.ETB (ガリレオ衛星の相互の食や掩蔽のテーブル)で、衛星名と "Dynamical Time" という語句が脱字記号で囲まれ、Guide はこれらを天文小事典の項目と分かります。

Guide に任意のイベントへのリンクと知らせるには(リンクはピンク色で表示されます)、設定が少し面倒です。 これらも脱字記号で囲まれます。'//'(二つのスラッシュ)に続くテキストとコマンド列を Guide は解釈します。ここに例として JUP_MUT.ETB から「コマンドリンク」を示します。

//td 4/ 6/1996 14:21:26;gp12

この場合、'td' は Guide に(Dynamical)time が 4 June 1996 の 14:21:26 であると知らせます。 ';' はコマンドの区切りに使われます。そして 'g'は 'go to' を意味し、続く 'p' は惑星を意味します。そして '12'は惑星(12=Europa)を示します。

今の所、このようなコマンドはそんなに多くはありません。おそらく作られたリストが新しいコマンドを要求することでしょう。しかし現在は、このようなものがあります:

j(番号);
 特定の JD(ユリウス日)をセットする
t(日付);
 世界時(UT)の日付をセットする
td(日付);
 力学時(TD)の日付をセットする
gp(番号);
 惑星(番号)へ移動、0=太陽、1=水星、 ...9=冥王星;10=月
ga(番号/符号);
 小惑星(番号/符号)へ移動
gs(名前);
 人工衛星(名前)へ移動
gr(赤経、赤緯);
 任意の赤経や赤緯へ移動。度の単位。

現在の .ETB ファイルらが、これら全てを使っていないことが分かるでしょう。残りは Guide が使うのを待っています。例えば、小惑星の見え方のリストを作ったとき、Guide は日時にリンクを付けて Guide がその衛星に移動できるようにした一時ファイルを作成します。 (一時ファイルは TEMPHELP.TXT で、これはヘルプや 'more info' をクリックしたり、いろいろなテーブルを作った時に作成されます。)

イベントテーブルの翻訳: 翻訳には二つの方法があります。 「簡単な」方法は、データセットの名前だけを翻訳するもので、「難しい」方法は、全く新しいテーブルを作ることです。

「簡単な」方法の例として、2000年にヨーロッパで見える小惑星の食のリストである ASTEUR00.ETB, の最初の2行を見てください。次のようになっています。

;d KP Occn. Europe für 2000
;e Asteroid occn's Europe 2000

デフォルトでは、英語の ';e'のテキストが全ての言語で使われます。追加した ';d'の行は、Guide をドイツ語('d'='Deutsch')で走らせたときに、リストボックスのテーブルの名前にこれが使われることを意味します。 フランス語には ';f'行を追加する、という具合にです。これが「簡単な」方法です。 これはすぐにできます。しかし残念ながら、データセットの名前を変えるだけです。

「難しい」方法は、 ASTEUR00.ETB, を ASTEUR00.ETB のように、完全に翻訳したバージョンを作ることです。