山陰フィル第33回定期演奏会 

ブラームス 交響曲第3番

バッハ、ベートーヴェンと共に音楽界の「三大B」と呼ばれるブラームスは、 ドイツを代表する作曲家です。「四大B」とする時には「ビートルズ」!を 入れようと言ったのは誰でしたっけ?ともかく、ブラームスは1833年ハンブルク に生まれ1897年ウィーンで亡くなりました。生涯で4曲の交響曲を作曲しましたが、 ベートーヴェンの9曲の交響曲があまりに偉大だった為か、第1番の交響曲を完成 させるまでに20年以上の歳月を要したのは有名です。楽器の編成についてですが、 オーケストラの中で最低音を出せる楽器をご存知でしょうか?(筆者の記憶が間違い でなければ)答えは「コントラファゴット」で、ブラームスは2番以外の交響曲で この楽器を使っています(2番では代わりにチューバを使用)。
目立つメロディーを担当する事は滅多にありませんが、所々でオーケストラの 響きを支えるこの楽器の音に注目していただける様になると、クラシック音楽の 「通」と言えるかもしれません。今日のコンサートでも名手が演奏致しますので お楽しみに。さて、この交響曲第3番は4曲の中で最も短くて、演奏時間は三十数分 です。ブラームス50歳の時に、温泉地として有名なウィースバーデンで作曲され ました。きっかけとして、若いアルト歌手への恋愛感情があるとも言われています。 恋愛は全ての活動の源泉なのでしょうか?

第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
冒頭の和音に続いて、バイオリンが6拍子の輝かしい第1主題を奏でます。 第2主題はクラリネットによる9拍子のメロディーで、譜面でこの楽章に出てくる 拍子はこの2つだけですが、聞いているともっとたくさん色々なリズムを感じ取れる と思います。その分、演奏難度も最高かもしれません。
第2楽章 アンダンテ 楽章全体でクラリネットとファゴットが大活躍します。 中間部では、ビオラ、チェロなどに、いかにもブラームスらしいメロディーが現れ、 最後の方で切々と歌い上げるバイオリンのメロディーにも、一生独身だった ブラームスの秘めた情熱?が込められている気がしてきます。
第3楽章 ポコ・アレグレット 最初にチェロで始まるメロディーはとても 有名で、耳にされた事がある方も多いでしょう。少し前に時代劇映画のCMでも 使われていましたし、あの
「のだめカンタービレ」のドラマの中でも流れて いました。ついついそのメロディーが注目されてしまいますが、中間部の儚げな 表情も素晴らしいです。
第4楽章 アレグロ 弦楽器とファゴットで演奏される主題を引き継いで、 木管楽器が
メロディーを演奏しますが、その時表面には現れないかもしれません が、ビオラとチェロが大変な動きをしています。第2主題はチェロとホルンで始まる 雄大なもので、その後金管楽器も入り混じり、激しいバトル?が繰り広げられますが、 最後は1楽章冒頭のテーマが思い出され、静かに終わります


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Makoto Kimura