医療

1998年3月13日(金)午前11時から、日本テレビで放送された 番組「からだ元気科」を見た。 「動脈内注入化学療法」といい、いままでのように静脈からでなく、 動脈からがんのところに集中的に抗がん剤を注入するもので、 効果が大きくて副作用も小さく、実際に末期がんから生還した 人のリポートをしていた。 そこで紹介されていた、埼玉県富士見市の「三浦病院」は、 妻の病気のことである方に相談した時に、その方の 東大医学部の同窓生と いうことで、紹介されたところだった。

病気があっという間に進行してしまい、転院する余裕もなかったが、 もし勤め先が以前の埼玉だったら、なんとかなったかもしれない とも思ったりする。 やはり、運命なのだろう。

振り返って見れば、お腹が痛くなってから、かかりつけの内科で 最初に診てもらい、いろいろ検査をしてもらったが、原因が わからなかった。 聞いた話では、その内科の先生は消化器の権威だそうだが、結果的に 役にたたなかった。

入院した病院では、親身になって見てくれた看護婦さんもいたが、 こちらの状況を面白半分に眺めていたり、おざなりな対応のような 印象を受けた人も多かった。 亡くなってからでも、必要な書類を書いてもらうように頼んだのだが なかなか書いてくれず、再三催促してやっとできた有り様で、当然の ことながら葬式にも来ないし、誠意というものは全く感じられなかった。 もちろん、がんを切って命を救わなければならない患者がたくさん待って いるのだから、すでに手遅れで手の施しようがない患者や、すでに 死んでしまった人間に関わっている暇はないのだろう。 でも、自分たちだって、同じように死んで行くということが わからないのだろうか? そのような想像力があれば、最後を迎えようとしている者や、 家族を亡くした者への対応も違うと思うのだが。

終末医療について理解のあるところで、最後の日々を過ごさせたかった。


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Last modified:1998.3.27